四季報夏号（2022）を読むのが最近の日課です。
すでに決算発表で見ているものの、やはり今期と来期の四季報予想が見れることや、スクリーニングでは得られない俯瞰的に銘柄を見れる点も四季報を読むメリットと感じます。
さて、今回も気になる銘柄として3銘柄を取り上げたいと思います。
株価はひとまず盛り返しているように思いますが、成長力のある銘柄はのんびり保有し続けておきたいと言えますね。
今夏も自分の備忘録としてまとめておきます。
あくまで私の独断による銘柄選出なので、参考程度にしていただき、実際に購入されるかは必ずご自身でご判断いただきたい。
ニッチトップで強みあり！優良銘柄３選
それでは、見つけた3銘柄を見ていきます。
6323 ローツェ
半導体ウエハ搬送装置/ロボットメーカーの同社は、広島県福山市本社に置く地方優良銘柄。
TSMC（大手台湾ファウンドリー）の巨額投資（2022年度は約4兆円！）も追い風で、同社の業績もすこぶる好調です。
半導体市場は2030年には2020年比で約2倍に成長する巨大市場ですので、同社の製品も売れ続けるでしょう。
半導体ウエハ搬送装置は、調べた限りでは世界トップシェアを同社が誇り、ライバルはナスダックに上場していますが利益率は同社の3分の1程度ですので、同社が優位、強みがあると言えますね。
四季報予想の23年2月期PER10.2倍ですが、足元の株価（8830円）で見るとPER8.4倍とかなり割安ですね。
財務面では、自己資本比率51.4％、有利子負債200億円、現金同等物236億円、ネットDEレシオ-6.1％と強固な財務。
また、配当も増配傾向ですが配当性向10％程度とまだまだ低水準。
ROE40％と効率的な経営ができていますね。楽しみな会社です。
受注残高も高水準ですので、まだまだ成長が期待できそうです。
半導体関連銘柄は、いったんどの銘柄も落ち込んでいますが、長期的にはあまり心配しなくてよいかなと考えています。
端株含めてですが、ローツェや東京エレクトロンなども買いました。
7839 SHOEI
2銘柄目は、高級ヘルメット製造世界首位のSHOEIです。
一巡目の四季報読破では、記憶では同社が一番良かったように記憶します。
株価もこんな相場にも関わらず、好調で年初来高値を更新していますね。
財務面は自己資本比率76.7％、有利子負債ゼロ、キャッシュフローは営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローが毎年プラスと極めて安全性の高い会社ですね。
7839 SHOEI キャッシュフロー マネックス証券より
7839 SHOEI 業績 マネックス証券より
うーん、ホントにすごい会社ですね。
2輪需要は高まっていますので、ヘルメット需要も旺盛ですね。
私はバイクに乗らないのですが、同社のヘルメットは需要が高く、それが業績にも表れていますね。
日本が誇る最強銘柄のひとつとも言えるのかなと思います。
1414 ショーボンドHD
最後に、橋梁や道路などインフラ補修工事でトップのショーボンドHDです。
造らない建設会社で、高速道路などに強み。
有利子負債ゼロ、自己資本比率77.8％、現金同等物230億円、最強株です。
株価も好調ですね。
増配が続く12月決算銘柄として、分散投資先としてほしいですが、すこぶる株価が堅調。
1414 ショーボンド キャッシュフロー マネックス証券より
配当は15期連続で増配予定
であり、株主還元にも積極的である点は魅力的ですね。
約10年で配当はなんと5倍にも増やしています。
今後も道路や橋梁補修は永続的に出てきますし、同社の業績は着実に伸びていきそうです。
PERは四季報記載で25.7倍とやや高いですが、安値平均PER21.2倍に近い水準ですね。
四季報で見つけたニッチトップ超優良企業
超優良企業のニッチトップ企業ですね。
- ローツェ（6323）
- SHOEI（7839）
- ショーボンドHD（1414）
ローツェの株価は軟調ですが、SHOEIやショーボンドHDは株価も堅調ですね。
下落時にも強いのは、頼もしい銘柄ですね。
四季報3800銘柄のなかからこれだ！と思う銘柄を見つけるのは至難の業ですが、ずっと見ているとキラリと光る銘柄に出会えるものですね。
年4回出る四季報で、1冊だけ買うとしたら間違いなく夏号。
上場企業の約6割にあたる3月決算企業の最新決算が搭載され、2期先の決算予想まで出ているのが今回だからです。
重要な一冊と言えるので、何度も目を通したい号といえそうです。
分厚い四季報を読み切る自信がない・・・という方には、厳選された500銘柄に絞ってくれている厳選500銘柄がおすすめです。
Kindleでも読みやすいです。
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様々な指標（PERや配当）などのランキングもしてくれていて、こちらは本体よりも充実しています。
入門編ではこちらを読んでみよう。
今回の四季報で見つけた高配当株の記事はこちら。
また、PER×PBRで見た超割安銘柄の記事はこちら。
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