高配当株・連続増配株を中心にインカムゲインの投資を始めて約2年。
できるだけ安値で優良株を仕込んでおきたい思いがありますが、配当金を欲しい思いも重なり、早い段階で投資をしていることもあります。
2018年末は株価の暴落がおこり、JT株など絶好の機会でしたが、思うように投資できませんでした。
それはひとつに「現金(投資資金)」との関係性があります。
現金ポジションをある程度、常に用意しておくことは非常に重要です。
適温相場になっているときこそ、現金ポジションを高めておくべき。
適温相場の際に考えること
恐怖指数(VIX指数)が5か月振りに低く
恐怖指数VIX指数は、日経平均を対象としたオプションの価格から算出され、投資家の先行き警戒感を映すとされています。
目先の荒れ相場になるとの見方が増えると値が大きくなります。
警戒ラインは30を上回っているときです。
恐怖指数 [VIX・日経VI・VSTOXX] 日経平均比較チャートで見ることができます。
2019年に入り、アメリカFRBが追加利上げの一時停止を表明したこともあり、恐怖指数も下がり、落ち着いていますね。
日経平均株価も見てみると、VIX指数が上がったときに、株価は大きく下げています。
日経平均VIは2018年2月と10月に急上昇していますが、その直前は心理的節目である20を下回る水準が続いていました。
株価の大きな変動は、ある日突然くるわけです。
2019年3月6日現在、20を下回っていますので、これが続くと株価の暴落が近付いているのかもしれません。
騰落レシオで見る適温相場
騰落レシオとは、市場の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場の過熱感を見る指標で、いわゆる買われすぎ、売られすぎを見るためのテクニカル指標
引用: SMBC日興証券
騰落レシオは、今の株価が買われ過ぎなのか、売られ過ぎなのかを見る指標です。
日経新聞でもマーケット欄で毎日掲載されていますし、チェックしています。
騰落レシオは100%が中立の状態で、120%以上になると過熱気味(買われ過ぎ)、逆に、70%以下は底値ゾーン(売られ過ぎ)といわれるのが一般的です。
恐怖指数 [VIX・日経VI・VSTOXX] 日経平均比較チャートで騰落レシオも見ることができます。
2018年末は騰落レシオが売られ過ぎ水準の70を下回っていました。
そして、株価も大きく下げていましたね。
この騰落レシオも参考に、この時期に投資できた銘柄は値上がり益を得ることができています。
2019年3月6日現在、110を超えており、過熱気味とは言えないものの、買いが優勢ですね。
現金を握っておく期間を設けよう
こうした相場のとき、もうあんまり下がらなそうだし、買っておこうかなくらいで買ってしまうとあまりいい結果は生まれません(自戒)。
大型優良株でも高配当株がゴロゴロしていますので、キャッシュフローを作っていくには、投資しやすい環境であるとも言えます。
ただ、年末の暴落のことを忘れてはいけません。
安値で買えれば、高い利回りを享受することができます。
こういうときは、現金を積み上げることに注力し、銘柄の選別をする時期ですね。
また、あまり当たりませんがIPO(新規上場)の抽選に申し込んでおくようにしています。
現金を遊ばせておくともったいないという感覚のワナ
どうしても現金があると、
現金で置いておくのはもったいない。配当株でも買おうか。
なんて気持ちが芽生えてしまいます。
高配当株でも高くても5%くらいです。
株価の下落で5%なんて日常茶飯事です。
高値で買ってしまうと、インカムの効果を打ち消してしまいかねません・・・。
できるだけ利回りの高いとき(株価が安いとき)に買うほうが、キャピタルゲインもインカムゲインも狙えてウハウハな状態です。
株価が下落しているときは、買いに行くのが恐くなったりします。
そのときに、
- 買う勇気を行動に変える「現金」があること
- 投資方針が明確であること
- 投資先が確定しており、財務チェック済であること(但し、3か月に1回は確認すること)
です。
相場が軟調だからといって、優良株が倒産することはありません。
相場が下げているときにワクワクして買えるくらいがちょうどいいですね。
そのためには、『現金(投資資金)』を一定確保することが大切です。
そして、生活を支えるキャッシュフロー(給料が代表的)を持ち、生活に支障をきたさないことも大事ですね。
まとめ
- VIX指数や騰落レシオを参考に、株価が過熱していないかを見ておこう
- 暴落時に投資できるように「現金(投資資金)」を常に持っておこう
- 適温相場のときには、銘柄抽出に注力しよう
- 暴落時に財務優良の銘柄に勇気を出して買いに行こう
ということを自戒をこめてまとめておこうと思います。
ついつい適温相場のときに、株を買ってしまいがちな自分が現れるので、しっかりと暴落を待てるようにしていきたいと思います。
「現金(投資資金)」を積み上げることは、もったいない行為ではなく、トータルリターンを上げるための準備ですね。
相場格言に「相場の金と凧の糸は出しきるな」というのがあります。
絶好のチャンスを掴むために、運用資金の一部は現金で持って備えておきましょう。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
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