とある縁がありまして、四季報オンラインで特集記事を書かせて頂いています。
年間配当100万円を目指し、増配銘柄を紹介しています。直近の記事はこちら。
私自身、配当金をきっかけに株式投資をし、経済や企業、会計に明るくなる、色々なことに興味を持つなど実務的なメリットはもちろんのこと、資産形成とキャッシュフロー(配当金)を得ることができています。
このブログでも自分の思ったことや興味のある銘柄を取り上げたりしていますが、日本最大級の投資サイトである四季報オンラインで書いてみませんか?とお声掛け頂いたときには、とても嬉しいのと同時に、これまで以上に投資と向き合うキッカケとなりました。
四季報オンラインの特集記事では、
- 中長期目線で保有できる銘柄
- 減配リスクが小さく、安定した増配が期待できる銘柄
- 私自身が保有したいと思える銘柄(または保有している銘柄)
- 投資初心者にも分かりやすく丁寧に
を心掛けています。
私のつたない文章は、四季報で担当していただいてる中山様(@overk0823)が読みやすく、わかりやすく編集頂き、公開していただいています。
さて、この増配銘柄特集も4回も書かせていただき、毎回3銘柄ずつ書いていますので、計12銘柄をピックアップしてきました!
ここらで、一挙にどんな銘柄をピックアップしたのか、まとめてみたいと思います!
増配力の高い12銘柄です!
増配力すごい!12銘柄
配当金収入を増やしていくには、株数を増やすのに加えて、保有株が増配をしてくれることが欠かせません。
増配を続ける銘柄は、一部の銘柄を除いて、業績の良い銘柄であることが多く、株価の上昇も期待できます。
理想的なのは、含み益の増加と取得ベースでの高配当株化です。
配当性向が一定で推移しながらも増配が続いている銘柄は、業績が伸びている証拠ですので、銘柄を選ぶ際にも判断しやすいと考えます。
オープンハウス(3288)8期連続増配を予定
オープンハウスはブログでも何度か取り上げている銘柄ですが、首都圏での戸建て事業を主力に、関西・中部圏でマンションに強みを持つプレサンスコーポレーションを子会社化するなど、勢いがすごいですね。
中期経営計画において、年10円の増配を下限という稀に見る配当政策を取り入れています。
記事公開後に、増配を発表するなど、その勢いはとどまることをしりません。
下限、増配があるので、配当金収入も勝手に増えてくれますね。
時価総額は5000億円と高いですが、中長期で成長していく銘柄かと考えています。
GMOフィナンシャルゲート(4051)
2020年にIPOした銘柄です。狙っていたのに、保有できていません。
記事公開後に株価も順調に上げていますね。
キャッシュレス決済が普及していく中、実店舗での決済端末を主軸に今後の成長が期待できる銘柄ですね。
GMOグループの銘柄は、成長力のある銘柄も多いので、大分割でもしてくれれば保有したい。
キャッシュレス決済銘柄は、チェックしておくのも良いと思っています。スマレジなども。
ディスコ(6146)2期連続増配
半導体製造装置(精密加工装置)メーカーのグローバルメーカーであるディスコ。
ディスコは減配もちょくちょくしているのですが、紹介銘柄としました。
「半期10円(年間20円)とし、期末に同社が定める予定必要資金額を超過した1/3をめどに配当を上乗せする」という、ちょっと変わった配当政策を取り入れています。
半導体需要は、5G、クラウド、自動運転と需要が見込まれますので、同社にとっても追い風です。
景気循環株ですので、ときに大きく減益するでしょうが、中長期で業績を伸ばしていく銘柄と考えます。
アイアールジャパンHD(6035)6期連続増配を予定
IR・SR(株主関連)の専門会社で、株主判明調査は国内トップシェア、TOBなど企業再編、支配権争奪などに関連する事業、証券代行業務などを展開しているIRジャパン。
また、M&Aに特化するFA専門の会社を設立するなど、今後のM&A市場を見込んだ動きも。
マーケットは巨大ですので、同社の成長にとっても追い風です。
配当性向は高いのですが、EPSの上昇に合わせて、増配を続けています。
トリケミカル研究所(4369)8期連続増配を予定
半導体材料・試薬メーカーであるトリケミカル研究所は、Si半導体向けを中心に太陽電池・光ファイバー向け超高純度化学薬品などを手掛けており、ニッチな市場で高いシェアを誇っています。
高性能の半導体には同社の製品が必要となるため、今後、5G、サーバー、自動運転と言った半導体需要増も追い風となって、同社の業績も上向くのが予想されます。
業績も非常に好調ですので、配当金もどんどん増やしてくれています。
株価もすごい上がっていますが、まさに理想的な増配成長銘柄。
配当性向はわずか15%程度と低く推移している点もメリット。
株式分割により買いやすくなっていますね。
田岡化学工業(4113)4期連続増配を予定
田岡化学工業は、住友化学の子会社であり、東証2部上場の銘柄です。
同社の手掛ける製品は、スマートフォン、パソコン、テレビ、雑誌、車などあらゆる分野で使われており、私たちも同社の製品を間接的には手に取っているわけですね。
今期(21年3月期)は、3度の上方修正を出すなど、業績は極めて好調です。
記事公開後に上方修正も出し、株価も爆上げしました(いったん戻りましたが)。
トリケミカル研究所と同様に半導体業界にとって欠かせない存在です。
また、配当性向は15%程度と低く安定しながら、増配を続けていますので、今後も楽しみな銘柄。ネックは株価の単価が高い(150万円前後)ので、分割期待です。
プレミアグループ(7199)2期連続増配を予定
自動車を購入する際の分割払いのサービス(オートクレジット)と故障保障(ワランティ)のサービスを展開している会社で、オートクレジット分野は業界でわずか5社しかプレーヤーがいなく、同社はその1社。
