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【高配当株が一人負け】これからも配当金投資をすべきか【10年以上減配なしの銘柄ランキング付】

高配当株1人負け配当金投資
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日経新聞に配当利回りの高い銘柄の株価が冴えないという記事がありました。

高い配当利回りはリスクが高くなっていることの裏返しとも捉えられているのか、日本たばこ産業(JT)に代表されるように、株価は冴えないどころかさっぱりですね。

  • REIT一人勝ち

東証REIT指数は、12年ぶりの高値圏にあり、配当利回りの確実性が買われている理由の一つだそうです。

REITは利益の9割以上を投資家に還元する仕組みで、その原資となる賃料が上昇しているため、安定した分配金が見込めます。

一方、個別銘柄の場合は、業績の影響を受けるので、今の配当利回りが高くても、減配リスクありと見られているようですね。

私は配当金投資を続けているので、最も避けたいのが「減配」です。

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「高配当株」が一人負けの時代

Yahoo!ファインスより、比較してみました。

赤色が東証REIT指数青色が日経平均株価緑色が日経平均高配当株50です。

高配当株Yahoo!ファイナスより

Yahoo!ファイナスより

ワニの口が開くように、REITと高配当株の差が開いていますね。

過去1年で見ると、利回りも高く値上がり益もあるREITをバンバン買っておけば良かったという相場です。

逆に、私もそうですが、高配当株ホルダーは大きなダメージ。

株価も伸びて、配当金も増えるような銘柄がベストですね~。

連続増配株は金融危機時も株価は底堅い

日本経済新聞の記事によると、

過去15年間で減配の回数が1回以下の銘柄は、

「東証株価指数(TOPIX)比での運用成績が良好で、金融危機など相場全体が大きく下げたときも株価が底堅かった。」

とあり、具体的にはNTT、NTTドコモ、KDDI、クラレなどがそれにあたるようです。

高配当株でも、単年だけでなく、過去10年以上減配していないような銘柄がいいですね。

また、毎年配当金を増やす連続増配株であれば、保有しているだけで勝手に配当利回りも上がっていくので、配当金投資としては狙いたい銘柄です。

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株価が下がっても配当株を持ち続けるか

私の答えはイエスなんですが、安定配当株を持ち続けることで、配当金というキャッシュフローを作っていくことができます。

私も配当金投資を続けていくうちに、色々と勉強していくなかで、考えも変わっている部分もあります。

これまで、配当金投資をしていくためには、営業キャッシュフローマージンなど現金創出力の高い銘柄を中心に投資をしてきました。

【高配当株の投資方針】

  • 複利効果重視で、配当再投資による配当金増加をめざす
  • 原則、配当利回り 3.5%以上(4%以上が望ましい)
  • 割安な株 PER 15倍以下(もしくはPEGレシオ 1倍以下)
  • 配当性向 50%以下
  • 営業費用売上倍率(売上÷営業費用)=1.15倍以上
  • 営業利益率 15%以上
  • 営業キャッシュフローが安定して推移
  • 営業キャッシュフローマージン 15%以上(営業CF÷売上高)
  • EPSが毎年上昇している
  • 自己資本比率 50%以上
  • 増配銘柄 連続増配年数 5年以上
  • 過去10年の間に減配なし
  • 安定したビジネスモデル

参考記事 減配リスクを減らす5つのポイント

オススメ 配当再投資で報われる銘柄を選ぶ方法。

オススメ 営業キャッシュフローに着目した世界一わかりやすい米国式投資の技法

この方針は、今も変わらずではあるんですが、JTやブリティッシュ・アメリカン・タバコなど高配当・連続増配株で、営業キャッシュフローマージンの高い銘柄であっても株価の下落が著しい銘柄もあります。というか保有株ではたばこ株くらいですが。

株式投資を始めた当初は、株価よりも配当金を重視し過ぎた側面もあり、

  • 安定した利益成長(EPS)
  • 配当の成長性(配当性向)

