印刷サービス会社、ディスクロージャーサービス大手のTAKARA & COMPANY(旧宝印刷)(7921)は、有価証券報告書や株主総会の通知などを支援する会社です。
上場企業数約3700社のうち、約2000社と取引をしており、非常に強固な顧客基盤を有しています。倒産リスクは極めて少なく、またニッチな分野ですが、ライバル会社も少なく(プロネクサス、IRジャパンなど)、じっくり保有できる銘柄です。
TAKARA & COMPANYは、5月決算銘柄として配当分散先としても、保有したい銘柄として考えています。
上場企業の50%以上と取引があるTAKARA & COMPANY
有価証券報告書などの作成は、上場企業であれば必須です。そうした業務支援をしている会社ですので、安定した収益があります。
同社と取引をする上場企業は1979社にもなっています。
決算開示などの自動化支援ツール利用企業は、930社と順調に増えていますえん。
業績推移
リーマンショック直後は、業績も落ちていましたが、その後は業績も回復しています。
推移を見てわかるように、非常に安定している企業ですね。
開示書類の作成支援ツールは、順調に伸びています。
招集通知などの翻訳事業も順調に推移。
ESG関連書類も右肩上がりです。
一度、取引をすると継続性の高い事業ですので、安定した業績が期待できますね。
また、同社は、富士急行、住友不動産、メガバンク3社、日本管財、凸版印刷、ヤクルト、カプコンなど60社の株式(※19年5月期有報より)を保有しており、安定配当収入もあります。
TAKARA & COMPANYの株主還元
TAKARA & COMPANYの株主還元について見ておきます。
配当金推移
業績悪化していたときに減配をしていますが、8期連続で非減配です。
配当性向の目標を50%以上としています。
毎年のように増配をする企業ではありませんが、安定配当株であり、安定業績ですので、長期保有向きの会社ですね。
キャッシュフロー
現金を生む力を見る営業キャッシュフローマージンは、10%前後と安定しています。
現金・現金等価物も順調に推移しています。
自己資本比率75%、有利子負債わずかと鉄壁財務に加えて、稼ぐ力もありますので、非常に安心して保有できる銘柄と言えます。
フリーキャッシュフローは、プラスで推移しており、まったく問題ないですね。
BPS推移
1株当たりの純資産(BPS)推移も順調に伸びていますね。
会社の体力ともいえる利益剰余金は、伸びており、財務面の心配はありません。
TAKARA & COMPANYの株価推移
コロナショックの影響で、急落していたのですが、すぐに戻しています。
ダラダラと下落するような銘柄ではなかったですね。
新型コロナウイルスによって、需要が蒸発するような会社ではありませんので、今後も底堅いと思われます。
ミックス係数(PER×PBR)も22.5以下であり、指標面でも良いですね。
配当利回り3%超えで良いですが、欲を出して4%くらいになったときに買いたいです。
7921 TAKARA & COMPANYの株価指標 | |
株価 | 1,723(20年3月27日) 最新の株価はこちら |
PER(予) | 14.83 |
PBR(実) | 1.28 |
ミックス係数 | 19.04 |
配当利回り(予) | 3.1% |
配当性向(予) | 46.5% |
増配率(3期平均) | 2.7% |
PEGレシオ | 2.32 |
営業利益率(予) | 9.9% |
ROE(実) | 8.2% |
ROA(実) | 6.2% |
ROIC(実) | 7.2% |
営業CFマージン(実) | 9.9% |
自己資本比率(%) | 67.0%(19年5月時点) |
D/Eレシオ | 0.0 |
株主優待
また、うれしいことに株主優待を設けています。
- 100株以上で1500円相当(3年以上で2000円)
- 2000株以上で2000円相当(3年以上で3500円)
カタログから選ぶことができます。下記は19年5月期の優待品の内容です。
総合利回り4%と高いですね。
7921 TAKARA & COMPANYの総合利回り | |
配当利回り | 3.1% |
優待利回り | 0.9% |
総合利回り | 4.0% |
※優待利回り 1500円で試算 100株保有 |
TAKARA & COMPANYは安定配当、優待魅力
5月決算銘柄ですので、配当金の分散化先としても、魅力的です。
業績面、財務面、ビジネスモデルから見ても、長期保有できる銘柄です。
株価も10万円台ですので、投資しやすい水準と言えます。配当利回りが4%程度(株価1350円)にまでなれば即買いしたいです。
新型コロナウイルスの影響で相場のアップダウンが激しいですが、こういうときこそ、長期で保有できる銘柄がガクンと落ちた時に拾いたいです。
ではでは。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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