総合商社の丸紅傘下のアルテリアネットワークス(4423)。
同社は、自社で光ファイバー網を構築しており、NTT、KDDI、ソフトバンクに次ぐ第4位の通信事業者ですね。
企業向けのインターネット接続、マンション向けのISP(インターネットサービスプロバイダー)を手掛けており、今後5Gの需要拡大が見込まれる中、楽しみな会社ですね。
この記事で分かること
- アルテリアネットワークスの業績推移
- ISP事業者(全戸マンション一括)の比較
- 株主還元(配当、株主優待)
高配当銘柄でもありますね。
高配当3%以上の銘柄
アルテリアネットワークスの強みは、自社回線を有していること。
特に都市部を中心に光ファイバー網を構築してきています。
日本のGDPの9割を占める地域をカバーしており、また、参入障壁が非常に高いです。
この光ファイバー網を構築するのに20年かけていますので、他社が今から参入するのは困難ですね。
事業は3つで構成されており、法人向けインターネットサービスが約4割と最も構成比が高いですね。
- 法人向けネットワークサービス(専用線、VPN、クラウド、データセンターなど)
- 法人向けインターネットサービス(インターネット接続、IP電話、通信事業者向け)
- マンション向け(全戸一括型インターネット接続サービス「UCOM光 レジデンス」「e-mansion」、小規模集合住宅向けインターネット「Five.A」)
また、売上の9割がリカーリング(継続収入)ですので、安定性が高いですね。
データセンター向けが伸びる
政府は、東京、大阪以外にもデータセンターを安全性の観点からも増やしていこうとしていますが、データセンター向けのネットワーク網の延伸が期待できます。
テレワーク関連、DXが進む中で同社にとって追い風ですね。
マンション向けインターネットサービスはトップシェア
主に三菱地所や東京建物のマンション向けに手掛けており、新築分譲だけならず、賃貸も手掛けるようになっています。
全戸マンション向けインターネットサービスでは、同社はマーケットリーダーであり、トップシェアを誇りますね。
テレワークが増える中で、住戸毎に通信品質をあげる有料オプションを21年8月から提供開始。
優先的にインターネットをつなぐサービスは、需要がありそうですね。
- 光ファイバー網を自社で構築
- 全戸マンション向けインターネットサービスでトップシェア
- 5G需要、データセンター需要増で成長期待
全戸一括型マンションのISP戸数のシェア
ライバル会社のファイバーゲートが四半期ごとに自社のシェアを公表していますので、その資料をもとにISP戸数を割り出し、アルテリアネットワークスのシェアを算出しました。
同社はトップシェアを誇っていますね。
私は、ギガプライズとファイバーゲートを保有していますが、ギガプライズのシェアが伸びていますね。
四半期ごとの伸び率
四半期ごとの伸び率を見てみると、ファイバーゲート、ギガプライズ、アルテリアネットワークスの順で、アルテリアネットワークスはやや伸び率が低いですね。
ISP事業者との比較
ISP事業者の比較を過去にしました。
今回も、アルテリアネットワークス、ギガプライズ、ファイバーゲートの3社で比較してみましょう。
ギガプライズ、ファイバーゲートは配当予想を出していませんので、配当利回りは算出できません。
アルテリアネットワークスは、配当利回り3.58%と高く、高配当ですね。
売上と営業利益率の比較
売上と営業利益率の比較をしてみると、アルテリアネットワークスは圧倒的規模ですね。
営業利益率も非常に高く、また、ストックビジネスですので安定した業績が期待できますね。
時価総額でも同社が最も大きいですえん。
大きいと言っても800億円程度で、まだまだ成長余地はありと言っていいでしょう。
ギガプライズ、ファイバーゲートは約250億円です。
ISP3社の株価の比較
週足チャートで比較してみましょう。
アルテリアネットワークスは底堅く、安定していますね。
ギガプライズ、ファイバーゲートは成長期待が高いだけに、決算が物足りないと叩き売られております。
- アルテリアネットワークスは、安定業績
- ISP3社の中で最も高配当
- 配当性向50%を目途
アルテリアネットワークスの指標面
指標面の詳細です。
営業利益率、営業キャッシュフローマージンが高いのが強みですね。
収益力も高くなってきていますので、ストックビジネスであり、強いですね。
アルテリアネットワークスは安定高配当銘柄
ストックビジネスで強く、安定配当銘柄として期待できそうですね。
今後の5G需要増も考えると、5G関連銘柄と言えそうです。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
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