安定した不労収入があることはメリットですね。
私は主に個別銘柄への投資を中心に資産運用をして年間配当100万円ほどの収入を得ていますが、不動産投資信託であるREITも保有しています。
REITのメリット
- 分配利回りが高い
- 少額で不動産投資が始められる
- 分散投資がしやすい
- 証券市場で売買するため、取引が容易
また、国内企業のように決算月が3月に集中していないため、分配収入の分散化もしやすいですね。
デメリットは、現実の不動産のように借入によるレバレッジや減価償却のような経費計上ができないことです。
手軽に始められる点では、REITは便利な投資先と言えます。
毎月分配金を実現することもできるので、投資先候補として考えてみました。
毎月分配を実現するREITのメリット
REITの特徴は、利回りが高いことですね。
利益のほとんどを投資家に還元することで、法人税が免除されるため、高い利回りが実現できています。21年1月8日時点です。
- 日経平均株価 配当利回り(予) 1.64%
- J-REIT 平均分配利回り 4.00%
非常に利回りが高いのが魅力と言えますね。
REITを使うことで、高い利回りの毎月分配を実現することもできますね。
また、REITには、
- 住居系
- オフィス系
- ホテル系
- 物流施設
- 商業施設
- 複合型(2つ以上)
- 総合型(3つ以上)
がありますね。
今はコロナ禍でホテル系REITは、業績もボロボロですので、あまり魅力的な投資先ではありません。
分配利回り4%以上(月別上位5銘柄)
分配利回り4%以上と高分配のREITを月別にピックアップしてみました。
1月/7月
1月/7月決算月のREITです。
個別株では1月決算は少ないので、貴重なREITですね。
私はサムティ・レジデンシャル保有ですが、注目しておきたいのはイオンリートです。
収益力を見るNOI利回りは6.4%と高く、個別株のPBRにあたるNAV倍率は0.93倍と割安ですね。
コード | 投資法人 | 予想分配利回り | 用途 |
3468 | スターアジア不動産 | 6.63% | 総合型 |
3459 | サムティ・レジデンシャル | 5.97% | 住居特化型 |
2971 | エスコンジャパンリート | 5.73% | 総合型(商業施設中心+底地) |
3455 | ヘルスケア&メディカル | 4.87% | ヘルスケア施設特化型 |
3292 | イオンリート | 4.78% | 商業施設特化型 |
イオンリートは、コロナ禍の影響も考えられますが、スポンサーがイオンですし、中長期で保有していきたい銘柄と考えます。
2月/8月
2月/8月のREITの上位5銘柄です。
私はタカラレーベン不動産を保有していましたが、現在は売却して保有していません。
このため、2月REITは持っていません。
コード | 投資法人 | 予想分配利回り | 用途 |
3492 | タカラレーベン不動産 | 6.49% | 総合型 |
3488 | ザイマックス・リート | 5.79% | 総合型 |
3290 | Oneリート | 5.69% | 複合型(オフィスビル+商業施設) |
3295 | ヒューリックリート | 5.34% | 総合型 |
2972 | サンケイリアルエステート | 5.22% | 総合型(オフィスビル中心) |
ランキング外ですが、野村マスタ―ファンドは総合型の老舗REITとしても魅力的です。
3月/9月
3月/9月決算のREITでは、ケネディクス商業REITを保有しています。
イオンリートと異なり、郊外の商業施設ではなく、駅周辺の商業施設に強みです。
NOI利回り5.1%、NAV倍率は0.98倍と1倍割れと魅力的です。
コード | 投資法人 | 予想分配利回り | 用途 |
8961 | 森トラスト総合リート | 5.81% | 総合型(オフィスビル中心) |
3453 | ケネディクス商業リート | 5.46% | 商業施設特化型 |
8958 | グローバル・ワン不動産 | 4.57% | オフィスビル特化型 |
8986 | 大和証券リビング | 4.50% | 複合型(住居+ヘルスケア施設) |
4月/10月
この決算月のREITは星野リゾートしか保有していませんが、利回りが高いのが魅力的ですね。
スポンサーがNTT都市開発のプレミアは、NTTグループのオフィスビルを多く保有しており、安定収益が見込めますね。
コード | 投資法人 | 予想分配利回り | 決算月 | 用途 |
3451 | トーセイ・リート | 6.28% | 4月/10月 | 総合型 |
