将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は必須の時代となっていますね。
私も資産運用を始めてからは、よりお金のことを学ぶようになり、株式投資を通じて知識も増えている点でメリットが大きいと感じます。
私はインデックス投資への積立投資をしつつ、個別銘柄への投資も積極的にしています。
そこで見ている指標の一つが、ROE(株主資本利益率)です。
ROEは最低でも8%をめざすべき(伊藤レポート)ともいわれます。
- ROEが12%が続くと、6年で株主資本は2倍
高いROEが続くと、株主である私たちのメリットは大きいので、ROEは見るべき指標としても大事な指標だと感じています。
ROEが高く続いている銘柄は、株価も数倍になる銘柄もありますね。
ROEの高い銘柄には着目しよう
ROEは、自己資本を利益率で除して算出します。
ROEを分解すると、
- 純利益率 × 資産回転率 × 財務レバレッジ
- 純利益率=純利益÷売上高
- 資産回転率=売上高÷総資産
- 財務レバレッジ=総資産÷自己資本
高いROEでも、利益率が低く、借入を増やしている場合もあります。
やはり、利益率が高く、ROEが高い銘柄は、同業他社と比較しても何らかの強みを持っている・・と推測することができますね。
ROEについては、この「予想」のいらない株式投資法がおすすめです。
- Return On Equityの略称で和訳は自己資本利益率。企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合。
- ROE=当期純利益÷自己資本 または ROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。
- 「投下した資本に対し、企業がどれだけの利潤を上げられるのか」と最も重要視される財務指標
- ROA:総資産に対する利益率。当期純利益÷総資産×100
- ROIC:(投下資本利益率、Return on Invested Capital)とは、税引後営業利益を投下資本で割ることで求められる指標。
高いROEの銘柄の中で低PER銘柄
今期予想と前期のROEが12%以上の銘柄の中から、低PER銘柄をピックアップしてみました!
- 時価総額1,000億円以下
- 前期ROE12%以上
- 今期ROE12%以上
- PER10倍以下
上記銘柄の中から、5銘柄をピックアップしています。
コード | 銘柄 | 株価 | ROE(今期) | 営業利益率(今期) | 自己資本比率 | PER |
1739 | シード平和 | 827 | 24.1 | 7 | 20.9 | 4.3 |
6797 | 名古屋電機工業 | 1850 | 15.78 | 15.8 | 67 | 4.64 |
3467 | アグレ都市デザイン | 1002 | 24.1 | 6 | 25.2 | 6.75 |
3244 | サムティ | 2207 | 16.1 | 10.5 | 30.7 | 7.3 |
3538 | ウイルプラス | 1105 | 22.9 | 5.3 | 36.8 | 7.8 |
高ROEでPERもかなり低く、下値は限定的かと思います。
このうち、3銘柄について、特徴を見ておきましょう。
1739 シード平和 建築請負が絶好調
戸建て住宅を手掛ける三栄建築設計の傘下であるシード平和。
- 総合建設事業で、大手デベロッパーと取引開始
- 戸建て分譲は、期初を上回るペースで受注(前期80棟→今期136棟)(売上54億円、前期比+63%)(セグメント利益4億円、前期比+100%)
まだ、時価総額50億円と小さな会社。
配当性向はわずか6%と十分な増配余地があります。
中期経営計画では、配当性向10%をめざすとありますので、配当は倍近くには増やせる力はあると見ていいでしょう。
上方修正も出しており、好調さが伺えます。
6797 名古屋電機工業
道路電光情報板などを手掛ける同社は、PER4.6倍と低く、PBR0.66倍と極めて低いですね。
割安さを見るグレアムのミックス係数(PER×PBR)3と、基準の22.5以下を大きく下回っています。
高速道路を乗ったことがある方は、必ず同社の製品を目にしています。
官需も旺盛なので、同社の株価も堅調ですね。
3467 アグレ都市デザイン 戸建分譲が好調
コロナ禍の影響もあってか、戸建て需要が強いですね。
同社は戸建て住宅を手掛けています。
多摩地区や、東京23区を中心に手掛けています。
平均単価は、決算書から推計すると平均単価は5,000~6,000万円程度と中高所得層がターゲットと考えられます。
オープンハウスが平均4,000万円、ケイアイスター不動産やタマホームが3,000万円台であることを考えると、同社の物件価格は高い部類ですね。
配当利回り4%を超える高配当でありながら、配当性向30%と低い点も魅力的です。
ROEが続く銘柄は株価も堅調
高ROEが続いている銘柄は、何年もそれが続くことで株価も上がり続けます。
MonotaROは、高ROE銘柄としても有名ですが、株価は100倍以上にもなっています。
また、半導体関連銘柄であるレーザーテックも株価は100倍以上!
ROEがどんどん上がっており、高ROE銘柄。
ROEだけで判断はできませんが、ROEが高い銘柄は、他社と比較しても競争優位性を持っている可能性が高いので注目しておきたい指標です。
ROEが12%以上の銘柄に注目
株主資本が増えていけば、株主である私たちにとってもメリットですね。
- ROEが12%が続けば、株主資本は6年で2倍になります。
- 24%であれば、3年で2倍になります。
高いROE銘柄が必ずしも、株価上昇となるわけではないですが、ROEの高い銘柄には着目したいところですね。
- 株価が100倍以上になったMonotaROやレーザーテックは、数年以上高ROEが続いている
業績が良く、収益力が高い銘柄、そして、ROEが高い銘柄は株主資本が複利で増えていきます。
私はROEは重要指標として位置付けていますが、こうした過去の銘柄も参考にしています。
また、こちらの本が非常に良かったので、ぜひすぐにでも手に入れて読んでみてください。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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