マイホームを買うときに、住宅ローンどうしようって悩んでいませんか。
なぜか住宅ローンに詳しいとか会社で言われてしまっている私ですが、そこそこ勉強しました。マンションを購入した際に住宅ローンは相当悩みましたよ。
あなたと一緒です。
そして、色々と調べて、銀行の住宅ローン相談会にも足を運び、本も買い漁って勉強しました。不思議なもので、色々と分かってきたことがあります。
今日は、うちも販売会社から紹介のあった「提携住宅ローン」について、まとめてみました。
提携住宅ローンから借りないといけないと思っていませんか?
By: Zach Taylor
提携住宅ローンとは?
提携住宅ローンってなんだろうってことなのですが、不動産会社と金融機関が提携している住宅ローンです。
不動産会社も買ってもらうには住宅ローンをすんなり通過してもらいたいですし、銀行側としても住宅ローンを借りてもらいたいので、お互い効率がいいというわけですね。
うちもマンションを購入する際に、この銀行が提携している住宅ローンの紹介を受けました。
どこから審査を受けますか?って感じで提案を受けました。
提携していたのは大手が多いです。三井住友信託銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、 三菱UFJ銀行 、オリックス銀行、地方銀行ですね。
なんとなく、このなかから選ばなきゃいけないのかなって雰囲気になりますが、そんなことありません。
あくまで、提携住宅ローンは、不動産会社と銀行にとっての効率がいいという話です。
実際、お金を借りて、返済していく私たちにとってはどんなメリットがあって、デメリットがあるのかを知っておきましょう。
提携住宅ローンのメリットは?
提携住宅ローンのメリットは、なんといっても事務手続きが楽ちんなことです。
住宅ローンを借りる際にはいろんな書類をやりとりする必要があったり、販売会社の指示とおり進めていけば住宅ローンを借りることができます。もちろん、審査に通過する必要がありますけどね。
もう一つ、金利優遇があることです。情報によると、こういうことがあるみたいです。我が家の場合は、特にありませんでした。
通常ルートで借りても一緒。
銀行によるみたいですね。
そして、住宅ローンを借りる場合は、販売会社から指定のある日に融資を実行してもらう必要がありますが、それは確実にきちんと実行してくれます。自分で調整する必要がありません。
住宅金融支援機構の調査によると、約60%の人が提携住宅ローンを利用しているみたいですね。
- 物件審査がないため、審査のスピードが速い
- 融資実行日を調整する必要がない
- 書類手続きが簡単
提携住宅ローンのデメリットは?
デメリットがないかといえば、そんなこともありません。
まず、事務手数料として5万円から10万円とられますので、借りる側とすればコスト負担となりますね。
このコストを払うことで、事務が楽ちんになるわけですが。
個人的に思うデメリットで大きいことは、選択肢が限られていること。
不動産会社と付き合いのある銀行からしか選ぶことができないので当然選択肢に限りがありますし、自分であれこれ調べることをしないので、知識が身につかないというデメリットがありますよね。
もちろん、いろいろと調べられた結果、提携住宅ローンを選択するという方もいらっしゃいますが。
Pickup! 住宅ローン仮審査は何を見ているの?一括審査で複数受けると手間が省けます。
- 余計なコストがかかる
- 提携住宅ローンが自分にとってベストとは限らない
- 提携住宅ローン以外
というのが主なものです。
提携住宅ローンで借りないといけないの?
繰り返しになりますが、提携住宅ローンで借りないといけないかというと、決してそんなことはありません。
自分で探してベストな金融機関と住宅ローンを借りることも可能です。
心配無用!
です。
不動産会社の営業マンとしては手数料も入るので提携住宅ローンを勧めてきますけどね。
特に、ネット銀行は金利が安いところも多いので、そういう情報に触れるチャンスをなくしてしまいます。
提携と非提携の大きな違い
ネットの情報ではあんまり出てこないですが、「提携住宅ローン」と「非提携住宅ローン」の大きな違いがあります。
それは、ほとんどの売買契約書に入ってあるだろう次の条項です。
ご存知ですか?
ここが非提携の最大のデメリット
提携住宅ローンの場合、すでに購入する不動産の審査は終わっている(あるいはスピーディ)ので、審査も早いと言われます。
不動産会社も金融機関も担保物件の情報を把握しやすいので、安心なんですね。
あとは、住宅ローンを借りるあなたのことを調べればいいわけです。
住宅ローンの審査を受ける場合は、事前審査と本審査の2回の審査を通過する必要があります。
新生銀行のように1回でいいよって言ってくれている銀行もありますが、ほとんど2回審査を受けます。
そこで、審査に落ちる場合もあるわけですよ。
契約をした後にも審査に落ちてしまったら・・・・自己資金で買うか、買えないのであれば契約解除しなきゃいけないですよね。 そんなときに活きる条項です。
融資特例の条項は、提携住宅ローンの審査に落ちた場合(融資実行できないとき)には、
契約解除することができますよ!
って特約なのです。
普通は、契約解除する場合は、手付流しなので手付金は没収です。
関連記事 マンションの手付金はいくら払えばベストなのか?妥当な額とは?
