株式投資をしていると知らない人はいない「オハマの賢人」ウォーレン・バフェット。
バフェットは株主向けに「株主の手紙」を出しており、2019年の株主の手紙の内容が日本経済新聞にまとめられていました。
一読しておきたいくらい良い内容だったので、共有しておきたいと思います。
バフェットが2019年株主の手紙で発信されていたのは、
- 米国株への投資の強み
- コストの怖さ
というものです。
私たちサラリーマンが投資をするには、一度に多額の投資をすることができないので、毎月、コツコツと積立投資をするのが最良の手段のひとつです。
その積立投資をするには、外せない知識が株主の手紙にあったようです。
77年で5288倍にもなったS&P500
バフェットが初めて株を買ったのは11歳の時、77年前だそうです。
114.75ドルを投じたようですが、仮にS&P500に連動する無コストの投信に投じて、配当再投資されていれば、2019年1月末には
5,288倍の60万6,811ドル
になっていたそうです。
ご、5,288倍ってすごいですね。
1万円が6000万円になっているわけですから、この複利効果は強烈。
77年も同じ投資を続けられる人は皆無でしょうけど、複利の力はすさまじいです。
100万ドルを非課税制度を使って投資をしていると、53億ドルにもなっているようです。
長期投資に米国株は有利
日経記事では、
- 米国株
- 日本を除く先進国株(KOKUSAI)
- 先進国株(WORLD)
- 米国株を除く先進国株(WORLD EX USA)
の比較チャートが掲載されていました。
リターンの良い順も上記のとおりで、最もリターンが良かったのは米国株です。
過去30年の運用では、分散投資するより、米国株一択で投資していたほうが良好なパフォーマンスを得ることができていたのです。
世界最大の経済大国である米国に投資することは外せませんね。
インデックス投資ではコストが大事
冒頭にバフェットの手紙で「コストの怖さ」へ指摘していたことを触れました。
77年間の投資で100万ドルを非課税制度を使って投資をしていると、53億ドルになっていたS&P500。
過去77年間のS&Pへの年率リターンは11.8%でしたが、もし運用会社やコンサルタントに年1%の費用を払って年10.8%でしか運用できなかったら、利益は半分に削減され、26億5000万ドルになっていたでしょう」
わずかコスト1%が77年もの長期の複利運用では、リターンを半分にしてくれるほど大きなコストだったというのは驚きです。
私は77年も運用は不可能な年齢ではありますが、アクティブ投資もしている身としていは、コストの重要性を軽視しているのかもしれません。
「普通の人はS&P500に連動する低コストのインデックス(指数連動)型投信でもいい」
積立投資をしていくうえでは、S&P500や全米株式に投資する投資信託(またはETF)は外せません。
投資信託であれば、
- eMAXIS Slim S&P500 信託報酬0.1728%(税込)
- 楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI) 信託報酬0.1696%
のどちらかを運用先に入れておくのがいいでしょう。
どちらもする必要はなく、どちらか片方でいいです。分散にならないので。
投資するには、こうした鉄板の投資先に投じ続けておけば、時間とともに良いリターンを生むことでしょう。
もちろん、過去の運用成績が将来のリターンを確保しないことは言わずもがなですが、米国の成長は今後も続くと考えられます。
バフェット氏が自分の妻への遺言に「遺産の9割はS&P500に連動するインデックス型投信で」と書いているのは有名な話
少々退屈ではありますが、運用先として米国株に連動する投資は入れておきたいもの。
積立投資をはじめて続けよう
生活防衛資金として月給の6か月以上を最低限確保し、ライフプランシミュレーションを踏まえながら、積立投資もしておくことが将来のリスクヘッジになります。
月1万円を10年投資した場合、元本は120万円ですが、利回り5%で運用できれば150万円にも増えています。
リターンはその年によって上下はありますが、米国株に連動する投資信託であれば、10年、20年と続けることで、リターンは生まれてくるでしょう。
私たちの給料収入は減少傾向ですし、増税や社会保険料のアップで可処分所得は減り続けています。
人口減少で今後も厳しいことが予想され、また、人生100年時代と言われるなか、長生きリスクに対応していかなければなりません。
積立投資は、少額で始められますので、まずは始めることが大切です。
積立投資は、楽天カードで積立することができ、楽天スーパーポイントが貯まる楽天証券がおすすめです。
米国株に連動する投資をコツコツと続ける。
コストの低い商品を選ぶ。
時間はかかりますが、その時間が大きなリターンというお返しをしてくれることを見据え、積立中は続けていくことが大切ですね。
ではでは。
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