回転すしは人気ですよね。
私たちの生活の身近なところに、成長株は隠れていますね。
久々にスシローにいったんですが、相変わらずの込み具合に、同社がそういえば上場したこと(といっても17年)を思い出し、回転すし大手のスシローGH(3563)を調べてみました。
消費者サービスを展開する小売関連は、魅力的な銘柄が多いですが、スシローGHはそのなかでもキラリと光る銘柄です。
スシローGHの株主還元、株主優待も見ておきましょう。
業績絶好調のスシローGH
国内は「スシロー」ブランドにて直営方式による回転すし店(1皿100円〜300円、テイクアウト)、海外では韓国・台湾で直営方式による回転すし店を展開しています。
店舗数(全都道府県541、海外25、2019年9月)を展開していますね。
ちなみに、
- くら寿司 485店舗(国内外 2019年10月)
- カッパ・クリエイト(かっぱ寿司 331店舗(2019年3月)
- 元気寿司 国内156・海外197店舗(2019年9月)
- 銚子丸 94店舗(2019年11月)
となっており、スシローGHは店舗数も一番多いですね。
業績の推移を見ておきましょう。
業績、営業利益ともに上昇基調と非常に好調です。
営業利益率は直近2019年9月期で7.28%と高いですね。
- くら寿司 3.89%
- カッパ・クリエイト 2.05%
- 元気寿司 3.92%
- 銚子丸 3.75%
スシローGHは、収益力も高いですね。
スシローGHの株主還元
スシローGHの株主還元も見ておきます。
配当金推移
配当金については、増配基調が続いていますが、配当利回りは1%程度ですので、高くはいないですね。
配当性向は25.5%(2020年9月期予想)ですので、十分な増配余力を有しています。
株主優待
株主優待目的で持っておけばよかったと思うくらいスシローGHは良い会社ですね。
株主優待は、3月・9月の権利確定日の株主に対して実施しています。
公式 スシローGHの株主優待
優待内容 年間4,000円分
贈呈金額 2,000円(9月末日基準日)、2,000円(3月末日基準日)
・200株〜499株
優待内容 年間8,000円分
贈呈金額 4,000円(9月末日基準日)、4,000円(3月末日基準日)
・500株〜
優待内容 年間20,000円分
贈呈金額 10,000円(9月末日基準日)、10,000円(3月末日基準日)
1000円(税抜)ごとに500円の優待が使えます。ほかの割引券との併用も可能。
株主優待券には、平日限定の優待券も入っています。
- 2,000円の場合:1,500円分は全日利用可能、500円分は平日限定で利用可能
- 4,000円の場合:3,000円分は全日利用可能、1,000円分は平日限定で利用可能
- 10,000円の場合:7,500円分は全日利用可能、2,500円分は平日限定で利用可能
2020年4月1日から、株式が4分割されることに伴い、株主優待も変更になっています。
権利確定日はこちらです。
【2021年3月の権利確定日】
- 3月末日が権利確定日の権利付き最終日は3月29日(月)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、3月30日(火)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
【2022年9月の権利確定日】
- 9月末日が権利確定日の権利付き最終日は9月28日(水)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、9月30日(金)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
業績は好調そのもの
外食産業は、毎月のデータを公表してくれていますので参考になりますね。
私は特にその中でも既存店の売上を重視していますが、スシローGHは前年比100%を超えを維持していますね。
既存店は、2019年11月110%は、12月107%と
26ヵ月連続100%超え
と好調です。
東日本の出店が伸びており、今後は都心を強化していくので、出店場所の選定は激戦でしょうけど、今後の成長が期待できますね。
スシローGHは、何よりおいしいのが魅力的ですが、いつも新しいネタを楽しめるのもいいですね。
新業態の海鮮居酒屋・杉玉も好調で回転すしに次ぐ収益の柱として育成中。
拡大期に入っているようで、成長エンジンとして期待したいですね。近くにお店があるので、一度行ってみたい。
また、国内のみならず、海外展開も進めています。
人口減少が見込まれる国内では、胃袋の減少は必然ですので、海外展開により成長していく必要があるのは外食産業共通の課題ですね。
キャッシュフロー推移
営業キャッシュフローも毎年黒字で、稼ぐ力がありますね。
現金創出力を見る営業キャッシュフローマージンも8.7%(2019年9月期)あります。
フリーキャッシュフローもプラスで推移しており、現金を稼ぐ力は強いのは安心ですね。
財務基盤
自己資本比率は34.7%(19年9月期)と17年9月期の25%から大きく改善しています。
利益剰余金も順調に増えており、問題ないですね。
株価の上昇はすさまじい
株価の推移を見てびっくり。ここまで上がっているとは。
6000円くらいのイメージだったんですが、10000円超えてきていますね。
株式分割期待もよぎります。
- PER(予) 28.3倍
- PBR 6.11倍
- ミックス係数(PER×PBR) 172.9倍
- ROE 22.58%
- 予想配当利回り 0.9%
- 配当性向 25.5%
- DOE(株主資本配当率) 5.75%
- 自己資本比率 34.7%
- 時価総額 2890億円
株価の指標面では、ミックス係数(PER×PBR)が172倍になっているなど、非常に割高ですね。
他社と比較してみても、カッパ・クリエイト(7421)が異様に高いですが、スシローGHが特別割安というわけではありませんね。
業績の成長力では、回転すし業界は好調ですね(カッパ・クリエイトはやや右肩下がり)。
四半期ごとで見ても、カッパ・クリエイトを除いて増収が続いています。
スシローGHは成長力はすごい
スシローGHは、非常に成長力の高い銘柄ですね。
自分が使っている身近なお店でこんなにすごい銘柄があるとは・・・。
やはり、自分たちの生活を支えるような身近な銘柄には、店舗の状況や外食であれば料理のおいしさなどを肌で感じることができるので、変化にも気づきやすいですね。
回転すし業界のなかでも、トップクラスのスシローGHは、今後も期待できる銘柄ですね。
欲しいけど、株価高い・・・。
以上、スシローGHでした。
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