クレジットカードは、使った翌月あるいは翌々月に支払いが来るため、お金の管理が難しく敬遠する人も多いですね。きちんとお金の管理をするために、現金払いをすることはそれはそれでとっても大事なことだと思います。
しかし、お金の管理をきちんとさえすれば、クレジットカードは家計の節約につながります。
クレジットカードで支払うと、現金にはないポイントをもらうことができます。
例えば、月に20万円生活費に使っているのであれば、年会費1%のクレジットカードで支払うだけで、月に2,000円節約することができますね。
年間で24,000円。
現金払いと比べて10年間で24万円も節約することができるわけです。月に25万円であれば、10年間で30万円の節約ですよ。
もはやこれは無視できない金額ではないでしょうか。24万円もあれば、家族旅行に行くこともできますよね。
そこで、どんなクレジットカードがおすすめなの?
どんなクレジットカードを選ぶ?
還元率1%以上のクレジットカードを選ぶ
クレジットカードの標準的な還元率は0.5%です。先ほどの例でいえば、10年間で12万円の節約になるわけですが、還元率1.0%のクレジットカードと比較して節約の力が半分に落ちてしまいます。
還元率って大事なんですね。
使い方によっては、還元率が大幅に上がるクレジットカードもありますが、普段使いから還元率が高いクレジットカードを選ぶ方が家計への貢献度は大きいでしょう。
年会費無料を選ぶ
クレジットカードによっては、年会費がかかるものがあります。年会費を支払ってもそれを超えるサービスがあれば、年会費を払う選択肢もいいでしょう。
できるだけコストは抑えたいという場合には、年会費無料のクレジットカードを選ぶのがおすすめ。
使い勝手が悪いと感じれば、サブカードとして降格させても、年会費無料なのでコストで頭を悩ますことはありません。
nanacoを活用できる
nanacoは、セブンイレブンで固定資産税などの税金やNHKなどの公共料金を支払えるすぐれもの。このnanacoへのチャージに、現金とクレジットカードいずれかを利用することができます。
クレジットカードでチャージすると、クレジットカードの還元率分節約することができる。
つまり、実質的に税金を安く支払えることになるんですね。
nanacoカードは、家計の強い味方なのです。
参考 節税対策!nanacoモバイルにクレジットカードでチャージして税金を安くする方法
どんな人がクレジットカード払いを選ぶべき?
使い過ぎにならない人
クレジットカードを使うと、ついつい使い過ぎてしまう・・・というのは、統計的にも分かっています。現金払いと比べて、約2割程度もクレジットカード払いの支出のほうが多いとか。
そうした使い過ぎにならない人は、クレジットカード払いをするといいですね。
使い過ぎ防止のための方法は?
そうならないためにも、現金払いと同じように考えると使い過ぎを防止することができます。
クレジットカードを利用すると、その場で支払ったようにお金をプールすること、あるいは、引き落とし口座に入金するという方法です。我が家は、使うたびに家計簿アプリを利用してメモをしており、給料日に引き落とし口座に入金するようにしています。
このことで、当月引き落とし分と翌月引き落とし分が常に銀行口座に入っていることになります。
このほかに例えば、クレジットカードと同じようなものでデビッドカードというものがあります。
デビッドカードとは?
クレジットカードと異なり、利用すると即座に銀行口座からお金が引き落としされるため、現金払い感覚と同じように使えるカード。
楽天デビッドカードは、還元率1%とクレジットカードと同等で、ほかのデビッドカードより還元率が高い(他行は0.2%~0.3%)
楽天銀行の口座開設で利用することができる。
口座引き落としはやめるべき
普段使いには現金払いがしたい・・・というあなたにとっても、固定費を銀行口座引き落としではなく、クレジットカード払いにするだけでも家計の節約につながります。
固定費とは?
