野村総合研究所(NRI)の調査によると、準富裕層は5000万円以上となっています。
我が家も毎年のように資産を積み上げてきた結果、5000万円というひとつの節目を越えることができました。準富裕層のなかでは最下層ですが。
とはいえ、住宅ローンを利用していますし、支払い債務があるため、純粋な意味での準富裕層ではありません。すいません。
大それたことはしていませんが、資産をコツコツと増やしていけたのは、振り返るとシンプルでたった1つのことを愚直に続けてきた結果だと思います。
5000万円以上の準富裕層世帯は6.0%
野村総合研究所(NRI)が実施した「NRI富裕層アンケート調査」で、富裕層の推計をしています。
定義については、こちら。
【富裕層の定義】
- ●超富裕層:純金融資産5億円以上
●富裕層:同1億円以上5億円未満
●準富裕層:同5,000万円以上1億円未満
●アッパーマス層:同3,000万円以上5,000万円未満
●マス層:同3,000万円未満
- 引用 野村総合研究所(NRI)
我が家は、「5000万円以上1億円未満」という準富裕層というステージにようやく到達したわけです。
全国には、322.2万世帯が準富裕層がいるようです。
準富裕層だけで見ると、全体の6%となっていますね。
階層 | 世帯数 | 構成比 |
超富裕層 | 8.4万世帯 | 0.16% |
富裕層 | 118.3万世帯 | 2.20% |
準富裕層 | 322.2万世帯 | 6.00% |
アッパーマス層 | 720.3万世帯 | 13.41% |
マス層 | 4203.1万世帯 | 78.24% |
合計 | 5372.3万世帯 | 100% |
1億円以上を超える富裕層世帯は、2.2%しかいませんので、いかに希少な世帯かが分かりますね。
準富裕層に到達するまでに要した10年間
我が家は、特別な資産背景があるわけではなく、遺産もあったわけではありません(というかまだ元気)。
結婚をした2009年には、結婚式、引っ越し、新婚旅行と散在し、文字通り貯金はほとんどありませんでした。
祝儀などで残っていたお金が約100万円あり、それが我が家のスタートだったのです。
そのあとは100万円を割り込むときもありましたし。
そこから考えると、約10年で60倍に資産は増えています(とはいえ、繰り返しになりますが、債務があるので、すべて使えるお金ではありませんが)。
このところは、リスク資産の割合も大きくなっており、毎月の変動額が大きくなっています。
資産を大きく減らしたときもあれば、全く資産が増えないときもありました。
やってきたことはとってもシンプル
資産は、「収入」から「支出」を差し引いたものです。貯金ですね。
収入を増やし、支出を抑えるというシンプルなものが強いのです。
我が家は結婚前から同棲し、ダブルインカムで過ごしてきています。
当初は、1DK・家賃4万円台、脱衣所もないようなボロアパートに住んでいました。
ベランダも狭く、日の当たりも悪かったので、冬とかはえぐいくらいの極寒の日々を過ごしていたのを記憶しています。
いま、考えるとすごい貧相な感じでした。
固定費のなかでも最も大きい住居費を抑えて、かつ、ダブルインカム&残業だったので、スーパーの閉店間際に来店でき、安く食費を仕入れることができていました。
こうしたことを続けていたので、自然とお金は貯まっていったのです。
- 収入を増やす(例:ダブルインカム、資産運用、副業など)
- 支出を減らす(例:固定費である住居費、保険料、スマホ代など)
ちなみに、私はこの10年間、ランチはお弁当を作り(夫婦分)、当然ながら水筒を持参し、お金を使わないようにしています。
子どもが生まれてからはほとんど飲み会にも参加せず、飲み代も抑えてきました(アルコールはもともと好きではなく、会社の愚痴会は行きたくないタイプ)。
収入面では、いくつかのダブルバガーなど株式のキャピタルゲイン、副業収入、そして、年間1000時間超えの命を削った残業代、ダブルインカムなど収入源を多角化したのがよかったです。
貯金はキャッシュフローを生む資産に投じ、収入を増やす
今後はさらなる資産増加に向けて、貯金をキャッシュフローを生む資産に振り向け、さらに収入を増やしています。
キャッシュフローを生む資産にひたすら投じていく考えです。
極端な話、毎月の資産収入があれば、預貯金はあまりなくてもいいとさえ思っています(さすがに預貯金ゼロは無理ですが)。
