会社員をしながら、この2年は配当金の魅力を再認識し、配当金目的の投資をしています。
値上がり益を狙う才能がないので、のんびりと買った株を保有し続ける方針です。
配当利回りは、東証上場企業の平均が2%程度ですので、100万円投資しても「たった2万円」と思うか、「2万円も」と思うかは人それぞれです。
私自身は、前者の気持ちが強かったですが、最近は後者です。
計算できる、比較的安定した利益ですので、会社員の給料以外の収入源と考えたときにとてもよい方法だと感じています。
2018年は税引後約55万円の配当金を受け取り、バカにならない金額に育ってきました。
では、配当金生活にはどのくらいの投資資金が必要でしょうか。
試算してみました。
配当金生活に必要な投資額
配当利回りが高いということは、それだけ株価も低いことも同時に意味します。
たばこ株のように安定配当株であっても、株価下落で含み損が出ています。
目的は配当金というキャッシュフロー作りなので、気長に保有し続ける方針ですが、配当金生活に必要な配当利回りをどのくらいに設定するかというのが悩みところです。
ということで、利回り別に見てみます。
全て税引後で考えてみましょう。
税引き前で考えても使えないお金(税金)は、私たちの生活に影響しませんので、税引後で考えるのが大切です。
余裕を見て、年間500万円の配当金受け取りを考えた場合です。
- 配当利回り3% ÷ 500万円 = 約1.6億円
- 配当利回り4% ÷ 500万円 = 約1.25億円
- 配当利回り5% ÷ 500万円 = 約1億円
税引後5%というのはなかなかハードルが高いですが、最低でも1億円以上の投資が必要となります。
1億円以上を保有している世帯は、野村證券の調査によると、わずか2.3%しかいませんので、ほとんどの人が無理ゲーですね。
1億円というのは、ホント夢の数字です。
株雑誌などを見ていると、1億円超えの人がたくさん出てきますが、投資や事業などもしながら1億円というのを作っていきたいものです。
配当金生活は夢のまた夢という感じですね。
1億円から2億円を投資した場合の配当金収入の目安です。
投資額 | ||||||
配当利回り | 10,000万円 | 12,000万円 | 14,000万円 | 16,000万円 | 18,000万円 | 20,000万円 |
2% | 収入200万円 | 240万円 | 280万円 | 320万円 | 360万円 | 400万円 |
3% | 300万円 | 360万円 | 420万円 | 480万円 | 540万円 | 600万円 |
4% | 400万円 | 480万円 | 560万円 | 640万円 | 720万円 | 800万円 |
5% | 500万円 | 600万円 | 700万円 | 800万円 | 900万円 | 1,000万円 |
2014年から配当金生活を送られている投資家www9945さんは、3億円以上の資産を築かれています。
億り人になるのは、配当金生活を送るのは必須ですね。
配当金再投資の魅力
投資をしていく上では、複利運用が欠かせません。
得られた収益を新たに投資することで、投資金額が膨らんでいきます。
投資信託による積立投資と比較して、配当金再投資のデメリットは、配当金を受け取るたびに課税されるため、投資効率が落ちることです。
ただ、配当金再投資の最大のメリットは、投資資金が増えていくことです。
投資信託による積立投資の場合、基本的には、入金し続ける必要があります。
一方、配当金再投資も当然ながら入金が必要ですが、配当金というキャッシュインが使えるので、それを投資資金に組み込めることができます。
つまり、自前で1億円の投資が必要なわけではなく、得られた配当金も活用して株数を増やしていけば、投資金額はもっと小さくても、配当金生活の達成が可能ですね。
しかも、毎年のように配当金を増やしてくれる「増配銘柄」であれば、保有株の利回りが勝手に上がってくれますので、さらに配当金生活への道のりを短縮してくれます。
以前、配当金シミュレーションをした際には、投資額が1億円に届かなくても、増配と複利運用で配当金が増えていくのを確認しています。
複利運用をしていくことが、大切なことが分かります。
資産形成をしていくために、必要不可欠と言えるでしょう。
複利運用を意識しよう
高齢者の6割が年金のみで暮らしており、また、その平均受取額は月20万円にも満たない金額です。
この先、受取額が増えることは予想しづらいですので、
自前で年金に変わる資産を作っていく必要がでてきます。
複利運用を意識して、すぐに結果はでるものではないですが、時間を味方につけた投資戦略が必要です。
一発逆転はありません。
また、短期で稼げるチャンスの裏には、一瞬で資金を失うリスクを孕みます。
気長に、
株価に一喜一憂することなく、
淡々と積立投資をしていくことが一番無難な投資手法
だと感じます。
配当金生活には程遠いですが、複利運用の力を感じるまで、続けていくことが大切だと思います。
以上、配当金生活にはいくら必要か?を計算してみた結果でした。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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