3月決算企業のピークが終わりましたね。
多い日には1,000社以上の決算が発表されるわけですから。
さて、まだ決算が出ていない3月期銘柄もありますが、ここらで、
24年3月期に配当金をドバっと増やした
増配率がすごかった銘柄
をランキングでまとめてみました。
はい、めっちゃめんどくさかったです(笑)
配当金収入を重視して投資を続けていますが、今では年間配当が200万円を超えるようになってきましたが、配当が毎月のようにあるのは、嬉しいものです。
加えて、保有株が増配してくれるときはかなり嬉しいもの。
投資するからには増配を続けてくれそうな銘柄を選びたいものですね。
- 23.3月期→24.3月期の配当予想が10%以上と高い増配を示した銘柄をまとめてみました
3月決算企業で24年3月期の増配率がすごい銘柄!
いざ、見てみましょう!
決算はすべて目検で見ていったので、もちろん漏れもあるかと思いますので、その点はご容赦くださいませ。
配当金が1割以上増える!増配率10%超えの70銘柄はこれだ
なんと70銘柄も配当金を1割以上も増やす!と言っています。
収入が1割も増えることはなかなかありませんが、配当金収入だとこうしたことがあるのが配当収入の魅力でもありますね。
まさに、勝手に増える不労所得!ってな感じですね。
首位のレーサム(8890)は、なんと配当金3倍にも増やします!
3倍に増やす銘柄はレーサム入れて、世紀東急工業(1898)など4銘柄もありました。
3倍ですよ、3倍。す、すごすぎますね。
配当金を2倍以上に増やす銘柄もなんと10銘柄もありました!
10%増配なんてかわいいもののように見えますね。
いや、まぢですごいっす。
前期は減配していない46銘柄
できれば配当金はドバっと増やしてくるのは嬉しいのですが、安定していることも重要!
ある時は無配、配当金ドバ!というのは、業績が不安定な証左でもありますものね。
すると、70銘柄が46銘柄になりましたね。
首位のレーサムは前期も50%近くも増配してたすごい銘柄ですね。
毎年のように配当が増えて言ってくれたら言うことなしですよ、ほんと。
減益予想としていない31銘柄
とはいえ、配当金は利益から出るものですので、利益が出ていないと減配も当然あります。
減配=ダメというわけではなく、長期で見て配当が増えていれば投資対象ではありますが、ここでは、いったん、
今期減益予想の銘柄を外す
こととしました。
すると、46銘柄が31銘柄になりました。
当初の70銘柄から見ると半分以下となりましたね。
31銘柄の高配当ランキング
増益予想、2期以上連続増配をしている今期増配率の高い銘柄を、
配当利回り(予)順にランキング
にしてみました。
レーサム、配当12%!!
知らない銘柄もあるので、やっぱり決算見るの大事ですね。
この中で、2475WDBホールディングスは、理学系研究職の人材派遣会社で、今回、還元方針を見直しています。
そして、調べていくと、IRページにはこんな文言が。
当社は、配当を行うにあたり、配当性向を重視しておりますが、一方で配当額をより重視しております。
利益が低下していけば、同じ金額の配当を続けていても、配当性向は高まっていきますが、それでは株主の皆様への還元を高められているとは言えません。
増益を続けることにより、増配を継続することと、それによって株式市場からの評価を高め、時価総額を向上させてこそ、還元を高められていると考えております。引用:WDBホールディングスIRページより
配当性向40%に今回引き上げたわけですが、配当性向より配当額を重視!
利益減ったからと言っても簡単に減配はしなさそうな強い意思表示のように思えますね。
なかなか良さそうな企業です。
ただ31銘柄も投資はできないので、もっと絞り込んでみましょう。
過去10年減配していない増配率高い15銘柄はこれだ
過去10年の間に1度も減配していない銘柄に限ってみました。
つまり、非減配銘柄です。
31銘柄は15銘柄に絞られました。
ここまでくると1銘柄ずつ見ていけそうですね。
配当利回り順にランキング。レーサムは過去に減配多かったですので外れてしまいました。
しかし、この15銘柄のすごいところは、うち13銘柄が配当利回り(予)が3%を超える高配当株ということですね。
今回、株主還元の充実を掲げているのは、
- 7949 小松ウォール工業(DOE導入)
- 6737 EIZO(配当性向70%に引き上げ)
- 8252 丸井グループ(DOE導入)
- 9658 ビジネスブレイン太田昭和(配当性向40%に引き上げ)
- 8424 芙蓉総合リース(配当性向30%を中計で設定)
- 8425 みずおリース(配当性向30%を中計で設定)
- 2733 あらた(配当性向30%を中計で設定)
- 1969 高砂熱学工業(累進配当を導入)
など、
増配率がすごい!
