株式投資をしていると、将来の業績は?など考えたりしていましたが、「予想のいらない株式投資」という本を読んでみました。
この本では、
- 将来ではなく過去の実績を重視する
- 10倍株を手にするための条件
- 10倍株に必要なROE水準
など、具体的な銘柄を挙げながら解説してくれています。
偶然ですが、私も投資する際にはROE(計算式:利益÷株主資本、EPS÷BPS、PBR÷PER)を重視しています。
ROEが10%の銘柄であれば、株主資本は10%ずつ増えていくことになるので、株主資本の複利効果が高いと言えます。
高いほど複利効果は高いと言えますので、あのバフェットも重視している指標です。
テンバガー株を探す10年スクリーニング
過去10年成長している銘柄であれば、優秀なビジネスモデルである可能性が高いです。
また、リーマンショックやコロナショックのような危機のときにも利益を出し続けている会社は、不景気の際にも利益を出す術を経営陣が経験しているという点でも強みです。
このため、本では将来予想ではなく、まず過去の成績がしっかりしている会社に絞りましょう!と言ってくれていますね。
まずは、本のご紹介です。こちらの本を読みました。
過去の決算を重視した銘柄探し
テンバガー株であるMonotaRO(テンバガーというかミリオンバガーですが)は、高いROEを維持しながら、株主資本を増やしてきた銘柄です。
まだまだ成長をしており、安心して保有できる銘柄の一つと言えるのではないでしょうか。
テンバガー株については、こちらの記事を読んでみてください。
スクリーニングの5つのチェックポイント
- リーマンショック時の決算の当期純利益が赤字ではない
- 過去5年純利益が赤字ではない
- ROEが過去3年の平均で12%程度ある
- 過去3年の株主資本比率が平均50%以上
- 5年前より直近の純利益が大きい
PERがPBRなどの株価の割安度を測る指標を条件としていないのは、この時点でPERが高い~などの理由で外さないためです。
ROEや自己資本比率、当期純利益がポイントですね。
特に当期純利益が赤字は、株主資本の棄損に繋がるため、最も避けたい銘柄と言えます。
保有株では唯一アートスパークが直近で純利益が赤字・・・
また、高い営業利益率を続けている会社は、優秀なビジネスモデルを有している可能性があり、投資先として良いともありますね。
私も営業利益率はとても重視していますが、10%以上は欲しいと考えています(2,3%だとすぐに赤字になるリスクがあるため)。
ROEの高い銘柄はこちらでもまとめています。
過去10年のスクリーニングで見る銘柄
詳細は本をぜひ読んでもらいたいのですが(絶対にタメになる!)、本で得た知識を早速活用します。
過去の業績が良い銘柄をLINE証券を活用して、スクリーニングしてみました。
LINE証券は、10年スクリーニング機能があり、私は使う限りほかの証券会社よりもスクリーニング機能が充実しているので口座を持っておくと便利です。まだ口座を開設していない方は、この機会に開設しておきましょう!
今回は、ROE13%以上、自己資本比率35%以上、営業利益率15%以上で探してみます。
125銘柄がヒットしましたが、上場企業約4000社ある中から、125銘柄に絞れただけでも、投資先を厳選できますね。
マネックス証券のスクリーニングの良いところは、過去10年増収回数は何回か?など単年ではなく、数年間のスクリーニングができることです。
過去10年増収を続けている銘柄もありました。
切れてしまっていますが、ニトリも入っています。
営業利益率15%以上ときつくしたので、MonotaROが入ってません。
こうして銘柄を絞っていけるのは便利ですね。
そのほか、チャートを一覧で見ることもできるので、便利すぎる機能です。
過去のスクリーニングには、今期予想の業績は入っていないので、絞った後は個別に見ておくのが大切ですね。
過去の業績を知り、投資銘柄を絞る
ROEが12%であれば、株主資本は6年で2倍になり、10年で3倍になります。
ROEが高い銘柄で、それが続いている銘柄は、今後も時間をかけて株主資本を厚くしてくれる可能性が高いですね。
BPS(1株当たりの純資産)が伸びている会社は、株価や配当などで株主にメリットをもたらしてくれるでしょう。
PBRはPER×ROEで算出することもでき、高いROEが続いている銘柄は高いPBRも許容できるとも言えます。
高ROEが続き、PBRが上がっている銘柄は良さそうですね!
どういう銘柄に投資をするのか、具体的な考えやスクリーニング方法まで詳細に学ぶことができます。
買って良かった本です。
ぜひこの機会に読んでみてくださいね。
記事内で紹介したLINE証券は、メイン口座としても便利ですし、スクリーニング機能が充実しているのは見逃せません。
スマホでも使えます。
米国株・中国株も分析できます。
まだ口座を持っていない方は、この機会に作ってみてください。
重宝ツールが多く、そして使いやすく、バージョンアップを繰り返しているので、ますますこの先も便利になっていくことでしょう。
私はスクリーニングする際には、LINE証券を使っていますが、重宝する証券会社です。
ぜひこの機会に口座を開設しておきましょう!
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