不動産収入やアフィリエイト収入などがある場合、その収支帳簿をつけたりするのは面倒くさいですよね。
確定申告の時期ですが、そうした場合に活躍してくれるのがクラウド会計というソフトです。
マネーフォワード クラウドやfreeeなどが有名ですが、一度登録をすると、銀行やクレジットカードの記録などと同期してくれるので、時間節約になります。
クラウド会計ソフトのなかでも、スマホでも操作できて、使いやすいfreeeが便利です。
- 簿記知識がなくてクラウド会計を使いたい
- スマホでレシート撮影などもしたい
- とにかく簡単に済ませたい
という方には、freeeはピッタリのクラウド会計ソフトです。
また、無料で1か月間使えるので、まずはどんなものか触ってみたいという方にもおすすめです。マネーフォワード クラウド会計は、無料だと仕訳が10件ほどしかできないので、使い勝手を感じる前に上限になってしまいます。
その点、freeeは仕訳数ではなく1か月という期間なので、色々触りながら体感できます。
今日は、freeeで収入を計上する場合を解説します。
使い勝手がいいので、個人事業主の方や副業されている方は、時間を節約できますね。
≫ freee
クラウド会計を使って自由になろう
freeeのプラン
freeeの料金プランは、3プラン用意されています。
会社を経営している場合を除けば、プレミアムを選ぶ必要性は薄いと思います。
スタータープランか、スタンダードプランのどちらかになりますが、スマホでのレシート撮影などを考えると、スタンダードプランがおすすめです。
月額1,980円ですが、年払いにすると19,800円と月払いより4,272円お得です(スタータープランは月額980円、年払いにすると9,800円と月払いより2,112円お得です)。
いずれも税抜です。
口座を登録してみよう
収入のある口座と同期することで、取引を記録することができます。
給料収入以外とは別の口座を作っておくと、取引が分かりやすくなって便利です。もちろん、クレジットカードもですね。
銀行、クレジットカード、Amazonやスイカなどと同期できるので、あなたがもっている口座などもおそらく登録できるはずです。
銀行によっては遡って同期できない場合もあると思います。
以前にcsvなどでデータをダウンロードしておけば、インポートすることでデータを取り込むこともできますよ。
これ、めちゃ便利です。
インポート用の明細ファイルはこちらにありますので、試してみてください。
家計簿などを作っていれば、簡単に作れたりもできます。
インポートされたデータを仕訳していきます。
簿記の知識は不要です。簡単です。
仕訳に悩むことがありません。これは、素人にはかなり大きいです。
広告収入であれば、「売上」→「売上高」とクリックして選んでおきます。
また、一度設定した操作を記録しておけば、次回から自動で判別してくれます。
売上区分は、課税売上にしておきましょう。
んー簡単すぎて逆にビビる。でも、だからこそ続く。
売上確定日と入金日は違う
アフィリエイトなど広告収入がある場合、発生主義といって、売上確定日で税金を計算する必要があります。
つまり、売上確定日と入金日が異なってるわけなので、入金ベースで計算すると誤りです。
自動で同期してくれるクラウド会計ですが、入金日ベースで計上されるので、金額は正確でも期日が異なり、確定申告に影響してきます。
freeeでは、簡単に売上確定日を変更することができます。「取引」から変更できます。
発生日を売上確定日に変更すればOKです。
アフィリエイト収入の場合、締め日と入金日がズレていますので(大抵の取引はそうだと思いますが)、修正しておきましょう。
<ASPの支払日(一例)>
サービス | 支払い基準 | 締め日 | 支払日 |
---|---|---|---|
Googleアドセンス | 8,000円以上 | 月末 | 翌月20日前後 |
Amazonアソシエイト | 5,000円以上 | 月末 | 翌々月末 |
a8ネット | 1,000円以上 | 月末 | 翌々月15日 |
バリューコマース | 1,000円以上 | 月末 | 翌々月15日 |
JANet | 1,000円超 | 月末 | 翌々月15日 |
もしもアフィリエイト | 1,000円以上 | 月末 | 翌月末 |
アクセストレード | 1,000円以上 | 月末 | 翌々月15日 |
フェルマット | 1,000円以上 | 月末 | 翌々月15日 |
レントラックス | 39円 | 月末 | 翌月末 |
TGアフィリエイト | 500円以上 | 月末 | 翌々月15日 |
※支払日が金融機関休業日の場合は翌営業日
※アフィリエイトによっては支払い基準を変更できます(各社HPでご確認ください)
銀行入金ベースの補正
銀行入金ベースだと、Amazonアソシエイト(2017年7月確定分まで、それ以降は振込手数料無料)やA8ネットなど振込手数料があるので、確定金額とズレが出てしまいます。
収入履歴のところで、振込手数料を入力することで、このズレを解消できます。
確定申告する際の確定金額が分かりますね。
スマホでの操作性は抜群です
freeeの良いところは、スマホでの操作性です。お世辞抜きで、
かなり抜群に使いやすいです。
例えば、レシート撮影などでデータを取り込むことができます。あとで経費をつけようと思っても面倒くさくなるときってありますよね。
そんなときにすぐその場で撮影してデータを取り込める手軽さは重宝します。
スマホで使ってみると、サクサク進めます。
なんだこの手軽さ。
登録すると、右にタップすると取引を登録できます。
逆に左にタップすると、「プライベート」と処理できます。簡単。
ちなみに、Googleアドセンスの場合は、不課税取引なので、税区分を「不課税」と設定しておきます。
売上が確定しても、入金が先になるので、「取引記録」→「未決済」のタブにタップしておくことで、売り上げを計上できます。
実際に入金(支払いの場合は引き落し)の明細が来た場合、『入金予定とマッチ』と表示されるので、そのまま登録することでOKです。
もしくは、うまく出てこない場合は、web版で「自動で経理」を開き、「未決済との消し込み」を選択することで対応できます。
PC版だけでなく、スマホでも損益レポートを見ることができます。自動でグラフ化されるので、視覚的にわかりやすいですね。
また、課税所得からの予想納税額も算出してくれます。
至れり尽くせりですね。とにかく使いやすいのがfreeeです。
PCから見るとこんな感じのレポートも自動で作ってくれます。
クラウド会計を使って時間を作ろう
クラウド会計を使うことで、銀行口座との連携など、
- 取引や金額の正確性の担保
- 帳簿作成の時間を創出
という大きなメリットがあります。
また、65万人以上が使っているfreeeは、スマホの使いやすさも抜群です。入力も簡単なので、サクサク使えます。
freeeを使えば、手軽に、そして簡単にあなたの取引を記録して、確定申告に望めることでしょう。
経理は楽して、時間を作る時代ですね。
次回は「支出編」をまとめたいと思います。
ではでは。
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