成長力が高く、割安な銘柄があれば投資妙味がありますね。
もちろん、PERが高く成長力が高い人気の銘柄に投資することも一つの方法ではありますが、PERが低い(人気がない)点では、下落リスクも小さいと考えられます。
- PER 15倍以下
- 売上5年平均成長率 40%
- ROE 20%以上
- 株主優待あり
この基準を満たしている銘柄のなかで、今回はマンションインターネットサービスプロバイダーであるギガプライズ(3830)を取り上げます。
成長期待で保有している銘柄でもあるので、ポジショントークも入っているかもしれませんので、そこは割り引いて見て頂ければと思います。
低PERの成長銘柄「ギガプライズ(3830)」
ギガプライズは、株価が低迷し続けており、我慢して保有しているのですが、このところやや戻してきていますね。
底値は確認できたように思いますので、買いポイントと言えるでしょう。もう少し出来高が欲しいところですが。
同社の業績は好調なのですが、株価は下がってきたため、PERは過去3年のレンジで最も低い水準となっています。
LINE証券では、指標面の分析もスマホから簡単にできるので重宝しますね。過去のPERから見てみると、さすがに現在のPERは低い水準であると言えます。
ちょうどコロナショックがあったときくらいにまで落ち込んでいますね。
ISPは欠かせない存在
マンション向けインターネットサービスを手掛ける同社ですが、回線がつながっているだけではインターネットは使えないため、私たちが契約するISP(インターネット・サービス・プロバイダー)事業者がインターネットと通信事業者の回線をつないでくれています。
このことで、ユーザーがネットを利用できるようになるわけなので、欠かせない存在と言えますね。
マンションISPのシェア
MM総研の調査によると、全戸一戸型マンションISPは、アルテリアネットワークスのつなぐネットがトップとなっており、ギガプライズは業界8位くらいでしょうか。
ISP市場は伸びており、今後も底堅く伸びることが想定されますね。
アルテリアネットワークスはトップシェアと2021年3月末の提供戸数が79.0万戸となっていますが、ギガプライズはOEM提供分を含めると2021年3月末時点の提供戸数は74.5万戸と実質業界2位となっています。
大和ハウスや大東建託が手掛ける賃貸住宅のISPは同社が手掛けていますね。
ISP業者の比較
上場している3社を比較してみました。
LINE証券を利用しています。時価総額面でも最も小さく、伸びしろも高いと言えそうですね。
成長力では、ファイバーゲートが最も高いですね。
私はファイバーゲートも保有していますが、どちらも良い銘柄だと思います。
PER×ROEで見る指標面での割安さで見ると、ギガプライズと言えますね。
四半期ごとの決算で出ている数値をExcelで管理しているのですが、伸びの成長率で見るとギガプライズが安定して高いですね。
ギガプライズの業績や財務
ギガプライズの業績は、自社だけでなく、大和ハウスや大東建託の賃貸物件へのOEM提供を始めたころから急激に売上・利益ともに大きく伸ばしています。
ROEも高く、収益力も抜群ですね。
株主還元
配当金は積極的に出している銘柄ではなく、成長資金重視ではありますが、減配することなく配当を出していますね。
今期(22.3)は、配当予想が出されていませんのでグラフ上は無配となっています。
EPS伸び、第1四半期が通期計画の22.5億円に対する進捗率は5年平均の13.3%を上回る20.1%に達するなど好調さを考えると、配当も出してくるでしょう。
株主優待
ギガプライズは株主優待として、クオカード優待を導入しています。
クオカードは使い勝手の良い優待なので、重宝しますね。
私もいくつか保有しているので、好きな優待です。
また、3年以上継続保有することでクオカードの金額がアップする点も見逃せません。
財務面
同社の売上はストックビジネスでもありますが、先行投資型です。
このため、先にキャッシュが出ていくモデルではありますが、ISP契約のストックが積み上がってきていますので、財務も改善傾向ですね。
指標面です
繰り返しになりますが、この業績でPER13倍はさすがに低すぎると思います。
過去のPER推移と比較しても底辺付近であり、逆に言うと割安に放置(最近はやや株価が上がってきているが)されていると言えますね。
理論株価を独自に算出すると、+160%と十分な伸びしろがありそうです。
3830 ギガプライズ | |||
株価 | 1,325円 | 営業利益率(予) | 14.3% |
PER(予) | 13.13 | ROE(予) | 37.0% |
PBR(実) | 4.85 | 自己資本比率 | 36.7% |
ミックス係数 | 63.71 | 営業CFマージン | 11.7% |
配当利回り(予) | 0.00% | 配当性向 | 0.0% |
ギガプライズの魅力
成長力を備えた低PER銘柄としてギガプライズ(3830)を取り上げました。
- 5年平均成長率(売上)40%の高成長株
- マンションISP市場は今後も伸びることが想定
- 業界シェアではOEM分含めると業界2位
- 高ROE銘柄
- 株主優待はクオカード(3年保有で優待UP)
- 配当は過去10年減配なし(ただし、低配当)
ストックビジネス銘柄であり、株主優待あり・減配なし銘柄ですので、投資妙味がありますね。
私も引き続き同社の成長を見守るため、保有し続ける予定です。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
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