電気料金、ガス代、電話料金、携帯料金、新聞代、水道代(※自治体による)、保険料(※学資保険などできない保険もある)など、毎月決まって出ていく支出のこと
これらに毎月50,000円使っているとすれば、年間6,000円も節約することができる。10年間で60,000円も節約につながるので、早く始めた方がいいですね。
4大ポイントのカードを持とう
今、4大ポイントと言えば、Tポイント、楽天スーパーポイント、Ponta、そして、ドコモのdポイント。
このポイントは、使い勝手もよく、持っておきたい。あなたが使いやすいと思うポイントのカードを持っておくと家計の節約につながる。
リクルートカード
年会費無料のクレジットカードであれば、リクルートが発行しているリクルートカードがおすすめだ。
還元率は1.2%と高いのも魅力。
リクルートポイントは、ポンパレモールやじゃらんネットなどリクルートグループで利用できるほか、Pontaに等価交換することもできる。
PontaはJALマイルにも交換できるので、JAL利用者にも嬉しいカード。
おすすめの1枚です。nanacoチャージでもポイントが貯まりますしね。
公式 リクルートカード
楽天カード
また、人気度が高いのが楽天カード。こちらも還元率1.0%と高く、年会費も無料。楽天市場であれば、常に3%ポイントが付くし、要件を満たせば最大で7%までポイントが付く。
公式 楽天カード
ヤフーカード
Tポイントであれば、ヤフーカードがおすすめだ。
年会費無料で還元率1.0%と高い。Yahoo!ショッピングの買い物が5の付く日は、ポイント5倍にもなる。還元率5%。
dカード
そして最後に、ドコモが発行しているdカード。
こちらはnanacoカードへのチャージでポイントがつかないが、電子マネーiDが搭載されているので利用勝手は高い。dポイントはPontaとの相性も良く、JALマイルにも交換できるので、便利なカード。
また、マクドナルドやドトールなどのクーポンを利用できるので、節約にもつながりますね。
還元率1.25%【年会費無料】
REXカードは、年会費無料で還元率1.25%のクレジットカードです。
年会費無料でこの高還元率はリクルートカードを上回ります。
家族カードもETCも無料に加えて、貯まったポイントはキャッシュバックで請求額から値引きしてくれます。
ポイントの使い道に困ることがないですね。
生活に合わせたクレジットカードを選ぼう!
あなたの生活に合わせて、使い勝手のよいカードを持つのが家計の節約につながります。
クレジットカードを使うかどうかで、10年間で20万円、30万円と違うこともあるんです。これは見過ごせない金額だと、私は考えます。
4大ポイントのクレジットカードをまとめました。
カード名 | リクルートカード | dカード | 楽天カード | ヤフーカード |
---|---|---|---|---|
国際ブランド | JCB、VISA | VISA、Master | JCB、VISA、Master | JCB、VISA、Master |
年会費 | 無料 | 1,250円×税(初年度無料。年1回以上利用で翌年度無料) | 無料 | 無料 |
還元率 | 1.2% | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
貯まり方 | 利用額×1.2% | 100円→1p | 100円→1p | 100円→1p |
貯まるポイント | リクルートポイント | dポイント | 楽天スーパーポイント | Tポイント |
ポイントが付く電子マネー | 楽天edy・スマートICOOCA(VISAのみ)、モバイルsuica、nanaco、QUIC Pay | なし | 楽天Edy、モバイルSuica | モバイルSuica、nanaco(2018年2月28日(水)より0.5%) |
家族カード | 無料 | 400円×税(初年度無料。年1回以上で次年度無料) | 無料 | 無料 |
旅行傷害保険(国内) | 1,000万円(利用) | なし | なし | なし |
旅行傷害保険(海外) | 2,000万円(利用) | なし | 2,000万円(利用) | なし |
家計とクレジットカード。切っても切れない関係ですね。節約のために、上手に向き合いたい。せっかく持つカードだから、長く付き合いたいものですね。
では。
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