安定した配当金収入を得ることを目的に、株式投資をしています。
配当金投資をしていくうえで、大事な視点は2つあります。
- 安定した配当金を出しているか
- 増配力があるか
一つの銘柄で、上記2点を満たしている銘柄もあれば、前者だけ、あるいは、後者だけという銘柄もあります。
将来のことはだれにも分かりませんが、配当金を出しており、増配が続いているような会社は、業績が好調なうえに、株主還元に積極的な銘柄であることが言えます。
本日は、増配力がすごい業績好調な6銘柄をピックアップしてみました。私が欲しい銘柄ばかりですが、増配力のすさまじい銘柄は、株価も堅調ですね。
平均増配率25%以上!厳選6銘柄
増配が続けば、今は低利回りでも、将来の高配当株候補となります。
取得ベースでの高配当が実現できれば、そのときは、含み益もたっぷりになっているのではないでしょうか。
2477 手間いらず
手間いらずは、宿泊予約コントローラーというサービスを展開している会社です。
営業利益率60%以上、自己資本比率90%以上、キャッシュリッチで、すさまじい会社。
ホテルなど宿泊サービスを展開している会社にとっては、じゃらん、楽天トラベルなど旅行サイトの管理は非常に手間になります。
配当金とEPSの推移です。
EPSの伸びも半端ないですが、増配力も直近でも30%以上で推移しており、すごい会社。
配当性向は22.5%という目標がありますが、十分な配当余力を有しています。
昔、比較ドットコムという会社で、そのとき保有していたんですが、業績も悪く手放してしまった苦い経験があります。
株価は、堅調でどんどんあがっていますね。
2491 バリューコマース
アフィリエイト(ASP)大手のバリューコマースです。
ヤフー傘下の会社で、Yahoo!ショッピングのアフィリエイトがあたり、業績も好調です。
配当性向は30%程度と十分な増配力がありますね。直近決算における増配率はやや下がっています。
増配が続いていますが、過去に減配している銘柄でもあります。
好調な業績を踏まえて、株価も堅調です。
3288 オープンハウス
不動産大手のオープンハウス。
時価総額3000億円を超えていますが、まだまだ新興銘柄かのようなすさまじい業績の伸びです。
個人的には、保有しないリスクを感じるくらい欲しい銘柄。
配当性向はわずか20%程度ですが、このところ、増配率が25%を下回ることなく、増配を続けています。
東京都心では、新築マンションがバブル以来の高値圏で推移するなか、建売戸建て販売は4000万円台と値ごろであり、好調です。
戸建て以外にも、マンション、収益不動産、海外不動産と幅広く手掛けています。
株価も好調で推移していますね。
6035 アイ・アール・ジャパンHD
IRジャパンHDは、証券管理代行などを手掛けており、企業の株主判明調査や議決権支援で国内トップシェアを誇ります。
業績もすさまじいのですが、配当金もガンガン増やしています。
同社を知ったのは、ちょうど1年くらい前で、配当性向が当時70%と高く、増配力は低いのかなと思い、買わなかったのが運の尽き。心底後悔していますがw、そこから株価は7倍にもなっています。
このところ、MBOなども増えていますが、同社の事業は拡大傾向。
成長期待が続きますね。
6532 ベイカレント・コンサルティング
デジタルトランスフォーメーション(DX)が広がるなか、RPAや5Gなどの分野のコンサルティングする会社です。
今後はますますデジタル化支援は活発化することは、想定できますので、成長期待。
配当性向の目安は20~30%ということですので、やや上限に近いですが、業績拡大により増配が想定される銘柄。
20年2月期も、大幅な上方修正をしているにもかかわらず配当は据え置きしているので、増配が期待されます。
将来の事業拡大に向けた基盤固めのときで、そのさきがさらに楽しみな会社でもありますね。
株価も堅調ですが、上方修正発表後に急騰し、やや高く感じます。
8111 ゴールドウィン
最後は、ノースフェイスやヘリーハンセンなどを展開するゴールドウィンです。
ラグビーワールドカップ人気もあり、同社の業績は飛躍的に上がっています。
20年3月期も増配修正をしており、増配力、株主還元に力を入れています。
配当性向は25%程度と十分な増配力を有しています。
暖冬の影響でウインター部門はやや鈍化していますが、アウトドアブランドは絶好調ですね。
ノースフェイスやヘリーハンセンを見ない日はないくらいです。
懸念は、ノースフェイスブランドは、米国から買い取っているものの、日本と韓国以外では使用できないため、海外での戦略拡大が不可能なこと。
このため、ウインター部門で歴史のあるゴールドウィンのブランドで海外展開を進めています。
株価は堅調でしたが、ラグビーW杯あとに大きく下げ始めています。
増配力すごい6銘柄の株価指標
最後に株価指標を見ておきます。
手間いらずは、この6期で配当を10倍以上に増やしています。すごいですね。
コード | 銘柄 | 6期前 | 5期前2 | 4期前 | 3期前 | 前期 | 今期 | 配当金増加率 | PER | PBR | 配当利回り |
2477 | 手間いらず | 2.5 | 3.5 | 10 | 14.5 | 20 | 26.5 | 1060% | 50.5 | 10.62 | 0.45 |
2491 | バリューコマース | 10 | 4 | 10 | 25 | 33 | 34 | 340% | 21.2 | 6.65 | 1.44 |
3288 | オープンハウス | 15 | 25 | 32.5 | 49 | 63 | 80 | 533% | 8.2 | 2.51 | 2.44 |
6035 | IRジャパンHD | 6 | 14 | 20 | 30 | 38 | 55 | 917% | 61.6 | 28.81 | 0.73 |
6532 | ベイカレント・コンサルティング | 0 | 0 | 30 | 40 | 55 | 60 | 200% | 24.8 | 6.17 | 0.79 |
8111 | ゴールドウィン | 12.5 | 13.75 | 16.25 | 21.25 | 42.5 | 60 | 480% | 29.2 | 6.87 | 0.84 |
どの銘柄も、業績はすこぶるよく、増配力も期待できる銘柄ではないでしょうか。
こうした増配銘柄への長期保有で、取得ベースでの高配当を実現したいです。
安定した配当金を手に入れながら、増配のすごい会社もポートフォリオの一角に入れておきたい。
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