株価の下落によって、配当利回りが急上昇しています。
高配当ランキングには、ワナもありますので、投資するのであれば、一つ一つ見ておくことが大事ですね。
配当金は安定した不労収入としても魅力的ですが、高配当株投資は難しかったりします。
- 高配当株は成長力が低い
- 株価の上昇余地がない
- ナンピンになりやすい
などが挙げられるでしょうか。
配当金は、安定した不労収入を得ることができると、生活にもメリットが出てきますが、高配当株投資によって失敗も踏まえて、今一度考えてみます。
高配当株投資の注意点
今のように株価下落で高配当が続出しても投資したい銘柄はいくつもあります。
一般的には、配当に回すよりも事業にお金を回すほうが成長できると考える企業は配当を出しません。
有名どころでは、Amazonがそうですね。
高配当株でも、まずは配当性向が上がってないような銘柄は注目したいところです。
配当性向を引き上げながら配当利回りが上昇していると、事業の成長性は見込めません。
- 配当性向(1株配当金/1株利益)が高くないか
配当金を増やしていても、それと同じく利益も上がっていれば、配当性向は上がってきません。
保有する銘柄では、KDDIは業績も良く、配当金も増やしています。配当性向は徐々に引き上げていますが、40%台とまだまだ余裕がありますね。
小型株では、ビジネスブレイン太田昭和という銘柄がありますが、配当性向を保ちつつ、増配を続けています。業績が好調な証拠です。
配当金の安定度と配当性向の推移を見るだけでも、多くのことが分かってきますね。
と言いながら、保有しているJT株は、業績は安定はしているもののやや右肩下がりで、配当性向を上げることで高配当を実現してきました。
業績が上向けば別ですが、株価の成長や配当の成長余力は乏しい銘柄と言えます。
私は、安定配当株という位置づけで一定株数を保有しています。
高配当株ランキングの悪いポイント
高配当ランキングの悪いポイントは、その決算期の配当利回りで並べたものであり、配当利回りが高いということしかわかりません。
- 過去の配当金推移はどうなっているか
- 配当性向の推移はどうなっているか
この2点を確認するだけでも、投資先を絞っていくことができます。
配当性向の推移などは、バフェットコードやIR BANKを利用すると便利なのでブックマークしておきましょう。
配当性向が安定して推移していて、配当金も右肩上がりであれば、業績も右肩上がりです。
業績が良い銘柄は、市場で評価されますので、おのずと株価にも反映してくるもの。
4月10日時点の高配当ランキングで見てみると、配当利回りが10%を超えるような銘柄もありますね。
10%・・・・すごいです。
高配当ランキングを見てみると、「金融」「不動産」「総合商社」など景気敏感株が多いですね。
すべての銘柄の中身を把握しているわけではありませんが、現在保有している、過去に投資している、過去に投資を検討している銘柄で考えると次のような銘柄は魅力的と感じます。
分散投資をするだけでも、税込み配当利回り6.3%を実現することができるのは魅力的ですね。
この下落相場では、イオンカードなどを手掛けるイオンフィナンシャルに新規投資をしています。JALもコロナの影響で大打撃ですが、収束後のことを考えると、魅力的と考えています。
高配当株投資で気を付けたいこと
高配当株投資は、配当利回りだけを見ると魅力ですが、案外難しい投資かもしれません。
- 業績が上がり基調の銘柄
- 配当性向が上がりすぎていない
- 増配基調の銘柄
こうした銘柄が、市場の下落につられていきなり高配当ランキングに浮上してくる銘柄は、投資候補と考えています。
コロナの影響では不透明な部分も多すぎるので、分散投資は鉄則ですね。
少額投資で、買付手数料が無料となる日興フロッギーや、定額料金で1株単位でも購入できるLINE証券が便利ですね。
私は両方とも使っていますが、欲しい株を買いたくても、資金が足りないときにでも、少額投資で株数を増やしていくことができます。
単元未満株でも、銘柄によっては株主優待がもらえますし、1株から配当金を受け取ることもできます!
配当利回りが税引き後5%であれば、10000円の投資で500円の配当金をもらうことができます。株価は変動するので、500円以上目減りすることもありますが。
10000円を銀行に預けても利息は・・・・16円(0.002%)ですから、30倍も差がありますね。
配当収入を増やすには、高配当が手っ取り早いですが、「配当性向が安定しているか」「増配基調か」の2点は確認したうえで、投資しておきたいと考えます。
少額投資であれば、分散投資もしやすいですね。
Tポイントでも投資できて使いやすい証券口座です。
買付手数料が無料で購入できるのはいいですね。dポイントも使えます。
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