を最近は重視しています。

当たり前ちゃ当たり前なんですけどね。

利益成長のある銘柄であり、配当性向にも余裕があれば、増配余地は高く、また、利益成長に伴って株価も上昇(キャピタルゲイン)も得られるかもしれません。

過去10年減配していない銘柄は必須

2019年7月の時点でまとめたものの更新です。

900社以上ある配当利回り3%のうち、10年間減配していない銘柄は39社あります。

配当利回りは、株価の変動により変化します。

コード会社名1株配当(円)配当利回り配当性向株価
2914JT1546.87%76.0%2,242
7148(株)FPG535.23%49.4%1,013
7270(株)SUBARU1445.04%74.7%2,855
4188(株)三菱ケミカルホールディングス405.55%33.6%721
8591オリックス(株)885.72%1,539
7751キヤノン(株)1605.86%106.4%2,730
2768双日(株)175.28%30.2%322
4502武田薬品工業(株)1805.14%158.6%3,500
4182三菱ガス化学(株)705.64%27.2%1,241
8411(株)みずほフィナンシャルグループ7.54.91%197.3%153
8306(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ255.00%32.9%501
8316(株)三井住友フィナンシャルグループ1805.25%34.6%3,429
8308(株)りそなホールディングス215.15%27.8%408
9437(株)NTTドコモ1204.52%58.6%2,653
6301コマツ1104.97%40.5%2,213
2362(株)夢真ホールディングス354.54%71.8%771
8593三菱UFJリース(株)254.42%30.4%565
8725MS&ADインシュアランスグループホールディングス(株)1504.48%42.6%3,349
7267ホンダ1124.53%32.1%2,470
5938(株)LIXILグループ704.12%1,700
9436沖縄セルラー電話(株)1363.91%38.1%3,475
6113(株)アマダホールディングス484.39%50.1%1,093
9433KDDI(株)1103.89%40.5%2,830
5108(株)ブリヂストン1604.05%41.2%3,951
8410(株)セブン銀行114.04%99.0%272
9432日本電信電話(株)1903.75%40.9%5,061
1925大和ハウス工業(株)1153.44%31.9%3,342
8934サンフロンティア不動産(株)39.53.21%21.3%1,230
3763(株)プロシップ453.90%48.6%1,153
5334日本特殊陶業(株)703.90%34.0%1,795
4327日本エス・エイチ・エル(株)683.60%50.1%1,890
2124JAC Recruitment804.18%68.7%1,914
8424芙蓉総合リース(株)2003.39%22.1%5,900
5333日本ガイシ(株)503.54%45.3%1,411
7202いすゞ自動車(株)383.40%24.6%1,119
1951(株)協和エクシオ803.21%17.9%2,493
株価は2019年8月29日終値で計算

配当金を出すことに力を入れている株主還元の姿勢の強い銘柄群と言えますね。

参考までに、日経平均高配当株50のポートフォリオの上位20銘柄です。

銘柄コード銘柄
8306三菱UFJフィナンシャル・グループ
7270SUBARU
9437NTTドコモ
8411みずほフィナンシャルグループ
4502武田薬品工業
2914日本たばこ産業
7751キヤノン
7201日産自動車
8316三井住友フィナンシャルグループ
5301東海カーボン
6301小松製作所
8058三菱商事
8001伊藤忠商事
4188三菱ケミカルホールディングス
7267本田技研工業
5020JXTGホールディングス
8002丸紅
8053住友商事
8031三井物産
9433KDDI

魅力的な銘柄も多いですが、日産自動車など減配銘柄も一部入っていますね。

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株価とのバランス

配当利回りの高い銘柄を買う際には、減配リスクを避けて投資することが大切です。

そのためには、

  • EPSの安定成長
  • 高すぎない配当性向(90%以上は避ける)

は見ておきたい指標ですね。

配当金は増えても、私のように株価下落が大きいと、配当金が含み損を上回るのに、2,3年かかることもあります。

その後は、更なる株価下落がなく、配当金が維持される前提ですが、トータルリターンはプラスになっていきます。

株価の上昇はなかなか読めないので、安定配当株を増やして、不労所得を大きくし、ゆっくりと資産を大きくしていきたいと考えています。

安定配当株の再投資を繰り返せば、トータルリターンが上回る可能性が高いもの。

そのためには、

  • 減配しない銘柄
  • 営業キャッシュフローマージンが安定している企業

等への投資は必須と言えますね。

日経平均高配当株50は、REIT指数に大きく負けています。

ただ、そのなかでも、配当成長力があり、減配リスクの低い銘柄に投資すれば違った結果が出るかもしれません。私は、安定配当株・配当成長株への投資は続けていこうと考えています。

それにしても、配当利回りが高くなり、魅力的な銘柄が増えていますね。

ではでは。

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