配当金が増えてくると家計的にもメリットを感じるので、配当再投資は大事にしている投資手法です。
時間はかかりますが、時間とともに配当収入が投資の安定度を高めてくれます。
短期間でグワーッと値上がりを狙う投資のほうが資産形成にはもちろん大きいですが、なかなかそれに乗れるというのは難しいものがあります(できる人はすごいです)。
そこまで投資に時間をかけることができない会社員の投資家にとっては、厳選した銘柄の成長による果実(配当)をもらい続けるのも立派な投資方法ですね。
今回は、安定して配当を増やして続けている3月決算企業の連続増配銘柄を一挙にまとめてみました!
連続増配銘柄に投資をしてみよう
連続増配の魅力は、保有しつづけることで配当金が毎年増えていくことですね。
もちろん、過去増配が続いているからといって今後も増配が続くといいきれるわけではありませんが、10年以上増配しているような銘柄は業績面、株主還元の考えともに増配重視している点は見逃せません。
増配が続くことで、取得ベースでの配当利回りは上がっていくので、永久に手に入らないような高利回りの銘柄をポートフォリオに入る可能性もありますね。
20期以上連続増配銘柄
米国株に比較すると、増配銘柄は乏しいですが、連続増配銘柄は日本株にもたくさんあります。
日本株は割安な銘柄が多いので、そうした中で増配銘柄があればなお嬉しいですね。
保有株のひとつである芙蓉総合リースは21期連続増配予定で、増配幅もそこそこ高いので、保有株では高配当かつ優待も貰える貴重な銘柄。
コード | 名称 | 連続増配年 |
8566 | リコーリース | 28 |
7466 | SPK | 25 |
8593 | 三菱HCキャピタル | 24 |
4732 | ユー・エス・エス | 23 |
9058 | トランコム | 22 |
9436 | 沖縄セルラー電話 | 22 |
9989 | サンドラッグ | 21 |
8425 | みずほリース | 21 |
5947 | リンナイ | 21 |
8424 | 芙蓉総合リース | 21 |
9433 | KDDI | 21 |
金利上昇を背景にPERが高い高成長株の銘柄は軒並み大きく下がりましたが、KDDIのような安定増配銘柄は株価も堅調でしたね。
私の保有株でもこうした増配株は、安定したリターンを生み出してくれています(急激に株価が上がって数倍になるということもないですが)。
気に入っている銘柄をご紹介します。
芙蓉総合リースは、21期連続で増配を続けている増配株。
そして、同社は株主優待も実施しており、その優待もなかなか魅力的。
3000円相当(2年継続保有で5000円)の図書カードまたはカタログギフトをもらうことができます。
私は毎年、図書カードをもらって、子どもの書籍代に使っています。
芙蓉総合リースの配当金の推移を見ておきましょう。
1株利益(EPS)も順調に伸ばしながら、配当性向を若干引き上げつつも、まだ30%未満と低く、増配余地がありますね。
増配率の推移も示してみました。
配当が10%以上増えると力強いですね。
このほかリコーリース、みずほリース、東京センチュリー、オリックスなど配当を増やし続けている銘柄がリース業界には多いですね。
リース業界は成長鈍化ですが、
11期以上連続増配銘柄
続いて11期以上増配を続けている銘柄でグルーピングしてみました。
東京海上HDや富士フイルムのような大型株もありますが、ハマキョウレックスやコムチュアのような成長力の高い銘柄もありますね。
コード | 名称 | 連続増配年 |
6370 | 栗田工業 | 19 |
7504 | 高速 | 19 |
2784 | アルフレッサ ホールディングス | 19 |
4527 | ロート製薬 | 19 |
3844 | コムチュア | 18 |
9037 | ハマキョウレックス | 17 |
1973 | NECネッツエスアイ | 16 |
4547 | キッセイ薬品工業 | 15 |
4901 | 富士フイルム | 14 |
4781 | 日本ハウズイング | 14 |
3038 | 神戸物産 | 14 |
2374 | セントケア・ホールディング | 14 |
5393 | ニチアス | 14 |
4206 | アイカ工業 | 14 |
8015 | 豊田通商 | 13 |
2352 | WOW WORLD | 13 |
5970 | ジーテクト | 13 |
4205 | 日本ゼオン | 13 |
4975 | JCU | 13 |
9882 | イエローハット | 13 |
4345 | シーティーエス | 13 |
4204 | 積水化学工業 | 13 |
9956 | バローHLD | 13 |
3837 | アドソル日進 | 13 |
2127 | 日本M&Aセンター | 12 |
6755 | 富士通ゼネラル | 12 |
9432 | 日本電信電話 | 12 |
4543 | テルモ | 12 |
5280 | ヨシコン | 12 |
9435 | 光通信 | 12 |
8418 | 山口FG | 11 |
8766 | 東京海上ホールディングス | 11 |
4507 | 塩野義製薬 | 11 |
8111 | ゴールドウイン | 11 |
4684 | オービック | 11 |
7476 | アズワン | 11 |
4516 | 日本新薬 | 11 |
9719 | SCSK | 11 |
7438 | コンドーテック | 11 |
3231 | 野村不動産HD | 11 |
私はノースフェイスやヘリーハンセンが大好きなブランドなので、ゴールドウインが好きなのですが、同社も増配を続けている銘柄ですね。
やや高くなってきたので一部を売却しましたが、優待も楽しみな銘柄です。
おすすめ銘柄として、野村不動産HDを取り上げます。
高級マンションブランド「PROUD」「OHANA」でも知っている方も多いですね。
国内最大級のREIT法人野村不動産マスターファンドも営んでいます。
野村ホールディングス<8604>の持分法適用会社でもありますね。
歴史的な超低金利、需要の高い首都圏での強みを活かして業績は好調、配当も増やし続けています。
増配率もここ2期は10%以上増やしてきていますね。
コロナショックの際に注目してさっさと買っておけばよかったと後悔しています。好調ですね。
増配銘柄は魅力的な投資先
増配が続いているような銘柄は、魅力的な投資先と言えますね。
安定的に入ってくる配当金を増やしていくには、「株数を増やすか」「増配がなされるか」のどちらかしかありませんので、増配アクセルのある銘柄は配当を増やしやすいです。
もちろん、増配をするかどうかは読めないですが、増配を続けている銘柄は確かな実績があるわけですから、業績が好調であれば配当を増やしてくれる可能性が高いですよね。
連続増配銘柄の魅力
- 企業が配当を増やし続けるのは業績が良い証拠
- 必然として、業績の良い銘柄に投資先が絞られる
- 配当収入が毎年増えていく(配当が増えるのは「株数の増加」「増配」)
- 安定配当は株価の下支えにも
配当再投資のおすすめ本で、日本株のみで毎月20万円近い配当を作られた実績に基づいた著書となっています。
かなり参考になりますので、手元に置いておくと良い本・・・・いや、配当再投資を実践するにあたっては手元に置いておくべき本と言っても過言ではありません。
ぜひ、まだお持ちでない方はこの機会に手に入れておきましょう。
もちろん、四季報から銘柄を探すことも大事なので、四季報(もしくはそんなに時間がない!という方は四季報プロ500がおすすめ)を読んでおきましょう。
今回の四季報で見つけた高配当株の記事はこちら。
また、PER×PBRで見た超割安銘柄の記事はこちら。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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