今月も月次データをまとめてみました。
緊急事態宣言は解除され、移動制限も緩和され、元に戻ってきたように思います。
5月は緊急事態宣言真っただ中ですので、ここでの数字は恐らく今後出てこないような数字もありますね。
訪日外国人は1700人と前年同月比99.9%減と壊滅的な数字が出ています。
5月月次が出ていない銘柄もありますので、6月19日時点で適時開示されているもので調べてみました。
コロナショックで儲かっている業界、大打撃の業界
5月月次が出ている銘柄のうち、「既存店」の売上の前年比でどうなっているかを見てみました。
赤い線の上が月次100%を超えており、前年同期比より高くなっています。
グラフが穴ぼこになっているところは、ピックアップしている銘柄のうち、月次が出ていない企業があるためです。
こうしてみると、3月と4月に引き続き、
- アパレル(一部)
- ホームセンター
- ドラッグストア
- スーパー
は調子がいいですね。1ヵ月前を思い出してみてください。
行ける店舗は、スーパーやドラッグストア、ホームセンターくらいだったことを。
ファーストフードもデリバリー対応しているため、好調でしたね。
逆に、業績が悪化傾向にあるのは、
- ファミレス(一部)
- 居酒屋
- アパレル(一部)
- 百貨店
などがきついですね。
どんな業界が儲かっているか
どんな業界が好調なのか、気になるところですが、私たちの肌感覚に合っている部分が多いように思います。
飲食業界
まずは、飲食業界から見てみます。
外食関連
外食関連を見てみると、ファミレスなどは苦戦していますね。
時短営業などがもろに影響を受けている形です。
逆に、マクドナルドやモスバーガー、ケンタッキーなどのファーストフードはかなり好調です。
テレワークなどが普及したこともあって、手軽に食べられるのも良かったのかもしれませんね。
回転すし、麺類
回転すしや麺類の業績も4月よりは改善しているとはいえ、前年同月比で大きくマイナスとなっています。
回転すしはかなり好きですが、この3ヵ月は一度も利用していません。
トリドールもなかなか行く機会がなくなってしまいました。
久しぶりにお店に行ってみると、いつもは行列の時間帯に空いていました。
居酒屋
お店を閉めているので、月次を出さない企業も多かったです。
ワタミは、前年同月比7.2%・・・・・93%減です。2か月続いています
鳥貴族もほとんど赤字で運営という感じですね。
すさまじいですね。
カフェ
6月に入ってスターバックスも行列ができるほど回復しているように思いますが、5月はお店を閉めていたこともあり、散々な数字だと想定されます。
サンマルクもお店を閉めている店舗も多く、かなり悪いですね。
コメダは悪いなりにも数字は出しています。
私が見たところ、お店を開けていたので、客足がありましたね。
小売り業界
次に、小売り業界も見ておこうと思います。
スーパー
スーパーは私たちの生活を支えであり、この緊急事態宣言中もずっと開けてくれていました。
時短しているお店もありましたが、概ね好調ですね。
株価もおおむね好調な会社が多く、数字が良いことが株価に素直に表れているように思います。
業務スーパーを展開する神戸物産は、月次もすごいですが、株価も良く上げています。
ドラッグストア
ドラッグストアもおおむね好調である点は、4月同様です。
暇があればドラッグストアに行って、消毒液やマスクを見に行ったものです。
都市型店舗が多いマツキヨはやや悪いですね。経営統合するココカラファインも同様に、前年同月比割れが続いています。
株価も堅調な企業が多いですし、来ては欲しくないですが、仮に来冬にコロナの第二波が想定されるのであれば、株価が落ちた時にはポートフォリオに組み込むのもいいかもしれませんね。
コンビニ
コンビニ業界は、意外といってはあれですが、厳しい状況。
オフィスの近くや通勤途上にあるお店などテレワークで影響を受けているようです。
家電量販店
意外にも回復し始めているのが家電量販店です。
インバウンドの影響を色濃く受けているかと思いきや、ビックカメラ以外は前年同月比で100%超えとなっていますね。
ホームセンター
日用品も置いていることも多いので、ホームセンターの客足はおおむね好調ですね。
新潟のアークランドサカモトが規模で上回るLIXILビバを買収すると発表し、株価は急騰しました。
まさに「小が大を飲む」買収劇です。
家具
ニトリにも客足が戻ってきています。
店舗も広いですし、あまり密を気にすることもなかったので、行きやすいお店だと感じました。
アパレル関連
アパレル関連では、
ワークマン強し!!強すぎる!!
化け物かという感じですね。
緊急事態宣言真っ最中の5月でさえ、このすごさです。
株価も堅調です。
ユニクロなど他店舗が閉めていたこともあり、ワークマンにお客さんが流れてきたことも要因のようです。
また、子ども服の参入も発表しており、ますます成長しそうな予感ですね。
また、月次で好調が分かっていた西松屋チェーンは、案の定、上方修正です。
月次データは宝の宝庫とも言えますね。
買ってないけど・・・
百貨店
百貨店もお店を閉めているのでかなりの打撃です。
6月はかなり好調になっているようですので、復調していくのではないでしょうか。
その他
コロナの影響が大きいのがホテルや人の移動(新幹線、飛行機など)ですね。
ホテル業界
ホテル業界では、5月の数字は出ていませんが、引き続き苦戦が想定されますね。
5月の訪日外国人は99%減。。。。
移動(その他)
その他のカテゴリーでまとめました。
JRの下がり具合が半端ないですね・・・・・。
JALやANAも厳しいですね。
JALは前期下半期を無敗、ANAは今期無配という決断を出しています。
保有する銘柄では、KeePer技研やフジ・コーポレーションですが、5月は好調です。
JALやANAも国内線、国際線ともにかなりきつい状況ですが、株価は底打ちしているかなと考えています。資金があれば投下したいところ。
クラウドPOSレジを展開するスマレジも成長鈍化が見えますが、小売り、飲食は最も影響を受けているので致し方ないところ。とはいえ、成長路線は変わらないでしょう。
エイジスは意外にも棚卸の発注が減っていたのか、5月月次はかなり悪かったですね。
工事関連
大東建託は営業活動を止めていたこともあり、かなり悪いです。大東建託にISPを提供している会社を保有しているので、打撃・・・。
コムシスHDもやや落ちていますが、今後5Gの工事などで上向くことが予想されます。
儲かっている業界かボロボロの業界か
月次が良いのは、3月、4月同様に、5月月次で見ても、
- スーパー
- ドラッグストア
- ファーストフード
ですね。
今回ピックアップした銘柄以外でも、月次情報を出している銘柄はあります。
投資することの難しさですが、「月次情報」から読み取れることも多いですので、投資するなら毎月チェックしておきたいですね。
投資したい銘柄で、月次情報が出ている銘柄場合は、要チェックです。
ホテル、移動関連などは月次も最悪期を脱したかもしれませんね。
ではでは。
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