私が投資を始めたのは4,5年前です。
その時には、子どもが生まれ、将来の教育資金や老後資金を考えた際に不労所得を作ろうと高配当株に投資を始めました。
高配当株とは、配当利回りの高い銘柄のことで、東証1部の配当利回りが2%弱なので、3%以上あれば高配当と言えるでしょう。
配当金投資は、例えば5%の銘柄を10年持ち続ければ、税金を考慮しなければ、配当だけで投資元本の50%を回収できます。
50%下がっても負けない投資というわけですね。
投資はしたいけどお金は減らしたくないので、こうした配当金投資を始めたのですが、途中から考えが変わってきました。
- 配当利回り5%がこの先もずっと続くのか
- 10年続いても株価が50%下がれば元本割れがないと言ってもそれは投資と言えるのだろうか
高配当株は投資資金に対して、配当金が多くもらえる点でいいのですが、株価の上昇しにくい銘柄も多い印象です。
利益の多くを配当に回すと、事業の成長させるための資金が奪われてしまいます。
そこで、私は現在は無配当銘柄に投資をすることもありますし、主力は配当を毎年増やすような増配銘柄、増配率の高い銘柄に着目するようになりました。
高配当株に投資をしていたときよりも幅広く銘柄を見ることができ、投資のパフォーマンスも上がっています。
高配当株のデメリットもある
配当利回り5%の銘柄に投資をして、株価が5%以上下がれば、配当は簡単に打ち消されます。
一方で、配当は累積で力を発揮してくれますので、株価の下落が限定的であれば、投資リターンを得られることができますね。
毎年のように不労所得である配当金が増えていくことで、投資のメリットが出てきます。
ただ、高配当株に投資をしたことで、成長株に投資しなかったことによる機会損失も考える必要がありますね。
Amazonは無配当銘柄ですが、株価上昇はすさまじいものがあります。
配当を出していないからという理由で投資先から外していれば、大きな機会損失があったことを意味しますね。
配当投資のデメリットを小さく
私は配当金が大好きです。
平日日中に株価チャートを見ることはできませんので、頻繁な売買はできません(できたとしてもそれでリターンを得られるとは考えていません)。
中長期で保有しながら、その間に配当をもらいながら、株価上昇による含み益を作っていくことが理想的と考えています。
配当はメリットもあるので、株価上昇が弱い場合のデメリットの対策が増配銘柄ですね。
増配を発表すると、株価が上昇することも多いです。
儲かっているのであれば、配当金という形で見せよ!というわけです。
事例を見ておきましょう。
増配銘柄を保有することで配当20%以上も!
国内トップのオンライン決済代行サービス会社で、GMOインターネットの子会社であるGMOペイントゲートウェイ。
私たち消費者にはなじみのない会社ですが、国内株では屈指の高成長株ですね。
GMOーPGの配当金推移を見てみましょう。
この10年で実に配当金を20倍にも増やしています。
17期連続で増配を続けており、配当を毎年増やしています。
このため、取得ベースで考えるとものすごい配当になっています。
すごいですね。
こんな銘柄に投資をしたいですね。
同社の配当利回りは、現在0.4%ほどと配当金目当ての投資先としては全く魅力的とは言えません。
2012年9月期の配当利回りは2.7%ほどでしたので、保有し続ければなんと20%以上もの配当利回り銘柄を保有することを意味しています。
業績はそれだけすごいことです。
これだけ業績を伸ばしていたことで、配当金を増やせていたのです。
株価の上昇もすごいですね。
10倍以上といわゆるテンバガー株になっていますので、投資当初は低配当銘柄であっても、
業績の拡大とそれを証する増配がすごく、株価上昇もあって、株主としては最高の銘柄ですね。
- 低配当の銘柄であっても増配による高配当も実現できる
- 増配がすごい銘柄は株価上昇もすごい
投資ポートフォリオの一部を高配当株に振り向けることは良いと感じますが、こうした銘柄に投資をするほうが最もっとも投資リターンを得らえることになりますね。
高配当投資よりも増配力の高い銘柄に投資
低配当銘柄であっても、業績が拡大し、増配を続けていくことで、取得ベースで今の高配当ランキングに出てこないくらいの高配当も可能性がありますね。
また、低配当ではなく無配当銘柄であっても、配当を開始することで増配が続くかもしれませんね。
高配当株も魅力的ですが、私は増配力の高い銘柄に投資をし、取得ベースでの高配当を実現したいと思い、投資先を選んでいます。
すぐには結果がでるものではありません。
結果として高配当株に投資をするほうが良かったと思う日が来るかもしれません。
それでも、資産の増加と配当金の増加の二兎を追う投資をできるのが株式投資。
高配当だけでなく、配当の成長力の高い銘柄への投資を気づかせてくれたのが、高配当株投資を経験したことによるデメリットからのメリットと言えます。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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