配当金が毎年のように増えてくれると、投資しがいもありますね。
我が家も配当狙いの投資をしています。
配当金と言っても100万円投資しても、利回り3%であれば年間たったの3万円ですからね。
そんなもんです。
時間がかかるんです。
でも、着実です。だから投資するんです。
キャッシュフロー(現金収入)が欲しいのです。
値上がり益を狙うほうがはるかに効率がいいわけですが、我が家は現金収入を重視しているので、増配を繰り返してくれる企業に投資したい。
このところ、たばこ銘柄の暴落により追加投資を敢行し、ポートフォリオのなかでタバコ銘柄の割合が高くなっているので、ほかの銘柄を調べてみました。
米国株は増配銘柄が豊富
米国株には25年以上増配を続けている配当貴族とも呼ばれる銘柄がなんと120銘柄もあります。
すごいですね。日本は花王の1社(29年連続)だけですから、世界最大市場の米国株、恐るべし!です。
なんと60年以上も増配をしている企業だけでも6社もあります。
- American States Water 63年
- Dover Corp. 62年
- Genuine Parts Co. 62年
- Northwest Natural Gas 62年
- Parker-Hannifin Corp. 62年
- Procter & Gamble Co. 62年
こうした企業にも投資をしてみたいですね。
データは配当利回り4月30日時点です。「The DRiP Investing Resource Center」を利用。
業績は、米国会社四季報2018年春夏号です。
Genuine Parts Co.(ジュニュイン・パーツ)【GPC】62年連続増配
GPC | 百万USD | 列1 | 売上高 | 売上高伸び率 | 営業利益 | 営業利益率 |
15.12 | 15,280 | 1,124 | 7.4% | |||
16.12 | 15,339 | 0.39% | 1,069 | 7.0% | ||
17.12 | 16,308 | 6.32% | 1,068 | 6.5% | ||
18.12 | 予 | 18,340 | 12.46% | 1,247 | 6.8% | |
19.12 | 予 | 18,799 | 2.50% | 1,293 | 6.9% |
産業用各種部品の流通業大手。自動車用交換部品、オフィス用品などを手掛けています。
なんと62年も連続で増配中。配当はまさに利益成長の証明。
- 配当利回り 3.26%
- 過去10年の増配率 6.5%
- 直近の増配率 6.67%
- 配当性向 62.07%
Target Corp.(ターゲット)【TGT】50年連続増配
TGT | 百万USD | 列1 | 売上高 | 売上高伸び率 | 営業利益 | 営業利益率 |
16.1 | 73,785 | 5,102 | 6.9% | |||
17.1 | 69,495 | -5.81% | 5,012 | 7.2% | ||
18.1 | 71,879 | 3.43% | 4,403 | 6.1% | ||
19.1 | 予 | 72,404 | 0.73% | 4,181 | 5.8% | |
20.1 | 予 | 73,800 | 1.93% | 4,156 | 5.6% |
日用品や衣料品、食品などを販売する大型ディスカウントストア。米国内に1834店舗を展開し、最近はネット販売も増えています。
- 配当利回り 3.42%
- 過去10年の増配率 16.7%
- 直近の増配率 3.33%
- 配当性向 53.0%
PepsiCo Inc.(ペプシコ)【PEP】46年連続増配
PEP | 百万USD | 列1 | 売上高 | 売上高伸び率 | 営業利益 | 営業利益率 |
15.12 | 63,056 | 10,009 | 15.9% | |||
16.12 | 62,799 | -0.41% | 10,483 | 16.7% | ||
17.12 | 63,525 | 1.16% | 10,578 | 16.7% | ||
18.12 | 予 | 65,373 | 2.91% | 11,227 | 17.2% | |
19.12 | 予 | 67,472 | 3.21% | 11,872 | 17.6% |
コカ・コーラのライバル。スナック菓子は米国首位。個人的には、コカ・コーラよりもペプシコーラのほうが好みです(ほとんど飲みませんが)。
コカ・コーラよりも順調に売り上げも増やしている点も好感を持っています。
- 配当利回り 3.68%
- 過去10年の増配率 8.9%
- 直近の増配率 15.22%
- 配当性向 72.46%
Kimberly-Clark Corp.(キンバリークラーク)【KMB】46年連続増配
KMB | 百万USD | 列1 | 売上高 | 売上高伸び率 | 営業利益 | 営業利益率 |
15.12 | 18,591 | 3,393 | 18.3% | |||
16.12 | 18,202 | -2.09% | 3,371 | 18.5% | ||