増益が続いている!
過去10年減配していない!
業績良く株主還元にも積極的ですね。
増配率の高い5銘柄をピックアップ
ここで、15銘柄から5銘柄をピックアップしてみました。
1969 高砂熱学工業
空調設備工事の国内最大手の優良企業は、
減配しない累進配当政策
を導入しました。
三菱商事や三井住友銀行なども取り入れている株主還元策ですね。
また、配当性向40%以上を掲げており、株価が変わらない前提で現在の配当利回り3.2%は下限として考えて良さそうですね。
- オフィスビルや工場など大規模施設の空調システム(国内トップ)
財務面でも不安は特になさそうですし、かなりの優良企業ですね。
7949 小松ウォール工業
間仕切専門メーカー国内2位の小型株です。
同社は、新たに株主還元策としてDOEを導入しました。
DOE(株主資本配当率)=配当総額÷純資産
- (配当総額÷当期利益)×(当期利益÷純資産)
配当性向×ROEで計算することができます。
配当の指標としては、単年度に稼いだ純利益に対する配当の割合を示す配当性向が一般的だ。
しかし、純利益は年度によって変動が大きく、配当性向だけを基準にすると配当金額が安定しなくなることもある。
一方、DOEの場合、ベースとなる株主資本は株主が出資した資本に、これまで蓄積した利益剰余金を加えたストックであり、比較的変動が少ない。
DOE導入銘柄は、配当性向を基準にしている銘柄よりも、
減配リスクが低い点
がかなり魅力です。
現在の配当利回り4.5%は下限と考えるとかなり魅力的な銘柄ですね。
ちなみにこの銘柄、指標面でも激安割安銘柄のPBR0.6倍です。
- 予想PER 11.1倍
- PBR 0.61倍
- 自己資本比率 80.9%
財務面は全く不安ゼロの自己資本比率80%と充実しています。
11期連続増配 丸井グループ【DOE8%】
百貨店の丸井は大幅な株主還元の見直しを発表しています。
こちらも、DOEを導入!
しかもDOE8%!!
11期連続増配をしていますが、これからも増配が続く予感!
配当利回り4%は下限と言えそうですね。
百貨店銘柄というよりは、利益の9割はエポスカードを中心としたフィンテック部門であり、金融会社と言ってもいいかもしれません。
百貨店はテナント収入中心ですし、自己資本比率は25%ですが杓子定規に低い!と思ってはだめですね。クレカ会社は大体こんなものですから。
- 大幅な株主還元見直しで魅力度さらにアップ
株主優待廃止したときには、ショックも大きかったのですが、DOE銘柄としてかなり注目です。
22期連続増配 8424 芙蓉総合リース
保有してからすでに配当金は2倍になっているのですが、株主優待も魅力的な芙蓉総合リースをピックアップしてみました。
ちなみにこの銘柄は、
22期連続増配と国内屈指の増配株
でもあります。
リース各社は事業会社の側面もあり、銀行のように法律での縛りがないので柔軟な経営も可能な点は強み。
- 27年3月期に配当性向30%を目標
増配を続けながらも、配当性向は20%台とかなり低いですね。
今の配当利回りは4%と高いですが、27年3月期は配当性向30%と引き上げ予定。
鉛筆なめなめ試算してみると、実質配当利回りは5.8%はあると考えています。
単元高いので分割してほしい(分割期待!)
22期連続増配 8425 みずほリース
5銘柄目の最後はみずほリースです。
芙蓉総合リースと同じく、
22期連続増配と国内屈指の増配株
投資したころは増配率にやや不満があったのですが、ここのところは増配率もすごく、むしろもっと買っておけばよかったと思える銘柄。
株主優待はクオカードなどがもらえます。
- 26年3月期に配当性向30%を目標
この銘柄も配当性向の引き上げを掲げており、鉛筆なめなめ試算して見ると実質配当利回りは6.7%ほどかと思っており、買い時かなと思っています。
増配が続けば配当収入が増えていく!
今回は、3月決算企業の中で、
24年3月期の増配率がすごい銘柄(70銘柄)
をピックアップし、
- 過去10年減配なし
- 今期減益予想を出していない
- 増配率はもちろんすごい
- 高配当銘柄
と15銘柄に絞り、さらに勝手にピックアップした5銘柄が次の5銘柄です。
- 増配が続きそうな銘柄は投資妙味あり
配当金ライフを充実させるためにも、ポートフォリオに入れたい銘柄の候補と言えそうですね。
ご参考までに。
最後におすすめ投資本のご紹介。
投資するなら学んでおきたいピーターリンチやバフェットのこの本もぜひ読んでください。
必ずあなたのためになります。
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