私は大型株よりは、時価総額1,000億円以下(できれば300億円以下)の中小株を物色することが多いのですが、大型株は大型株のメリットを感じることがあります。
それは、長期保有しやすい点です。
- 大型株でビジネスの良い銘柄は長く持てる
- 財務面が超鉄壁で倒産リスクが低い
- 安定配当を実施している
株式投資をして初めての暴落経験のコロナショックで、考えもできなかったのは反省点ですが、〇〇ショックのときは仕込み時とも言えそうですね。
大型株で3銘柄をピックアップしました。
時価総額1兆円以上の高配当株
次の条件でスクリーニングしてみましたよ。
- 時価総額1兆円以上
- 配当利回り3%以上
- 今期が営業増益!
全部で21銘柄ありました。
配当利回りでトップ10は次のとおりです。
- 9101 日本郵船 配当利回り8.68%
- 9434 ソフトバンク 5.84%
- 5401 日本製鉄 5.00%
- 1605 INPEX 5.00%
- 5020 ENEOS 4.62%
- 6502 東芝 4.26%
- 5201 AGC 4.20%
- 1928 積水ハウス 3.89%
- 9432 NTT 3.85%
日本郵船など船舶銘柄は、すごいことになっていますね。
ピックアップした3銘柄は、トップ10入りはしていない銘柄もありますが、魅力的な銘柄です。
取り上げたのは次の3銘柄です。
指標面で割安な銘柄です。
- PER10倍程度
- グレアムのミックス係数(PER×PBR)22.5以下
- 配当利回り3%以上
- 配当性向50%以下
7272 ヤマハ発動機
ヤマハ発動機は、保有株の一つですが、コロナショックで大きく下げましたが、絶好の買いのチャンスでしたね。
私は仕込めませんでしたが、当時含み損には耐えられる銘柄でした。
言わずと知れた自動二輪車の世界的なメーカーですね。
コロナショックが来ようとも、株価が下がろうとも、同社の自動二輪がなくなることはないですよね。
世界中で売れている二輪ですが、コロナ後は二輪ブームもあり、業績は好調。
一時は無配発表をしていましたが、復配もして、今期(21年12月期)は上場来高値となる1株100円の配当を発表しています。
タラレバですが、コロナショックのときに仕込んでおければ、配当は8%近い利回りを実現できています。
もちろん、同社が倒産するリスクは極めて小さいので、配当と株主優待をもらいながら、のんびり保有できる銘柄となっていましたね。
業績面では、今期も増収増益となっており、好調さが伺えます。
また下がった時が来たら買い増ししたい銘柄と言えそうですね。
5108 ブリヂストン
世界トップのタイヤメーカーであるブリヂストンです。
ブリヂストンもコロナショックのときは、3000円割れまでなっていたんですね。
そのあと、株価は復調しています。
ブリヂストンも、コロナショックでまさかの最終赤字、そして、配当金も減配という形になりました。
しかし、今期は配当金を1株170円と上場来の高さですし、配当性向はまだ30%台です。
不景気になればもちろん、業績には影響がでますが、タイヤは今後も売れ続けるでしょうし、必要不可欠なものです。
業績面も復調の兆しがありますし、以前の高収益企業に戻りつつありますね。
ブリヂストンのような、世界的に活躍しているグローバルメーカーは、株価が下げたときは、最安値を狙わずとも、コツコツ買い増ししても良いと考えられる銘柄と言えそうです。
5020 ENEOSホールディングス
最後は、ENEOSです。
ENEOSは10万円以下でも買える銘柄としても、投資しやすいですね。
コロナショックのときから株価もかなり戻してきましたね。
ガソリンのイメージがありますが、水素や風力発電などクリーンエネルギー企業への変貌をめざしていますので、エネルギー企業として期待です。
配当金は、コロナショックのときも減配せずに維持しました。
業績面ではやや苦しい状況は続いていますが、長い目で見ておきたい銘柄かと考えます。
3社の比較
バブルチャートで3社を比較してみました。
PER×ROEで見ると、ENEOSはROEが低いですが、ブリヂストンとヤマハ発動機は、低PER・高ROEかつ高配当株ですね。
配当性向と配当利回りで見ても、配当性向は高すぎる状態ではないので、健全と言えます。
将来の成長投資を考えると、高すぎる配当性向の銘柄はなるべく投資をしたくないですね。
大型株の高配当銘柄
時価総額1兆円以上で3%以上の高配当株を見てみました。
指標面でも割安であり、配当も安定しています。
一時的な減配はあったとしても、必ず必要なサービスを提供している会社であり、確固たるポジションを築いている企業。
一時的な株価の下落はチャンスで、投資できる銘柄かなと思います。
投資のしやすさでは、ENEOS。
株主優待も楽しみたいならヤマハ発動機。
今後の増配も期待できるブリヂストンといったところでしょうか。
少額でもコツコツ投資をしていくことも良いですね。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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