Happy Life Happy Home TAMA HOMEのCMは、一度聞くと耳に残りますね。
タマホーム(1419)は、配当利回り5%以上、5月決算のため配当の分散化、株主優待ありと3拍子揃った銘柄です。
木造住宅メーカーですね。
住宅事業(長期優良住宅対応の注文住宅・集合住宅の建築請負、リフォーム工事請負)、不動産事業(分譲宅地・戸建分譲、分譲マンション、オフィスビルの転貸)、金融・エネルギー事業などを手掛けています。
投資額も10万円程度と低めですが、投資先としてはどうか考えてみました。
タマホームの業績推移
タマホームの業績を見ておきましょう。
2014年の消費税増税後は、業績を落としていましたが、上昇基調です。
ただ、営業利益率は直近の高くても4%程度となっており、高い部類ではありません。
同業他社と比較すると、単純比較はできませんが、オープンハウスはアズマハウスと比較すると見劣りしますね。
タマホームのセグメント利益
タマホームの主力は注文住宅であり、売上高の77%を占めます。
一方、利益面ではわずか0.5%程度で推移しており、ほとんど利益貢献をしていません。
同社を支えているのは、不動産事業(分譲宅地・戸建分譲、分譲マンション、オフィスビルの転貸)であり、利益率20%と高収益かつ、同社の利益の76%を占めます。
タマホームの住宅事業は、2019年10月の消費税増税後に軟調ですが、建売住宅などの不動産事業は好調に推移しています。
こうした比較は、LINE証券が便利です。
タマホームの財務面
タマホームの財務面についても、見ておきます。
有利子負債(短期+長期)が約230億円ほどありますが、現預金が約280億円ほどあります。
自己資本比率はわずか20%程度と高くはありません。
不動産事業ですので、借入が多い業界です。
D/Eレシオは1倍程度まで下がっており、健全性は上がっています。
タマホームのキャッシュフロー
キャッシュフローの推移についても確認しておきます。
2019年5月期は、財務キャッシュフローが増えていますが、営業キャッシュフローはプラスで推移していますね。
営業キャッシュフローマージンの推移は、マチマチでプラスです。
タマホームの株主還元
タマホームは、高配当株であり、20年5月期は上方修正、増配をしていますが、前回の増税後は業績悪化により、減配をしています。
その後は順調に配当金を増やしており、2016→2020で7倍にも配当金を増やしていますね。
タマホームの配当金増配率・配当性向
配当性向は40%台で推移しており、配当余力があります。
このところの増配力はすごいですね。4年で7倍アップですので、業績が良いと配当もぐんと増やしてくれます。
一方、減配リスクもある銘柄と言えます。
タマホームの株価推移
タマホームの株価ですが、消費税増税後の業績悪化懸念もあってか株価は下落基調でした。
コロナショックでさらに下がり、一時1000円を割っていましたが、V字上げしています。
今の株価1200円程度は、1年ぶりの安値圏です。
タマホームの指標面です。
ミックス係数(PER×PBR)は、16倍と低いですね。
配当利回り5.7%は非常に魅力的です。
1419 タマホームの株式指標 | |
株価 | 1,227(20年3月30日)最新の株価はこちら |
PER(予) | 7.92 |
PBR(実) | 2.03 |
ミックス係数 | 16.11 |
配当利回り(予) | 5.7% |
配当性向(予) | 45.2% |
増配率(3期平均) | 69.6% |
PEGレシオ | 0.10 |
営業利益率(予) | 4.4% |
ROE(実) | 25.0% |
ROA(実) | 4.7% |
ROIC(実) | 14.7% |
営業CFマージン(実) | 6.7% |
自己資本比率(%) | 20.0% |
D/Eレシオ | 1.1 |
タマホームの株主優待
5月決算銘柄です。
100株保有で500円分のクオカードがもらえます。
3年以上保有すると倍増の1000円分のクオカードがもらえますね。
1419 タマホームの総合利回り | |
配当利回り | 5.7% |
優待利回り | 0.4% |
総合利回り | 6.1% |
※優待利回り 500円で試算 |
【2021年5月の権利確定日】
- 5月末日が権利確定日の権利付き最終日は5月27日(木)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、5月28日(金)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
タマホームの投資
タマホームは、5月決算銘柄による配当の分散化、株主優待もあり、魅力的です。
一方、営業利益率は5%程度と低いこと、自己資本比率20%程度と低いことが気になるところです。
ハウスメーカーは、中小企業も多く、ライバルも多い業界です。同社のシェアは2~3%程度。
配当利回りは高く、増配率も高いため、今後さらに増配が続ければ、配当利回りはさらに高くなっていきますね。
そういう点では、今の株価は魅力的ですが、減配リスクもあり、財務面(自己資本比率の低さ)のこともあるので、無理して買いに行く必要はないと考えています。
株価が1000円を割れば、100株保有でもいいかなという感じでしょうか。
以上、タマホーム(1419)についてでした。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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