積立投資をしているひふみ投信 は人気の投信ですが、2018年のリターンはズタボロでした。
圧倒的に悪かったパフォーマンスと言っても過言ではないと思います。
長期での積立を考えていますので、継続していますが、マザーズ市場への上場の件もあり、一部解約をしています。
それが幸いしたこともあり、金額的には微々たる損失です。結局、上場は延期されましたが。
そのひふみ投信の2018年のリターンを見てみます。
2018年のひふみ投信は23%ダウン
2018年のひふみ投信 は、全く冴えない一年でしたね。
Yahoo!ファイナスより基準価格をコピペしてグラフ化してみると、2018年はほぼほぼインデックスを下回った1年となっています。
特に10月以降の下げがきついですね。
株価の変動が大きかった年末には、緊急レポートをバンバン出していました。
インデックスファンドとのパフォーマンスで比較してみると、
- ひふみ投信 ▲23%
- 日経225 ▲13% ※ニッセイ日経225インデックスファンド
- 楽天全米VTI ▲9%
日経平均にさえ大きく劣るパフォーマンスとなっています。
日経平均株価も7年ぶりの下落、アベノミクス始まって以来の年間マイナスの収益でしたが、ひふみ投信にとっても、ホルダーにとっても辛い1年でしたね。
ひふみ投信に浮上はあるか
ひふみ投信は、これまでTOPIXを大きく上回るリターンを上げてきています。
2016年のカンブリア宮殿の放送の影響以降、純資産額の伸びが顕著です。
人気化して、お金が集まっているわけですね。
改めてグラフを見ると、すごいお金が集まっています。
よくいわれるのは、お金が増えると投資効率が落ちるということです。
自分のお金でも置き換えると想像しやすいですが、運用額が大きくなれば、それだけ株価の上下による運用益・損失額が大きくなります。
また、金額が大きくなると、ひふみ投信が得意としていた中小株への投資も難しくなります(投資額が大きくなれば、その中小株への影響は大きくなりますからね)。
自然と、大型株への投資も増えていっています。
投資先も増加しているのが影響か
2014年以降の銘柄数で見てみると、2014年1月度は87銘柄であったのが、
2018年11月では231銘柄に増加しています。
増える純資産額に対応するように、大きく銘柄数を増やしていますね。
- 2014年1月レポート 87銘柄 純資産232億円
- 2015年1月レポート 103銘柄 純資産378億円
- 2016年1月レポート 122銘柄 純資産1000億円
- 2017年1月レポート 130銘柄 純資産1235億円
- 2018年1月レポート 213銘柄 純資産6798億円
- 2018年11月レポート 231銘柄 純資産7675億円
※純資産額はひふみ投信マザーファンド
2014年1月度には、マザーズ市場に10%ほど投資していましたが、2018年11月度レポートではわずか2%ほどとなっています。
東証1部、海外株と合わせて90%ほどとなっていますね。
ファンドの大型化による影響が出ていない・・・というのは言えず、「出ている」というほうが素直に受け入れられる事実ではないでしょうか。
業種別ポートフォリオの比率変遷
業種別のポートフォリオ比率を見てみると、「サービス」や「小売」の割合が多くなっていますが、近年では「電気機器」の割合が増えていますね。
2014年1月
2015年1月
2016年1月
このあたりから「情報・通信」に関する割合が増えてきていますね。
2017年1月
2018年1月
2018年11月
ひふみのポートフォリオを見ながら、株価上昇、下落の大きい業種を見ていくのもいいかもしれません。
2018年は、融資偽装で揺れたTATERUに投資しており、底値で売却するという判断の遅さも見られました。
規模が大きくなってきている、銘柄数が増えている障害かもしれません。
長期投資を見据えていこう
すぐにひふみ投信 を解約するという判断はしません。
むしろ、株価が暴落しているいま解約するのは、いたずらに資金を減らすだけです。
積立投資でコツコツと投資をしている状態なので、投資する資金量も毎月一定額であり、一括投資のような大きなダメージはありません。
2018年のパフォーマンスは大変残念なものですが、投資資金を回収するのはまだまだ先を考えているので、続けていこうと思います。
過去のパフォーマンスでは、圧倒的にインデックスファンドに勝ってきたひふみ投信 。
積立投資は長期・分散が基本
積立投資先は、ひふみ投信だけではありません。
インデックスファンドである全米市場に投資する「楽天全米株式インデックスファンド」へも積立しています。
2018年の値動きをもう一度、掲載してみると、
NYダウ平均株価も大きく下がった2018年でしたので、全米市場に投資する楽天全米株式インデックスファンドも下がっています。
ただ、その下がり具合は軽微な範囲です。
インデックスファンドへの投資は、長期運用に向いている投資先です。また、全米市場への投資はその中心といえるのではないでしょうか。
ひふみ投信一本などではなく、広く分散投資をしていくことで、下落時の緩衝材にもなっていきます。
積立投資の良い点は、買うタイミングや資産を分散させ、続けていけることです。
私は今年も積立投資を続けていきます。
楽天証券では、楽天カードによる積立投資(月5万円まで)が可能であり、500ポイントをもらうこともできるので、最も使いたい証券会社です。≫ 楽天証券
2019年のひふみはどんな1年を見せてくれるのでしょうか。
これからもウォッチしていきたいと思います。
≫ ひふみ投信
コメント