ELECOM(エレコム)は、パソコンやスマホ周辺機器を取り扱うメーカーです。
多くの方がELECOMの商品を利用しているのではないでしょうか。
私もその一人です。
将来の配当収入を増やすことを目標に、増配銘柄、増配力のある銘柄への投資を継続していますが、エレコム(6750)は、成長力も高く、増配力もある銘柄です。
エレコムの配当推移、株主優待、業績の推移についてまとめてみました。
高い株主還元!11期連続増配銘柄
まずは、株主還元について見ておきます。
配当金推移
エレコムは、配当性向30%以上を目安にしており、配当金は11期連続の増配を予定しています。
1株当たりの純利益(EPS)の上昇もきれいにあがっており、その上昇に合わせて、無理なく配当金を増やしています。
目安である配当性向30%程度で推移し、増配率も10%前後と高く推移していますね。
業績が好調なので、理想的な形ですね。
エレコムの株主優待
エレコムの株主優待です。
3月は、2000円相当(100株以上)の自社製品をもらうことができます。
保有株が1000株以上であれば、5000円相当になりますね。
また、1000円相当のクオカードをもらうことができるので、魅力的。
ちょうど株価がコロナショックの影響で下がっているので、ねらい目かなと考えています。
【2021年3月の権利確定日】
- 3月末日が権利確定日の権利付き最終日は3月29日(月)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、3月30日(火)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
【2022年9月の権利確定日】
- 9月末日が権利確定日の権利付き最終日は9月28日(水)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、9月30日(金)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
エレコムの業績
エレコムの業績も確認しておきます。
エレコムは、経常利益率も高く、業績も成長力高く推移していますね。
リーマンショックのときはさすがに前年比割れを起こしていますが、それ以降は順調に業績を拡大させてきています。
EPSの伸びも素晴らしいです。
エレコムの強み
エレコムは、パソコンやスマホなどの周辺製品メーカーとして確固たる地位を築いています。
また、工場を持たずに、製品の開発や販売を手掛けるファブレスメーカーです。
一見、参入障壁が低そうな感じもしますが、商品点数約17000点を有し、市場のトレンドに合わせて入れ替えていく力は、参入障壁は決して低くなく、むしろ高いと言えます。
約3~4年で、すべて入れ替わるそうです。
その証拠に、BtoC部門では、マウスやスマートフォン保護シートなど、13部門でトップシェアを誇っています。
家電量販店に行けば、必ずELECOMの商品と出会うことができますよね。
デザイン力も高く、持ちたい・買いたいと思える商品ですね。もちろん、機能面、性能面も良いのです。
日本全国をカバーする営業網を有していますので、顧客からの声を吸い上げ、商品に展開する十分な体制を有しています。
私が最近エレコムに興味を持ったのは、エレコムのセレクトショップの存在です。
下記資料の右側です。
最近、ちらほらと見かけるようになり、店舗を訪れると非常にワクワクします。
PC・スマホの周辺機器、ストレージ(HDDなど)、ネットワーク機器(無線LANなど)は、商品は見ているだけでそそられます。
BtoB事業
個人客向けが主力ですが、BtoB事業にも力を入れており、売上の約3割強に至っています。
17年から19年3月期に向けて、約1.9倍と急成長ですね。
堅牢タブレット、監視カメラ市場への参入、また、作業員などへの作業音検知システムなどウェアラブル端末にも参入しています。
5Gが普及していけば、同社もこの分野での成長がさらにできるのではと期待しています。
ROE・ROA推移
ROEも高く推移しており、目安となる8%を大きく超えています。
15%以上あれば、さらに良いので、エレコムはこの点をクリアしていますね。
エレコムのキャッシュフロー
エレコムのキャッシュフロー推移です。
営業キャッシュフローを毎年プラスで、現金を稼ぐ力がありますね。
ファブレスメーカーのため、設備投資などの負担もなく、安定して現金創出ができていますね。
ファブレスメーカーの有名どころでは、日本ではキーエンスや任天堂ですし、海外ではAppleですね。
営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー÷売上高)も高く推移しています。
エレコムの財務
有利子負債はほとんどなく、自己資本比率も高く鉄壁の財務です。
エレコムの株価・株式指標
エレコムの株価を見ておきます。
このところ、コロナショックで軒並み株価が下がっていますが、エレコムも例外ではありません。直近高値からは、34.9%下落しています(3月18日時点)。
エレコムはファブレスメーカーなので、生産を委託しているわけですが、約5割は海外に頼っています。
そして、その多くは中国や台湾メーカーであるため、商品調達の懸念があり、ダイレクトに株価に反映しています。
長期チャートで見ると、一休みといったところです。
コロナウイルスの影響で、どれだけ商品調達に影響を及ぼしているかが見えないなかでは、やや投資しづらいと言えます。
魅力的な銘柄ですけどね。
6750 エレコムの株価指標 | |
株価 | 3,095(20年3月18日)最新の株価はこちら |
PER(予) | 15.73 |
PBR(実) | 2.71 |
ミックス係数 | 42.61 |
配当利回り(予) | 2.0% |
配当性向(予) | 31.0% |
増配率(3期平均) | 10.7% |
PEGレシオ | 1.59 |
営業利益率(予) | 13.0% |
ROE(実) | 15.2% |
ROA(実) | 10.5% |
ROIC(実) | 17.7% |
営業CFマージン(実) | 8.9% |
自己資本比率(%) | 65.0% |
D/Eレシオ | 0.0 |
6750 エレコムの総合利回り | |
配当利回り | 2.0% |
優待利回り | 1.0% |
総合利回り | 3.0% |
※優待利回り3000円で試算 100株保有 |
ただ、連続増配を続けており、2012年8月に500円程度で買えていれば、取得ベースでの配当利回りは12%にもなっています。
増配株の魅力ですね。
エレコムは魅力的な銘柄
エレコムは、ファブレスメーカーとして、収益力が高く、増配株としても魅力的ですね。
株主優待もあるので、長期保有向き。
しばらく株価は厳しいかなと考えますが、成長路線は続いており、ウォッチ銘柄。
無理のない増配(配当性向30%程度)を続けており、今後もエレコムの商品は市場にあり続けると思います。
エレコムの商品は欠かせないものですし、非常に魅力的な銘柄と言えますね。
ではでは。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
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