毎年のように配当金を増やす銘柄を「連続増配株」と言います。
日本株でも、株主還元に積極的な銘柄が出てきていますね。
連続増配株の良い点は、業績が好調だからこそできる芸当であり、自然と業績が安定成長している銘柄を絞り込めます。
また、増配株は毎年配当金が増えていくことで、取得ベースでの配当利回りがどんどん上がっていく点にメリットがありますね。
株価の変動は予測できませんが、好調な業績を背景に株価も堅調になる銘柄も多いです。
この記事では、
- 9月に配当が受け取れる連続増配株(3月権利日の中間配当)
- 9月権利日の厳選増配株を4銘柄
まとめてみました。
銘柄選びの参考にしてみてください。
9月の中間配当がもらえる連続増配株
まずは、連続増配株の一覧を見てみましょう。
PERとPBRは、私がExcelで管理しているベースなので、現在の数値とは異なっていますので、参考程度に見てください。
手入力しているので、銘柄増えると入力作業が・・・
連続増配銘柄を見てみると、20年以上は、リコーリースを筆頭に、SPKやUSS、トランコム、東京センチュリーなどがありますね。
リース会社は、増配と株主優待が充実しているので、いくつか保有しています。
それ以外にも10期以上連続で増配を続けている銘柄が50銘柄ほどありますね。
保有銘柄はありますでしょうか。
私もいくつか保有しています。
イエローハットやビジネスブレイン太田昭和など手堅い中小型株も好みです。
優待もありますね。
3期平均の増配率が高い銘柄
3期平均の増配率が高い銘柄をピックアップしてみました。
少し小さいですが、最も高いのはインフォコムですね。
電子書籍などに強みですが、株価は軟調ですね。
9月の優待株でもあるので、ちょっと注目かもしれません。
2位はラクス。経費精算のシステムで高成長しています。
ただ、配当利回りは雀の涙程度です。
社長が株式投資をしており、増配を重視しているので、ラクスでも実践していますね。
保有株では、ベネフィット・ワンがランクイン。このところ、株価もかなりの堅調さですごい勢いで伸びています。
業績はまだまだもっと伸びることが想定されるので、楽しみな銘柄ですね。
増配率の高い銘柄
増配率の高さでは、日本M&Aセンターが入ってきています。
国策に売りなしという格言もありますが、事業承継は国策関連ですので、期待大ですね。
エイジアは、社名がWOW WORLDに変わっていますね。今気づきました。
増配が続くことに加えて、その増配率が高い銘柄は非常に魅力的ですね。
9月権利日の増配株厳選4銘柄
9月に決算を迎える増配銘柄もピックアップしてみました。
10期連続未満の増配銘柄ですが、むしろこれから増配が続いてくれそうで期待感もありますね。
抽出した4銘柄は次のとおりです。
日本エス・エイチ・エルを除くと、3期平均の配当成長率が10%を超えていますね。
6050 イー・ガーディアン 7期連続増配
イー・ガーディアンは、ブログ・SNS・掲示板などの投稿を監視サポートする投稿監視業務、カスタマーサポート、AIソリューション、脆弱性診断・デバッグ業務、サイバーセキュリティ支援を手掛ける会社です。
6期連続増収で、5年平均成長率は21%と非常に好調です。
セキュリティ関連は今後も伸びしろ十分というか不可欠な事業なので、長く投資できる銘柄かと考えます。
増配前からもし持ち続けていれば、配当利回りは7倍に成長していますね。
これが増配株の魅力のひとつ。
7839 SHOEI 7期連続増配
バイク乗りのなかでは知らない方はいないのではないでしょうか。
高級ヘルメットを手掛けるSHOEIは、配当性向50%程度を目安に増配が続いている銘柄です。
4期連続で増収を続けており、好調ですね。
もし7年前から保有をし続けていると、配当金は約4倍に増えています。
6196 ストライク 4期連続増配
事業承継やM&Aを手掛けるストライクも上場から増配を続けていますね。
時価総額も1,000億円未満と今後の成長にも期待です。
配当成長力は40%(3期平均)と非常に高く魅力的です。
9月権利日で1,000円のクオカードがもらえる株主優待もしていますね。
4327 日本エス・エイチ・エル 7期連続増配
最後は、日本エス・エイチ・エルです。
英国に本社を持つSHLグループは50カ国以上に拠点を持ち、110カ国以上、30以上の言語で同一の商品やサービスを提供する世界最大の人事コンサルティング会社の日本法人です。
10期連続で増収を続けており、成長率は5%程度ですが、安定成長している銘柄ですね。
配当金は、20年9月期は20円の特別配当がありましたので、今期は見た目減配ですが、実質配当金は維持しています。
3Q時点の経常利益の進捗率は98%と高く、上方修正+増配も期待できそうですね。
配当利回りも高い銘柄ですが、7年前から保有すると4.6%→7.8%と配当利回りが上がっている計算です。
9月増配株のバブルチャートで比較
売上と営業利益の3期平均成長率で比較してみました。
成長力が高いのはストライク(6196)ですね。
いずれも増収増益が続いている銘柄です。
指標面では、PERでは日本エス・エイチ・エルが低いですね。
いずれもROEも高く、効率的な経営ができていることが分かります。
- Return On Equityの略称で和訳は自己資本利益率。企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合。
- ROE=当期純利益÷自己資本 または ROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。
- 「投下した資本に対し、企業がどれだけの利潤を上げられるのか」と最も重要視される財務指標
- ROA:総資産に対する利益率。当期純利益÷総資産×100
- ROIC:(投下資本利益率、Return on Invested Capital)とは、税引後営業利益を投下資本で割ることで求められる指標。
増配株は、将来の高配当株候補
増配株を色々見てきました。
私は増配銘柄を銘柄選択の一つの指標としています。
その理由は、
- 業績が良い銘柄を自然と絞り込める
- 増配が続くことで配当金が増えるメリットがある
- 減配などが出ると手放し要因となり分かりやすい
コツコツ投資を続けることで、メリットも大きくなりますね。
また、連続増配が続いている銘柄は個人株主も多く、株価の下落時の耐性にもなってくれます。
将来の教育費や老後資金対策にもなるので、経済的な資本を作るうえで株式投資は欠かせないものと考えています。
続けていけるよう日々勉強です。
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銘柄管理にも便利なアプリもあります。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
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