配当金という不労所得がコツコツ増えていくと、人生の選択肢が増えていきます。
配当利回り3%以上の銘柄は、一般的に高配当株と言われるようですが、高配当株は魅力的。
ただし、業績が悪かったり、成熟企業であったり、株価がなかなか上がらない銘柄もあります。
低配当の銘柄であっても、増配力のすごい企業で、10年以上増配を続けることができれば、保有株の高配当を手に入れることができます。
最初は高配当から投資を始めましたが、私の理想的なのは取得ベースでの高配当(+大きな含み益)です。
5期~9期と10期未満の増配株が、「もし」今の増配ベースを守れたら?
10期未満の連続増配株5選
ちょっとタラればの話です。
私はこういう妄想が好きなのですが、もし今の増配率が将来にわたって続いた場合、配当金はどうなるでしょうか。
抽出した5銘柄の配当利回りは、わずか1.1%です。
決して高い配当利回りではありません。むしろ、低い配当と言っていいでしょう。
ただし、この5銘柄は増配を続けている銘柄です。
この増配率が続けばどうなるのか?
5年後には、配当利回り3.4%と高配当に入り、さらにその5年後となると、
な、なんとですよ!
配当利回り18.2%
にも上がります。すごいですね。
いま買えばわずか1.1%の配当金しかもらえないのが、10年後には18%にも上がるわけです。
タラレバですが、実際に過去こうした銘柄は数多くあります。
どんな5銘柄?
では、どんな銘柄か見ておきましょう。
もちろん、サンプルであり、将来の配当は分かりません。また、推奨しているわけでもないですので、注意してください。
じゃじゃん!
銘柄名(増配年) | 株価 | 配当利回り | 配当性向 | 増配率 (3期平均) |
6199 セラク(5年) | 1,980 | 0.3% | 8.1% | 28.0% |
7172 JIA(5年) | 1,243 | 2.6% | 24.5% | 52.9% |
3663 アートスパーク(6年) | 1,572 | 0.4% | 22.3% | 20.6% |
6196 ストライク(6年) | 5,610 | 0.5% | 24.9% | 46.4% |
7164 全国保証(10年) | 4,100 | 2.3% | 26.7% | 15.7% |
JIAと全国保証は保有銘柄です。ストライクは保有していたのですが、血迷って売却してしまい後悔しています。
いずれも配当性向はかなり低く、減配リスクは小さいと感じます。
加えて、5銘柄の3期平均の増配率は32%と非常に高いですね。
5期~9期、増配を続けていますので、今後も増配期待がありますね。
6199 セラク
セラクを取り上げてみました。
ITソリューション会社で、農業DX銘柄としても注目です。
IoTを手掛ける銘柄として、業績の好調が続いていますね。
今の配当利回りは0.3%と非常に低いですが、増配率は非常に高い銘柄です。
業績も好調で、利益成長も素晴らしいです。
農業IT銘柄は、数も少ないので、注目しています。
IoT銘柄としても着目しておきたいですね。
3663 アートスパーク
自動車中心の組込ソフト開発、マンガ・イラスト・アニメ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」販売などを手掛けるアートスパーク。
自動車の組み込みソフトは赤字ですが、自動運転など将来性があるとみてます。
配当性向は徐々に上がっていますが、まだ20%程度と低く、増配も順調ですね。
クリエーターサポート事業は、galaxyに搭載されたり、東映アニメーションが採用したりとサブスク事業でもあり、将来性ありとみてます。収益力も高いですね。
20年12月期は、業績が上向き、利益も上昇しています。
クリエイターサポート事業は、デジタル技術でコンテンツ制作をする事業ですが、コロナ禍で全世界で需要が伸びたそうです。
サブスクモデルも展開しています。
7172 ジャパンインベストメントアドバイザー
オペレーティング・リース事業などを展開しているジャパンインベストメントアドバイザー。
今期はコロナ禍の影響で、業績悪化していますが、売上は成長しており、同業のFPGがボロボロ決算と比較するとかなり堅調です。
100株保有で1000円分のクオカード優待がもらえますが、長期保有で5000円優待にもなるので、魅力的な銘柄。
配当金もきちんと増配力がすごく、配当性向はまだ20%台と低い状況です。
景気に左右されやすい事業モデルなので、将来の安定配当についてはやや疑問符ですが、節税対策は今後もニーズのある事業。
懸念は税制改正です。
今期(20年12月期)はコロナの影響が大きいものの、思ったよりは業績を落としておらず、来期以降の復活期待です。
6196 ストライク
事業承継によるM&A仲介に強みを持つストライク。
譲渡先・買収先の双方から仲介報酬を得る収益モデルですので、非常に利益率が高いのも特徴ですね。
上場以来、増配を続けており、株主還元にも積極的です。
まだ、配当性向は25%程度と低く、十分な増配余力を有していますね。
中小企業の再編は、菅内閣でのテーマの一つですので、ストライクは注目企業の一つ。
7164 全国保証
住宅ローンの保証をしている会社でなかなかユニークな会社です。
通常は、銀行系列が多い保証会社ですが、独立系ということでジワジワとシェアを上げています。
上場以来増配を続けており、中期経営経過でも更なる増配を目標としています。
配当性向は徐々に上がっていますが、営業利益率70%超えという超がつく高収益企業ですので、増配は期待できそうです。
株主優待もあるので、長期保有にうってつけですね。
未来の10期連続増配株を探す
私は、将来の増配力が高そうな銘柄への投資を基本としています。
無配当の銘柄に投資しないわけではありませんが、増配が続いている銘柄は、そのビジネスモデルの優秀さが如実に表れている証拠でもあると考えます。
不労所得が増えることは嬉しいですものね。
捕らぬ狸の皮算用をもう一度載せておきます。
低配当銘柄であっても、増配が続けば、取得ベースでの高配当も実現できます。
もちろん、一つの銘柄を長期保有することはかなり難しいものですが、夢がありますね。
増配年がシングルの銘柄は、要チェックです。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
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