17.12 | 18,259 | 0.31% | 3,286 | 18.0% | ||
18.12 | 予 | 18,584 | 1.78% | 3,401 | 18.3% | |
19.12 | 予 | 18,918 | 1.80% | 3,534 | 18.7% |
日用品大手メーカー。日用品メーカーは高いブランド力を武器に、生活に密着しているので安定した売り上げが見込めます。
生活必需品は投資先からは外せませんね。
- 配当利回り 3.86%
- 過去10年の増配率 6.7%
- 直近の増配率 3.09%
- 配当性向 78.28%
Automatic Data Proc.(オートマチック・データ・プロセシング)【ADP】43年連続増配
ADP | 百万USD | 列1 | 売上高 | 売上高伸び率 | 営業利益 | 営業利益率 |
15.6 | 10,938 | 2,003 | 18.3% | |||
16.6 | 11,667 | 6.66% | 2,248 | 19.3% | ||
17.6 | 12,379 | 6.10% | 2,405 | 19.4% | ||
18.6 | 予 | 13,251 | 7.04% | 2,474 | 18.7% | |
19.6 | 予 | 14,190 | 7.09% | 2,860 | 20.2% |
給与計算などの人事関連業務を手掛けるアウトソーシング会社。民間雇用指標のADR前米雇用統計の公表元です。
顧客は全世界110カ国65万社にのぼります。
過去10年の増配率が10%を超えており、連続増配株としても注目。投資したい。
- 配当利回り 2.34%
- 過去10年の増配率 11.0%
- 直近の増配率 9.52%
- 配当性向 73.40%
CVS Health Corp.【CVS】14年連続
CVS | 百万USD | 列1 | 売上高 | 売上高伸び率 | 営業利益 | 営業利益率 |
15.12 | 153,290 | 9,695 | 6.3% | |||
16.12 | 177,526 | 15.81% | 10,603 | 6.0% | ||
17.12 | 184,765 | 4.08% | 10,047 | 5.4% | ||
18.12 | 予 | 189,336 | 2.47% | 10,103 | 5.3% | |
19.12 | 予 | 210,272 | 11.06% | 11,072 | 5.3% |
配当貴族銘柄ではありませんが、米国最大のドラッグストア。
先ほど出てきたターゲットから薬局・診療所の運営権も獲得。
医療保険大手エトナの買収合意で、当局審査が通れば2018年後半に成立見通し。
増配率も高く、順調に売上・利益も伸ばしているので、着目しています。
- 配当利回り 2.86%
- 過去10年の増配率 24.2%
- 直近の増配率 17.65%
- 配当性向 30.86%
増配率も大きい方が投資妙味あり
AT&T Inc.【T】は、日本でいうドコモやKDDIのような通信会社ですが、配当利回りは6%を超えます。
そして、34年連続で増配している企業です。
保有銘柄でもありますが、過去10年の増配率は3.3%と低く、過去5年は2%台の増配率となっています。
安定した事業収入はありますが、配当性向が高く、増配率が低いのがネックです。
長く保有することを考えると、今の配当利回りだけでなく、配当利回りが低くても、増配率が高い企業への投資をしたいと考えています。
分散投資の観点からも、銘柄を1つ増やしたいと思います。
収入がないと投資もできないので、確実な収入源となる配当金を増やしたいのです。
しっかりとこの路線を突き進めば、5年後、10年後にかなり我が家の家計キャッシュフローは変わってくると思います。
収入源を強化していく。
米国株は連続増配銘柄が豊富なので、選ぶのも大変ですね。
うーん、米国企業の増配銘柄はホントに投資したい銘柄ばっかりだわ。
相場が下落する局面で、配当はとくに次の2つの役割で投資家に貢献する。
まず再投資を通じて保有株を余分に積み増せるので、これがポートフォリオの価値下落を受け止めるクッションとなる。
下落局面に再投資を通じて保有株を積みます配当の働きを、わたしは「下落相場の安全装置プロテクター」と呼んでいる。
しかも、買い増した株式は、相場がいったん回復すれば、下落に対するクッションどころではない役割を果たす。保有株数が増すほど、将来のリターンが加速するからだ。
つまり、配当再投資は、下落局面でプロテクターとなり、株価がいったん上昇に転じれば「リターンの加速装置(アクセル)」となる。
-引用-株式投資の未来 ジェレミー・シーゲル
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ではでは。
≫ 配当利回り3%の会社に投資続けるとどうなるか。やはり投資は連続増配を好む
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