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【タイムズ運営】17期連続で減配しなかったパーク24が無配に

タイムズ パーク24 4666 (1)10月配当
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タイムズ24などを手掛けるパーク24(4666)は、超優良企業ですが、コロナ禍でかなりの影響を受けています。

20年10月期第2四半期累計(19年11月-20年4月)の連結最終損益は25.8億円の赤字(前年同期は56.2億円の黒字)に転落し、従来の61億円の黒字予想から一転赤字で着地

引用:株探より

なんと、一転して赤字転落に陥り、通期予想も赤字予想となりました。

そして、配当金については、

まさかの無配転落

財務も痛んでおり、キャッシュアウトを止めるべく無配という判断がされています。

優良株であり、ウォッチ銘柄でしたが、駐車場業界もかなりきついようです。

パーク24の業績推移、配当金推移について、まとめています。

減配の兆候はありましたが、まさかの無配ですね。

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パーク24が無配に転落

17期連続で非減配、一度も減配をせずに成長し、株主還元を実施してきたパーク24が無配という判断を下しました。

このところ、配当性向がかなり高かったので、増配期待はなく、配当維持が精いっぱいと思っていました。

コロナ禍で減配はあるだろうと考えていましたが、まさかの無配です。

4666パーク24 配当金推移

リーマンショックのときでさえも減配せずに配当を維持・増配しつづけてきた同社ですが、今回のコロナ禍による経済活動の閉鎖の影響はかなり大きかったようです。

4666パーク24 配当金推移 19年10月期決算説明資料より

4666パーク24 配当金推移 19年10月期決算説明資料より

パーク24の業績推移

このところ利益率は悪化していましたが、安定した収益力を誇っていましたが、一転して赤字見通しです。

4666パーク24 業績推移

4666パーク24 業績推移

セグメントは大きく分けると、タイムズ24などの駐車場事業と、カーシェアやレンタカーなどのモビリティ事業です。

このところ利益率が悪化しているのは、拡大している海外の駐車場事業が足を引っ張ってからですね。

海外も国内以上に都市ロックダウンによる経済封鎖、自粛の影響は大きいですから、今回のダメージを大きくしています。

4666パーク24 セグメント利益 マネックス証券より

4666パーク24 セグメント利益 マネックス証券より

数字で見ると、2Q累計で国内駐車王、タイムズカー(カーシェア)ともに、昨年比の半分くらいの利益とかなり悪いですね。

4666パーク24 月次情報より

4666パーク24 月次情報より

カーシェアのシェアは8割

パーク24のカーシェアのシェアはおよそ8割と独壇場なわけですので、経済活動が徐々に回復していけば、収益は戻ると思われます。

4666パーク24 カーシェア 19年10月期決算説明資料より

4666パーク24 カーシェア 19年10月期決算説明資料より

私もタイムズのカーシェア歴は初期のころから利用しているので、かなり長いですが、今後も使わないという選択肢はありません。

気になるのは法人比率が40%と高く、それが安定エンジンでもあるわけですが、テレワーク普及などが影響するかもしれませんね。

もともとテレワークするような会社は、車は使わないでしょうから、あまり影響がないのかもですが、法人=コスト削減の動きが出ることは十分予想されます。

パーク24の財務面

2017年10月期以降、海外駐車場会社の買収など海外展開を加速すべく、投資を拡大していたため、財務が悪化しています。

19年10月期は自己資本比率30.8%まで下がっていましたが、20年10月期2Qには23.2%まで悪化しています。

4666パーク24 BS

利益剰余金が19年10月期63,004百万円⇒20年10月期2Q 46,582百万円と大幅悪化しています。

財務は悪化しており、有利子負債も大きくなっていますね。

4666パーク24 DEレシオ

負債資本倍率(Debt Equity Ratio)。企業財務の健全性を見る指標のひとつ。企業の借金である有利子負債が返済義務のない自己資本(株主資本)の何倍かを示す指標。数値が低いほど財務内容が安定していることを意味します。
D/Eレシオ=有利子負債÷自己資本(株主資本)
ネットD/Eレシオ=(有利子負債-現預金)/自己資本

キャッシュフロー推移

パーク24のキャッシュフローはきれいなキャッシュフローで、現金を稼ぐ力のある会社です。

20年10月期2Q累計も、フリーキャッシュフローはプラスであり、営業キャッシュフローマージンは15.5%と高いため、資金繰りは問題ないでしょう。

売上債権回転比率は19回(19年10月期)と、キャッシュインも早いので、資金繰りの心配はないでしょう。

4666パーク24CF

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株価の推移

パーク24の株価推移です。

株価は暴落しましたが、日経平均株価が1000円も上げるなど、相場も良かったので大きく値を戻していますね。

4666パーク24 株探より

4666パーク24 株探より

4666 パーク24の株式指標
株価1,823円(R2.6.16)最新の株価はこちら
PER(予)
PBR(実)3.11
ミックス係数
配当利回り(予)0.0%
配当性向(予)
増配率(3期平均)-33.3%
営業利益率(予)-9.2%
ROE(実)-34.7%
ROA(実)-8.0%
営業CFマージン(実)14.4%
自己資本比率30.8%
D/Eレシオ1.54
ネットD/Eレシオ1.27
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パーク24の無配は衝撃的

<パーク24の無配の衝撃>
  • コロナ禍による経済自粛で、稼働率が大幅悪化!
  • タイムズ24もカーシェアも軒並み悪化により、業績は赤字に!
  • 17期連続で非減配だった配当金はまさかの無配転落
  • 利益剰余金は大幅減少で自己資本比率は23.2%まで悪化
  • キャッシュフローは順調で、資金繰りは問題なし
  • 海外駐車場ののれん減損による減益の可能性あり

パーク24の今期はかなりきつい決算になりそうです。

ステイホームによって「車を運転しない」行動が当たり前になり、駐車場収入、カーシェア収入が落ち込んでいます。

経済活動が活発化していけば、当然、車の移動は増えますし、収益は回復すると見込まれますね。

また、Maasなど将来の車社会を変わっていく際のキープレーヤーとも期待できると考えています。

もはやインフラみたいな会社ですからね。

コロナショックの影響は大きいですが、それほど心配しなくても良いかなと考えています。

私は引き続きウォッチし、暴落時には投資を検討していきたいです。

10月決算の株主優待もあるのも良いですね。

ではでは。

駐車場事業者は、減益などが続いており、苦しいところですね。

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10月配当
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ジンカブ~配当金再投資~おさいふプラス

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