県民性というか、都市によって、色々特色があるわけです。
今回は、「お金を貯めている都市はどこか?」を統計から探ってみたいと思います。
どのまちの人がどれだけ稼いでいて、どれだけお金を貯めているか。
自分が住んでいるまちは案外お金を貯めているかもしれませんね。
総務省 家計調査(2018)貯蓄・負債編(二人以上の勤労者世帯)をもとにまとめてみました。
お金を貯めている都市はどこなの?
まずは、地方別に見てみましょう。
関東地域は、収入も多いですが、お金も貯めていますね。
地域性が見られますが、関東から南に行くに連れて、貯金は落ちていきますね。
家計調査の平均年齢は、40代後半とやや高めですが、大体年収の2倍弱くらいのお金を貯めていますね。
県庁所在地別に見てみる
県庁所在地別に見てみます。
札幌市~福島市
北海道や東北地域を見てみます。
貯金で見ると、仙台市が1397万円と最も高いですね。
年収で見ると、盛岡市や山形市が高いですね。
青森市は、やや年収面では低くなっていますが、貯金は846万円と年収から見るとお金を貯めていますね。
黄色の有価証券ってどの地域も少ないですね。
水戸市~横浜市
関東地域ですが、横浜市すごいですね。
2164万円と東京よりもお金を貯めていますん。
年収では東京都が最も高いですが、意外に横浜市はそこまで高くなかったんですね。
新潟市~長野市
金沢市は、年収の2倍以上となる1527万円を貯めていて貯金好きな都市みたいですね。
逆に甲府市は、年収の割には貯金が貯まっていないですね。
岐阜市~大津市
イメージだけですが、名古屋は結婚式が派手だったりとお金を使う印象ですが、年収の割には貯金が少ないですね。
三重や滋賀は、1500万円以上の貯金をしていて貯金好きな感じですね。
京都市~和歌山市
近畿で見ると、経済大都市の大阪市は意外に年収や貯金も少ないですね。
お金を使う都市なのかも。
和歌山市はすごいですね。年収は低めですが、貯金大好きなまちのようです。
鳥取市~山口市
中国地方も見ておきます。
大都市、広島市はお金を貯めているまちなんですね。
徳島市~高知市
四国も見ておきます。
高知市は、貯金が低いですね。
この地域ははっきりと分かれて面白いですね。
福岡市~那覇市
九州地方と沖縄を最後に見ておきます。
この地域もバラバラですが、大都市・福岡市は収入も高く、貯金も高いですね。
沖縄県はどちらも低くなっていました。
収入の何倍以上のお金を貯めているか
地域によって、全然変わってきて面白いものですね。
収入が多いと貯金も多くなるのは分かりやすいですが、収入の割に多くお金を貯めている都市はどこかを見てみました。
県庁所在地別に見てみると、平均で年間収入の1.76倍の貯金を持っています。
グラフにしてみました。
こうしてみると、
- 横浜市 2.74倍
- 和歌山市 2.73倍
と収入の3倍近いお金を貯めており、「お金を貯めるのが得意な都市」もしくは「お金を貯めるのが好きな都市」と言えそうですね。
もう少し消費に回してほしいというのが自治体の本音かもしれません。
逆に見てみると、
- 高知市 1.11倍
- 那覇市 0.98倍
年間収入分くらいの貯金をしている都市ですね。
お金を貯めすぎずに、1年分くらいのお金を貯めながら、消費活動をしている都市と言えそうです。
いくらお金を貯めるべきか
貯金の目安って、それぞれの家計状況(収入源、収入源の安定度、資産背景など)によって変わるので、一概には言えません。
お金を貯めすぎると、天国には持っていけませんので、色々機会を逃してしまうかもしれません。
私は、最低限、生活費の6か月分程度はお金を貯めることが重要だと考えています。
月に30万円必要であれば、180万円の預貯金はストックしておく感じです。
勤め先が不安定な場合はもう少し積み増しがいるかもしれませんし、安定しているのであれば、3か月程度でもいいかもしれません。
貯金の習慣を持ちながら、お金を貯めておくことが大事ですね。
家計調査のデータを見ると、有価証券は10%程度とかなり低かったです。
資産運用は、お金がお金を生む仕組みづくりには欠かせないものですので、私は若いうちからしておくべきと考えています(自身の反省も含めて)。
もっと早くしておくべきだったと思いますし、今後も続けていくものだと思っています。
都市によってデータを見るだけで、お金の使い方が変わってそうですが、
- 貯金の習慣
- 資産運用
この2つの知識は、人生を豊かにしていくために、大事なことだと考えます。
以上、お金を貯めるのが得意な都市について見てみました。
ではでは。
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