融資特例の条項による契約解除は、手付金も戻ってきて契約解除できるんですねー。
これは、ある意味提携住宅ローンの最大のメリットです。
契約前に事前審査を通過した場合にしか普通は契約に進まないのですが、契約後、本審査で落ちるってこともあるわけで(審査する人が違うからね)、その場合の助け舟なんです。
非提携ではこの条項が使えないです。
【まとめ】
- 提携ローン 住宅ローンの審査に落ちても手付金没収されずに契約解除ができる
- 非提携ローン 住宅ローンの審査に落ちても契約解除に手付金を没収される
提携以外で借りる場合のほうがお得な場合もあるよ
我が家は、非提携の住宅ローンを利用したのですが、融資の特例条項が使えないデメリットは無視しました。
本審査に落ちないと思っていたので(資金計画がギリギリの場合は注意ですね)、自分たちで住宅ローンを探したのです。
提携のメリットで審査が早いってネットにも載っていますが、内容によると思います。非提携だからといって遅いとは限りません。
非提携住宅ローンだからといって審査は遅くない
住宅ローン一括審査申込を使って、複数の銀行を受けましたが審査はすごくはやかったです。以下は一例です。
○事前審査(仮審査)申込から審査結果までの時間(営業日)
- 住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 審査後すぐ(メールで結果返信)
- 楽天銀行 3日(メールで結果返信)
- 三井住友信託銀行(提携) 2日(電話)
- 優良住宅ローン(フラット35) 4日(メール)
- ソニー銀行 3日(メール)
本審査も同じで1週間もあれば返事をくれます。
非提携住宅ローンのおすすめはここ
非提携住宅ローンでも金利が低かったり、特典があったりと提携ローン以上にお得な銀行が多いですよ。
やっぱり自分で調べなきゃね。
例えば、全疾病保障が付与されても金利上乗せなしの住信SBIネット銀行は、ネット銀行でも大人気というか一番ですよね。
また、変動金利が0.52%(2021年6月適用金利)と金利がものすごく低いのに、毎日イオンでの買い物が5%OFFになるイオン銀行は、個人的には住宅ローンで最強の銀行のひとつだと思っています。
特典が多いんですよね。
ゴールドカードも無料で作ることができますしね。
最新金利 → イオン銀行
金利はやや高めですが、事務手数料が安い新生銀行は、人気銀行のひとつ。
家事サービス券つきなどの特典もあります。
WEBの事前審査を始めた ARUHI(アルヒ) は、フラット35取扱行で最低金利で、独自の金利優遇制度もあります。
フラット35取扱ナンバーワンです。
借りるには時間がかかります。
あらかじめ資料請求や事前審査をしておきましょう!
銀行 | 特典(例) |
---|---|
住信SBIネット銀行 | 全疾病が0円・フラット35取扱開始 |
イオン銀行 | イオンで買い物が毎日5%OFF |
auじぶん銀行(新規) | |
新生銀行 | 審査が1回 |
楽天銀行 | 楽天スーパーポイントが貯まる |
ARUHI(アルヒ) | フラット35取扱で最低金利 |
住信SBIネット銀行やイオン銀行は、不動産会社によっては提携申請可能なのでネットで気軽に確認できます。
ちなみに、住信SBIネット銀行はフラット35も取り扱っています。
参考 住宅ローンの検討に「住信SBIネット銀行」を入れたほうがいい3つの理由とは。
しかも、全疾病保障を付けられるフラット35としても良い選択しができました。
しかも金利上乗せではなく、最初の事務手数料にONされるだけなので、一度支払えば全疾病保障をつけることができます。
長期金利が0.0%前後とあり得ないくらい低い金利です。
固定金利を選択している人が増えているようですが、フラット35であれば35年間金利がかからず、金利変動のリスクを負うことはありません。
フラット35で借りるならば、住信SBIネット銀行で事前審査を受けておきましょう。
変動金利も検討したい、対面で相談したいという場合には、 ARUHIがおすすめです。
頭金の金額によって、更に金利優遇があるので、フラット35ではナンバーワンです。
アルヒでも住信SBIネット銀行の住宅ローンを取り扱っています。
自分のライフプランに合った住宅ローンを
提携住宅ローンでも、非提携住宅ローンでも自分が納得して借りるというのは大切です。
あとで後悔することが小さいです。
住宅ローンを借りる際に自分でできるだろうか・・・って思っているあなた。
この記事を読んで流れを把握してみてください。
全然、自分でできますから!
提携のメリットである事務代行はそんなにありません。
事務手数料5万円から10万円を払うくらいなら非提携がいいと思います。
そんな理由もひとつで、非提携にしました。
自分で調べて自分で選択する。
このことって意外に自分に強い気持ちをもたらせてくれるんですよね。
少しの手間でもたらすメリットは大きい。
特に住宅ローンを比較する場合には、一度で複数行受けることができるサービスを利用すると手間もかからず便利です。
私も利用してみましたが、比較ができて勉強になりました。
住宅ローンの手続きは自分でしてみてはいかがですか。複数の銀行の申し込みを一括ですると比較もしやすいです。
見積もり比較をするのは、手段として必要ですよ。
住宅ローン一括審査申込は便利なツールでした。時間を節約できますね。
変動金利なら⇒住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン
フラット35なら⇒ ARUHI(アルヒ)
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