配当金が増えいてくと、家計の防御力も高まっていきますね。
そこで、今回は配当収入を増やしていくために、株主資本を増やしていくようなROEの高い銘柄に着目しました。
ROEは、利益÷自己資本で算出でき、海外でも重要な指標として位置付けられています。
ROEは8%以上が望ましいといったレポートも出ていますね。
今回実施したスクリーニングの要件はこちらです。
- 配当利回り2%以上
- 営業利益が前期比増益
- ROE12%以上
ROEは重要指標として考えており、株主資本がどれだけ増えていくかを見る目安ですね。
ROE12%が続けば、株主資本は6年で2倍になる計算です。
高配当でROEも高い銘柄です。
ROEの高い高配当銘柄!
早速取り上げた5銘柄を見ていきましょう。
9101 日本郵船
大手海運で国内首位の会社ですね。
私も1枚だけ持っていたのですが、株価が急騰したため売却しています。
今期は、コロナ禍の巣ごもり需要などの影響もあり、運賃の急激な上昇で業績が急回復しています。
大幅増配を発表しており、なんと配当利回りは7.4%(株価9340円)にもなりますね。
業績は急拡大しており、さらなる上昇も期待できそうです。
今期の配当利回りは非常に高いのですが、過去の配当履歴を見てみると、配当金はかなり凸凹していますね。
無配の年もあります。
今期の配当金狙いの投資は良さそうですが、株価が急騰しているので高値掴みにならないように気を付ける必要がありますね。
5108 ブリヂストン
タイヤメーカーの世界1位のグローバルメーカーですね。
自動車の形はガソリンから電気に変わったとしても、タイヤは永遠に必要な分野だと思います。
コロナ禍で業績の悪化と減配となりましたが、経済回復で配当も急回復していますね。
上場来高値の配当金を出す方針であり、安値で買えればずっと保有できそうな銘柄です。
7164 全国保証
全国保証は、住宅ローンを借りる際に保証をつけなければなりませんが、ローンの借入希望者から保証委託申し込みを受けて審査・判断し連帯保証を引き受け、保証料を収受するビジネスモデル。
保証料は一括または分割で受領しますが、一括で受領した保証料は、毎年売上計上するのでストックビジネスですね。
また、売上は毎期計上しますが、キャッシュは手元に入っているため、キャッシュの有効活用ができるビジネスモデル。
営業利益率は、国内上場会社の中でもトップクラスの高収益企業です。
純利益よりも営業キャッシュフローが高い銘柄を質の良い利益を出しているともいわれますが、同社はまさにその質の良い利益を出している会社です。
配当金は、9期連続で増配をしており、中期経営計画(23.3)において、1株144円まで増配することを目標としています。
配当性向を35%にまで引き上げる方針だ。
美しいくらい増配も続いており、かなりおすすめの銘柄です。
おまけに、3月権利日で3,000円クオカード(1年以上保有で5,000円)をもらうことができるのも魅力的ですね。
3465 ケイアイスター不動産
関東地方の郊外の戸建て分譲が強い不動産会社ですね。
業績が絶好調すぎて、配当金もどんどん増やしてくれています。
同社は、小区画でもどんどん手掛けるので、土地の仕入れ力に力があり、また、販売までの回転も早いのが強いですね。
そして、全国にはまだまだ巨大な空白地があるため、全国カバー率を高めていければ、さらなる成長が期待できそうです。
同業他社で比較すると、
- 飯田HD 売上1.4兆円 時価総額8400億円
- オープンハウス 売上5700億円 時価総額8300億円
- ケイアイスター不動産 売上1500億円 時価総額800億円
であり、業績を伸ばせれば株価の上昇も期待ですね。
コロナ禍で戸建て事業には追い風が吹いていますが、いったんは調整がどこかで入るだろうと思います。
配当性向30%程度を目安としています。
試算して見ると、
- 22.3月期 EPS822円×30%=246円(会社予想は230円)
- 23.3月期(四季報予想) EPS973円×30%=291円
増配が四季報予想通りなら、株価5690円であれば、5.1%まで配当利回りは高まる計算ですね。
全国展開に期待!増資によって希薄化しましたが、財務改善されるためプラスと見ています。
3228 三栄建築設計
「同じ家は作らない」ことをコンセプトに3階建て分譲住宅などに強みを持つ三栄建築設計です。
戸建て分譲は、大手の飯田HDやオープンハウスなどをはじめ、好調が続ていますね。
私も戸建てに住んでみたいです。
その三栄建築設計の業績推移ですが、コロナ禍で初の減収減益となったとはいえ、業績は増収増益基調が続いています。
配当金は、毎年増配をしているわけではないですが、安定して出していますね。
今期(21.8)の配当金は上方修正して1株75円(修正前70円)となっており、株価2025円で配当利回りは3.7%と高いですね。
同社は、配当性向30%を目標としているので、現在の配当性向20.9%はまだ目標に達していません。
簡単な試算ではありますが、配当性向の目標に達すると、
- (21.8)EPS 358円×30%=107円(配当5.3%)
- (22.8四季報) EPS 386.5円×30%=115.9円(配当5.7%)
大幅増配が見込まれ、さらなる高配当株に変身しますね。
財務面では、DEレシオがやや高くなっていますので、財務の改善を期待したいですね。
株主資本を効率的に増えていく複利!
ROE12%以上の高配当株を見てみました。
日本郵船はちょっと今期だけの特殊要因かもしれませんね。
指標の一覧です。
PERもかなり低い銘柄が集まり案下値。
配当性向もまだまだ余力のある銘柄ばかりで、楽しみですね。
ROEの比較です。
銘柄 | ROE |
9101 日本郵船 | 65.3% |
5108 ブリヂストン | 12.6% |
7164 全国保証 | 16.4% |
3465 ケイアイスター不動産 | 49.1% |
3228 三栄建築設計 | 15.9% |
ROEについては、こちらの本を読んでおくとおすすめです。
複利で株主資本が増えていくことで、私たち株主のメリットも出てきますので、ぜひ読んでおきましょう。
LINE証券おすすめ
- LINEを使っている方
- スマホで簡単に資産運用をしたい方
- セール価格で株式購入に興味のある方
- 口座開設で3,000円相当の株がタダでもらえるキャンペーン中!
コメント