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【安全性を見る指標5選】個別銘柄に投資する際にチェックしておきたい指標!

株式投資
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個別銘柄に投資する際には、チャートを読むことも大事ですが、決算書類を読むことは欠かせません。

最も最悪なのは、投資先が倒産することですので、その企業の安全性を見ることが大事なことだと考えています。

安全性とはいわば、その企業の財務力ですね。

財務が良いと、良い借金をすることができるので、設備投資やM&Aなど成長投資も可能となります。

家計で言えば、月給料が100万円あっても、貯金0円で借金1億円です!エッヘン!という方は、結婚相手としてはちょっと・・・ってなりませんか。

安全性とは、

  • これまで企業が事業活動で得たストックの成績表

とも言えます。

業績はフローですが、財務はストックです。

個別銘柄に投資する際に欠かせない安全性を見る指標を5つ選んでみました!

もちろん、これだけでなくほかにも見る指標はありますが、最低限見るべき指標です。

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最低限見るべき!安全性の指標

できるだけ四季報から簡単に読み取れる指標をまとめています。

私はサクッと業績を見る際には、LINE証券の銘柄スカウターという無料で使えるツールを利用しています。

便利なので、口座を持っておくと分析がラクチンになります。

自己資本比率

自己資本比率とは、文字通りですが、返済する必要のない資本で、高ければ高いほどに安全性が高い指標です。

四季報でも簡単にチェックすることができます。

日本を代表するゲーム企業である任天堂ですが、自己資本比率75%とめちゃくちゃ高いです。

7974 任天堂 マネックス証券より

7974 任天堂 マネックス証券より

自己資本比率が分厚いと企業が倒れる心配がほとんどないので、まずは保有する先としては魅力的です。

一方、自己資本がマイナスになる場合もあります。

それを債務超過と言います。

持っている資産よりも、負債が大きい状態ですね。

これが2期連続で債務超過となると、上場廃止という重い処分を受けます。

そして、株は紙屑となりますので、株主は大損害を受けることになってしまいます。

3分で分かる東芝の上場廃止のパターン。もし上場廃止なら株は紙くずに。
東芝の上場廃止リスクがくすぶっていますね。 その昔、持っていた株式が上場廃止になって、文字通り紙くずとなった経験があります(泣)。 100%減資が決定されれば、紙くずとなるわけですが、上場廃止が決定されると株価はあっという間に下がります
自己資本比率は、高いほどに安全性が高い!最初に見るべき指標!

流動比率

流動比率は、「流動資産÷流動負債」で計算できます。

短期的な支払い能力を見るのに有効な指標ですね。

流動資産は1年以内に現金化される資産であり、流動負債は1年以内に返済する必要のある負債です。

また、任天堂を見てみましょう。

7974 任天堂 流動比率 マネックス証券より

7974 任天堂 流動比率 マネックス証券より

圧倒的に流動資産が多い状況にあり、全く問題がないことが分かります。

四季報では、流動比率は分かりませんので、決算短信などで見るようにしましょう。

流動比率は高いほどに安全性が高い!100%を下回る場合は注意!

D/Eレシオ

D/Eレシオは、企業の財務の健全性を見る指標のひとつです。

負債資本倍率(Debt Equity Ratio)。企業財務の健全性を見る指標のひとつ。企業の借金である有利子負債が返済義務のない自己資本(株主資本)の何倍かを示す指標。数値が低いほど財務内容が安定していることを意味します。
D/Eレシオ=有利子負債÷自己資本(株主資本)
ネットD/Eレシオ=(有利子負債-現預金)/自己資本

有利子負債が自己資本に対してどのくらいあるのかを見ることができますね。

1倍以下だと自己資本のほうが大きいので、安全と言われます。

任天堂の場合は、有利子負債がゼロなので、当然のように1倍以下です。

不動産会社のように、借入によって業績を上げるビジネスの場合には特に有効な指標ですね。

例えば、業績好調なケイアイスター不動産(3465)を見てみると、レバレッジがかなり効いた経営をしていることが分かります。

3465 ケイアイスター不動産 DEレシオ

四季報では、自己資本と有利子負債が記載されていますので、自己資本のほうが大きいかどうかを見ればすぐに把握できますね!

D/Eレシオは、有利子負債に対して自己資本が大きいかを見る指標!1倍以下が望ましい!

営業キャッシュフロー

営業キャッシュフローは、事業によってどれだけのキャッシュを稼ぐことができているかを見る指標です。

会計上の利益は操作されしやすいともいわれますが、現金の動きを見るキャッシュフローは操作しにくいともいわれます。

もちろん、不正会計をしている会社は少ないわけですが、キャッシュフローの動きを見ることはとても大事です。

航空会社で上場廃止になったスカイマークは、財務力のある会社でしたが、営業キャッシュフローがみるみるうちに減ってしまい、倒産してしまいました。

スカイマーク 倒産

営業キャッシュフローは、本業で稼ぐことができているかを見る大事な指標であり、これがプラスで推移していることが大事です(業種によってはマイナスでも問題ない場合があります)。

営業キャッシュフローが会計上の純利益より多い場合は、いわゆる”質のよい利益”(アクルーアル)ともいわれます。

四季報では、純利益と営業キャッシュフローを簡単に見ることができるので、必ずチェックしておきましょう。

営業キャッシュフロー÷売上高でみる「営業キャッシュフローマージン」が10%以上あればなおよい!

現金同等物

最後にキャッシュをいくら持っているか、ですね。

キャッシュを持っていると、やはり支払い能力も高く安全性が高いです。

いくら持っているかいいかは会社によって違いますのでこれ!というのはありません。

有利子負債より多いのかなどを見ると、良いですが、有利子負債より少ないと悪い!というわけでもないので、ケースバイケース。

「(現預金+有価証券)÷売上高」で見る手元流動性(月商のどのくらいのキャッシュを持っているか)も見ておくと良いですね。

同業他社との比較が欠かせません。

現金同等物が増えているのか、有利子負債よりも多いかなどを見ておこう!
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必須!安全性を見る指標

個別銘柄に投資する際には、安全性を見る指標を確認するのは欠かせません。

最低限抑えておくべき安全性を見る指標5選

  • 自己資本比率(高いほど良い)
  • 流動比率(高いほど良い)
  • D/Eレシオ(1倍以下が望ましい)
  • 営業キャッシュフロー(プラスが良い)
  • キャッシュ(手元流動性もチェック!)

この企業大丈夫かなぁ・・・・という会社には投資したくありませんので、安全性を見るのは欠かせないですね。

LINE証券を利用すると、視覚化で簡単にチェックできるので開設しておきましょう。

また、とってもわかりやすく解説してくれる本を3冊ご紹介します!

こちらの本を読むと、財務を読み取る力がアップするのは間違いなし!

ぜひ手に取ってみてください。

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