8956 | プレミア | 6.16% | 4月/10月 | 複合型(オフィスビル+住居) |
3476 | みらい | 6.04% | 4月/10月 | 総合型 |
3298 | インベスコ・オフィス・ジェイリート | 5.51% | 4月/10月 | オフィスビル特化型 |
8975 | いちごオフィスリート | 5.49% | 4月/10月 | オフィスビル特化型 |
5月/11月
5月/11月の決算月のREITは保有していません。
関西系の阪急阪神リートが地域分散先としても良いと考えます。
NOI利回りは4.8%程度ですが、NAV倍率は0.77倍と低く割安ですね。
コード | 投資法人 | 予想分配利回り | 用途 |
3472 | 大江戸温泉リート | 5.53% | ホテル特化型 |
8960 | ユナイテッド・アーバン | 4.71% | 総合型 |
8977 | 阪急阪神リート | 4.60% | 総合型(商業施設中心) |
3279 | アクティビア・プロパティーズ | 4.43% | 複合型(オフィスビル+商業施設) |
8976 | 大和証券オフィス | 4.23% | オフィスビル特化型 |
6月/12月
最後に、6月12月決算月のREITです。
このなかでは、スポンサーが三井不動産と強固であるフロンティア不動産を保有しています。
コード | 投資法人 | 予想分配利回り | 決算月 | 用途 |
3296 | 日本リート | 6.62% | 6月/12月 | 総合型(オフィスビル中心) |
3470 | マリモ地方創生リート | 6.29% | 6月/12月 | 総合型(住居+商業施設中心) |
8964 | フロンティア不動産 | 5.02% | 6月/12月 | 商業施設特化型 |
8987 | ジャパンエクセレント | 4.77% | 6月/12月 | 総合型(オフィスビル中心) |
3227 | MCUBS MidCity | 4.56% | 6月/12月 | 総合型(オフィスビル中心) |
毎月分配
毎月分配をするならたったの6銘柄の保有で実現することができます。
一例です。
コード | 投資法人 | 予想分配利回り | 決算月 | 用途 | スポンサー |
8956 | プレミア | 6.16% | 4月/10月 | 複合型(オフィスビル+住居) | NTT都市開発、他 |
3459 | サムティ・レジデンシャル | 5.97% | 1月/7月 | 住居特化型 | サムティグループ |
3453 | ケネディクス商業リート | 5.46% | 3月/9月 | 商業施設特化型 | ケネディクス |
3295 | ヒューリックリート | 5.34% | 2月/8月 | 総合型 | ヒューリック |
8964 | フロンティア不動産 | 5.02% | 6月/12月 | 商業施設特化型 | 三井不動産 |
8977 | 阪急阪神リート | 4.60% | 5月/11月 | 総合型(商業施設中心) | 阪急阪神ホールディングス |
用途分散、地域分散をすることが重要と考えています。
コロナ禍の影響で、不動産には大きな影響はでましたが、不動産がなくなることは絶対にありえないですし、スポンサーが強固なREITは今後も魅力的と考えます。
また、地域では東京中心が望ましいですが、地域分散の観点からサムティと阪急阪神の関西系を入れてみました。
安定配当として分散投資先にREIT
毎月分配があると嬉しいですが、それにこだわる必要は全くありません。
自分が把握できる範囲で投資を続けることが大事だと思います。
配当再投資することで資産形成も可能ですし、なにより私は不労所得として投資資金を作ることがメリットありと考えています。
REITはコロナ禍で初めて投資をしたので、含み益も出ていますが、安定した収入源の投資先として魅力を感じます。
手軽に始められる不動産投資であるREIT。
- スポンサーがどこか(三井不動産、三菱商事、NTT都市開発など)
- 保有する不動産はなにか(オフィス、商業施設など)
- 地域はどこか(東京中心、地方など)東京は外してはだめ
- 収益力は高いか(NOI利回りをチェック)
- 含み益は多いか(保有する不動産の状況を確認)
過去の分配利回りを見ておくことも大事ですね。
保有する不動産の入居率も公表されていますので、確認しておきましょう。
高い利回り先の分散投資先として持っておくと良いと考えます。
ではでは。
楽天証券は指標に関する情報が多いので、持っておくと便利。
2つの口座持つのがおすすめです。
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