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【若いうちから始める資産形成に役立つ本】株式投資の魅力が分かる良書

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日本は「お金の教育」がなされていないので、「お金」に対する知識が乏しい人が多いように思います。

また、「お金は汚いもの」という誤った固定観念を持たれている方もいます。

特に、株式投資については「ギャンブル」という印象を持っている方も少なからずいます。

私は自分の子どもに対して、「お金の知識」を若いうちから持ってもらいたいと思っています。

私はアラフォー世代ですが、私と同じ年代でも、「お金」についてなかなか知識がない方もいます。

お金を稼ぎ、増やしていくことで、「将来の不安」を小さくすることができるので、「お金を使う」ことができます。

貯めてばっかりでは、楽しくありません。お金が活きないからです。

すばらしい本がありますので、ご紹介させていただきます。

アラフォーから始める資産形成にも役立つ本です。

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村上世彰、高校生に投資を教える

元通産相官僚で、旧村上ファンド代表の村上さんの本です。

小学3年生から30万円で投資をはじめ、大学生のころには1億円以上の資産を築いてたようです。

まだ投資をはじめていない方は、まずこの本を読んでもらいたい。そう思える良書です。

お金の必要性「4点」

株式投資のメリットのひとつは「お金の知識」が手に入ることです。

そして、世の中の動きに「興味を持つ」ことになることです。

株式投資をすることで、日々のニュースも急に面白くなってきます。

本のなかでも、株式投資のメリットとして、3つのことを挙げられています。

  1. 世の中の動きを知る
  2. 社会の役に立つ
  3. お金を増やす

「お金がないと何もできない」「お金はさみしがりや」というフレーズも出てきますが、まさにその通りだと思います。

しかし、金融広報中央委員会の調査によると、どの年代においても、一定数金融資産を保有していない世帯があります。

全年代で見ると実に約5世帯に1世帯は金融資産を保有していません

統計 金融広報中央委員会2018年

統計 金融広報中央委員会2018年

お金はあるに越したことはありません。

お金がないとできないことは多いですが、お金があると選択肢を増やしてくれます。

金融資産を保有していないと、選択肢を狭め、何かあったときのリスク面でも大きいです。

そして、金融資産を保有していない方が株式投資をすることは非常に困難です。株式投資は、将来の資産形成に役立つものですが、そうしたリターンを得る機会さえも失ってしまいます。

お金の必要性を認識し、金融資産を作っていくことが大事ですね。

  1. 自立した生活を送るための最低限度のお金
  2. 大きな病気やケガをするなど、不測の事態に備えるお金
  3. 趣味など夢の実現のためのお金
  4. 自分自身のために必要なお金+他人や社会のために使うお金

株式投資の保有率

株式投資は、プラスサムゲームと言われます。

ゼロサムゲームは、誰かの利益は誰かの損失になるというものです。参加者の収支がゼロになるゲームです。賭けなどはそうですね。

マイナスサムゲームは、宝くじなどをイメージしていただくと分かりやすいですが、ほぼ負けるお金の使い方です。

プラスサムゲームである株式投資は、長期で見ると平均的にはプラスになるため、長い目で見れば誰もが資産を増やせます。これが株式投資とギャンブルの違いなんです。

世界第1位の経済規模を誇る米国の主要指標であるS&P500に投資をしていると、過去30年の年率平均9.7%です。

これがどれだけすごいかというと、月5万円の投資を30年続けた場合の元本は1800万円ですが、年率平均9.7%の複利運用により、資産は1億600万円になります。

これが株式の力です。すごいですよね。

しかし、金融資産の大半は預貯金で保有し、株式投資にお金を振り向けていないのが日本人です。

統計 金融広報中央委員会2018年 株式保有

統計 金融広報中央委員会2018年 株式保有

短期的にはマイナスになることもあるわけですが、時間軸を長く持てば、プラスになるのが株式投資と言えます。

投資に回していれば得られるだろう利益は、投資をしていない場合は得ることができません。これを逸失利益とも言い、または、機会損失を起こしているとも言えます。

単純比較はできませんが、月5万円を預貯金だけに振り向けるのではなく、投資にして30年後に大きな差が出ているわけです。

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投資を始める際に読んでおきたい良書

投資をすることで、資産形成につながり、お金に強くなっていきます。

私自身も株式投資をはじめたことで世の中のニュースに興味を持ち、お金に興味を持ち、知識が増えていっています。

村上さんの本では、初めて投資をする際の視点も非常に分かりやすく丁寧に解説してくれています。

「高校生に教える」ための本でもあるので、ホントにホントに分かりやすいです。

  • 少額で投資をはじめ、体験から学ぶこと
  • 失敗を経験に代え、投資の力を身に付ける
  • 四季報による銘柄の探し方
  • 投資判断を下すための基準
  • リスク管理の方法
  • 売買のタイミング

など、投資を始めるにあたって知っておきたいことが、事例を踏まえながら、わかりやすく解説してくれています。

「シナリオが間違っていたときに売りなさい」

「上がり始めたら買う」「下がり始めたら売る」

など、記憶に残りやすい言葉を用いてくれていますので、繰り返し読んでおきたい本と言えます。

ぜひ手に取って読んでみてくださいね。

投資初心者の方だけでなく、すでに投資経験のある方にとっても発見のある良書です。

若いうちからお金に対する知識と意識を持ち、「稼いで、貯めて、回して、増やす」という自分なりの良い循環をもっていただきたい

投資によるメリットは果てしないので、まずは第一歩を踏み出すことですね。

四季報の読み方をさらに詳しく知りたい方は、公式ガイドブックがおすすめです。

絶対に読んでおくべき本だと言えます。

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