なぜなら、毎月のように収入が入ってくるからです。
キャッシュフローが潤沢であり、それを利用して、資産を購入するということで、さらにキャッシュフローを太くしていく。
このサイクルをいかに早く気づき、実践し、続けるかが分かれ目だと思っています。
パートナーという存在
パートナーの存在は大きいものがあります。
ダブルインカムというのは、非常に安定しており、高確度で貯金を続けることができます。
また、パートナーとの「お金の価値観」が近いと、もうスーパーサイヤ人並みに最強だと思います。
守るべき人がいるからこそ、将来のことを真剣に考え、お金のことも考えてこれたのが最も大きいです。
将来の目標
今の目標は2024年に1億円を築くこと。
ただ、これはかなり無謀な計画です。
というか不可能に近いと思っています。
それでも、7000~7500万円の資産は築きたいと考えています。
私は、資産の目標を手書きで手帳に書きこんで、毎日のように見返しています。
なかなか現実的な目標でなくても、毎日見返していくことで、思考がその資産を築くために動き出すように思っており、手書きで書くということを大切にしています。
今後は教育費の増加が見込まれ、達成は難しいかもしれません。
そのため、副収入源としてキャッシュフローを作ることができる「不動産(アパート)」の取得に動いていますが、何度となく買付申込書は跳ね返され、実現できていない状況です。
目標は1億円ですが、達成できそうで、遠い存在です。
生涯達成できないかもしれません。
けれども、常に自分の脳を目標資産に向けて行動できるように、手帳に書き込み、やるべきことを淡々と続けていこうと思っています。
行動しなければ、結果が生まれることは100%ないですから。
資産を増やすために
収入を増やし、支出を抑え、貯金を作り、資産に投じる。
このサイクルをひたすら続けること。
- 家計簿をつける
- 固定費を含む過度な支出をしない
- メリハリのある支出で生活を豊かにする
- ダブルインカムをはじめとした収入源を増やす
- 貯金の習慣をつける
- 貯金ができれば資産に振り向ける
- 資産から得られた収入は再投資する
できることをやっていく。
純粋な意味での準富裕層(金融資産5000万円以上)ではありませんが、今のところ、資産は増やすことができてきました。
胡坐をかくことなく、金融資産5000万円をキープし、また、株式資産のみで5000万円の域に到達したいですね。
加えて、将来の目標資産の達成に向けて、不動産をポートフォリオに入れたいところですが、
なかなか実現できていない現状や、基本的に家賃下落などで右肩下がりになるキャッシュフローより、基本的に右肩上がりになる配当金というキャッシュフローの強化していく思いが強くなっていますね。
今後の目標に向けて
30代のうちに準富裕層に入れたので、これを維持し、さらに上の富裕層(1億円以上)をめざすこと。
1億円あれば、年利4%で年間400万円の収入も作ることができます。
その実現のためにしていくことは、収入を増やし、支出を抑え、貯金を作り(種銭)、資産を買い続けること。
この当たり前のサイクルをぐるんぐるん回していくだけです。
資産の目標を明確にすることが、行動を生んでくれます。
配当金投資などをこれからも実践し、ブログ読者の方にとってもプラスになるような記事を書いていくことも資産目標とあわせて、頑張っていきたいですね。
参考になれば幸いです。
最後に、資産形成に寄与してくれた3冊の本をご紹介します。
あまりにも有名ですが、シーゲルの「株式投資の未来」です。
長期投資の重要性を繰り返し確認することができます。
伝説の投資家ハワードの著書です。
投資は精神面がもろに出てくるものです。
金融危機時などリスク管理をどうすべきだったかなど投資の土台となる基礎となることを繰り返し確認することができます。
最後に、テンバガーの言葉を作ったピーター・リンチです。
投資では身近なものが投資対象となり、そこから生まれるリターンも計り知れないものがありますね。
この3冊は手元に、できれば書籍で持ち、読み返しておくといい本です。
ではでは。
コメント
準富裕者層へ到達おめでとうございます。
ジンさんのブログはいつも参考にさせてもらっています。
私も続きたいと思います。
そーだ男様
ありがとうございます。
お互いコツコツと積み上げていきたいですね。
これからも参考になるブログを目指したいと思います。よろしくお願いします。