そして、ほかは銀行系列でもありますので、独立系は同社のみです。
オートクレジットに加えて、ワランティを手掛けることも独立系の強み(ほかの4社は法規制があり、手掛けられない)。
配当性向40%以上という配当政策を取り入れています。
アートスパークHD(3663)6期連続増配を予定
同社は、CLIP STUDIO PAINTというマンガ・イラストソフトを展開するセルシオ社とソフトウェアを手掛けるカンデラ社の共同持分会社です。
CLIP STUDIO PAINTは、海外での出荷が6割もあり、世界で累計1000万を超えています。
知り合いの漫画家(大手出版社で連載あり)に聞いて見ると、同社のサービスを利用しているとのことで、ほかの漫画家も使っているという声もあり、同社に興味を持ちました。
記事執筆後に上方修正、増配修正、増配計画を発表し、今後も保有を決めていますが、株価は決算後に大きく下げていますね。
株主優待も楽しめる増配株
沖縄セルラー(9436)20期連続増配を予定
沖縄セルラーは、KDDI子会社で、沖縄県内における携帯シェアは50%と非常に高いですね。
5G需要の増加を見込み、海底ケーブルを敷くなど、成長が期待できます。
記事公開後に上方修正を出し、安定度が再確認できました。
株主優待もありますので、KDDIと合わせて、手堅い銘柄かと考えています。
エレコム(6750)11期連続増配を予定
家電量販店などで同社の製品を見ないことはないくらいパソコン周辺機器などを手掛けるエレコム。
工場を持たないファブレスメーカーであり、同社は11期連続増配を予定しています。
財務が健全で、成長力もありますね。
決算前に購入したのですが、増配修正、株式分割は想定通りだったんですが、まさかの株主優待の廃止。
年2回の優待銘柄としても魅力的だったのですが、今後は配当金を増やすことを株主還元の中心にするようです。
全国保証(7164) 8期連続増配を予定
住宅ローン保証を手掛ける全国保証は、銀行系列ではない独立系の保証会社として高い成長力を誇ります。
営業利益率70%を超える超がつく高収益企業です。
中期経営計画でも増配を計画しており、角度高く増配をしてくれるでしょう。
株主優待も実施しているのも魅力的です。
1年以上継続保有で、3000円のクオカード⇒5000円のクオカード(またはカタログギフト)にグレードアップするのも魅力的ですね。
エイトレッド(3969)4期連続増配を予定
ワークフローシステム(業務手続きの電子化)を手掛けており、同分野で5年連続でトップシェアを誇るエイトレッド。
大企業から中小企業まで幅広くカバーしており、大企業では伊藤忠商事やセブン&アイなども同社のサービスを導入しています。
また、教育機関にも営業をかけていますので、企業のみならず、同社のサービスが普及していくことが予想されますね。
配当金も4期連続で増配を予定しており、配当性向は30%台とやや高いですが、今後の増配も期待したい銘柄。
営業利益率は30%を超える高収益企業であり、また、年2回の株主優待があるのも魅力的です。
上方修正連発!
四季報オンラインで公開される1~3週間前には記事を書いているわけですが、ちょうど決算ラッシュ前だったので、決算が気になるところでした。
12銘柄のうち、エイトレッド(3969)だけは決算発表の後にチョイスした銘柄ですが、それ以外はすべて決算発表前でした。
公開直後の決算ですごく悪かったらどうしようなどと思いながら、過去の決算などを踏まえて、良いと判断した銘柄をチョイスしています。
その結果ですが、エイトレッドを除く11銘柄中7銘柄で上方修正を発表し、4銘柄が増配修正するという自分でもびっくりの結果でした。上方修正率60%以上。
決算後に株価が下がった銘柄もありますが、業績の良い銘柄は中長期では問題ないと考えています。
上方修正が7銘柄!増配修正が4銘柄!
- オープンハウス(3288)上方修正+増配修正
- ディスコ(6146)上方修正+増配修正
- エレコム(6750)上方修正+増配修正
- アートスパークHD(3663)上方修正+増配修正
- プレミアグループ(7199)上方修正
- 田岡化学工業(4113)上方修正
- 沖縄セルラー(9436)上方修正
残りの4銘柄も増収(増益2、減益2)を発表しています。
- トリケミカル研究所(4369)増収増益
- 全国保証(7164)増収増益
- アイアールジャパン(6035)増収減益(3Q)
- GMOフィナンシャルゲート(4051)増収減益(1Q)
減収した銘柄はひとつもなく、トップラインである売上高が伸びていることは最も重要なので、上記銘柄は非常に良い銘柄だと考えています。
投資判断は自己責任であることは忘れないでくださいね。
増配銘柄を長く保有する
長くなりましたが、これまで4回の連載で紹介した12銘柄を一挙にまとめてみました。
私はすべての銘柄を保有しているわけではありませんが、常に監視している銘柄でもあります。
業績の好調さと増配が続いている銘柄は、中長期で投資家に報いてくれるものと信じています(短期は分かりません)。
繰り返しになりますが、理想は、
- 含み益の増加
- 配当収入の増加によるキャッシュフロー形成
です。この二兎を追えるのが、増配銘柄への投資だと考えています。
投資資金の関係もあるので、少額投資ができるLINE証券やLINE証券などを活用することも良いでしょう。
私は、個別銘柄の積立投資ができるLINE証券を利用して、とても気に入っています。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
【LINE証券のメリット】
- 1株数百円から手軽に投資ができる(最低100円から投資ができる)
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