投資信託協会の統計によると、国内株式投信の純資産額が過去1年間で9%減ったようですね。日経新聞の記事を読んでいて、知りました。
純資産額は、投資信託の規模。基準価格と言っていわば値下がりしている場合、あるいは、その投資信託の解約がある場合に、純資産額が減っているということ。
その中でも、証券会社や銀行を通さずに、直接わたしたちに販売をする「直販投信」というものがあります。
セゾン投信、ひふみ投信、コモンズ投信などがその「直販投信」に充たるわけですが、純資産額が増えているみたいですね!
投資信託は、数が多すぎて正直選べません。銀行や証券会社の窓口に行けば、いろいろと勧められるかもしれませんが、手数料稼ぎの面もあるんではないかと想像しています。
個人的には、コストの安いインデックス投信と直販投信にコツコツ積み立てるのが、無難かなと思っています。
その直販投信の魅力って?
直販投信には魅力がある!
投資信託ってどのくらいあるのか分かりませんが、膨大な数の投資信託があります。それを全部比較して、購入しようと思うのは、はっきり言ってほとんど不可能ではないかと思う。
私は、新しい物には目移りしちゃうこともあるので、ポンポン設定される投資信託よりは、独自のスタイルで運用方針、銘柄選定、投資家への説明などを手掛ける直販投信は好きですね。
証券会社が組成する投資信託(ファンド)は、いわばサラリーマンのファンドマネージャーが手掛ける。
直販投信は、独立系運用会社が手掛けているので、記事の言葉を借りれば、「顔の見える運用スタイル」が持ち味なんですよね。
直販投信に資金流入
冒頭に書いたように、過去1年間、国内株式投信の純資産額は▲9%。それに比べて、セゾン投信やひふみ投信など、直販投信は増加率がいずれもプラスですね。3割程度、増えている投信もあります。
運用会社 | ファンド名 | 純資産額 | 増加率 |
---|---|---|---|
セゾン投信 | セゾン資産形成の達人ファンド | 325億円 | 18% |
レオス・キャピ | ひふみ投信 | 320億円 | 31% |
鎌倉投信 | 結い2101 | 239億円 | 29% |
コモンズ投信 | コモンズ30 | 76億円 | 6% |
国内株式投信 | - | - | ▲9% |
私は、セゾン資産形成の達人ファンドとひふみ投信を利用していますが、こうした直販投信は人気なんですね。
やっぱり、分かりやすいし、投資方針が明確なのがいいんだと思う。
セゾン資産形成の達人ファンドの概要
■セゾン資産形成の達人ファンドの特徴
- 購入手数料:無料(いわゆるノーロードファンド)
- 購入単位:1万円以上1円単位、定期積立は5,000円以上1,000円単位
- 信託報酬:年1.0584%(税込)
- 信託財産留保額:0.1%
セゾン投信の顧客の7割は50歳未満。約3割は、NISAを利用しているみたいですね。
毎月5,000円から積立投信できるので、始めやすいです。これ1本で、世界中の株式に投資できるのも魅力ですね。
もっと人気なのが、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドです。
こちらは、純資産額が1,000億円を超えています。いわゆるバランスファンドと呼ばれる投信で、これ1本で株式投資と債券への投資が完結しちゃいます。
しかも、国内外の資産に投資するので、バランスもいいんですよね。私は株式のほうが好きなので、資産形成達人ファンドに投資していますが、バランスファンドは、世界的に有名なインデックスファンドを作ったバンガード社へ投資してくれるので、安定しているとも言えますね。
これから、資産形成を始めたい、あるいは、興味のある方は、資料請求をしておきましょう。
公式 長期投資のセゾン投信
ひふみ投信の特徴
もう一つ、ひふみ投信も好きなんです。口座を持つと、ひふみ投信が投資している投資先について一部見ることができます。
この1年間、日経平均株価が7月末時点で▲20%下落するなか、ひふみ投信は▲3%程度で済みました。
出典 ひふみ投信
ひふみ投信は、日経平均よりも高いパフォーマンスをこれまで叩き出しています。
■ひふみ投信の特徴
- 購入手数料:無料(いわゆるノーロードファンド)
- 購入単位:1万円以上1円単位(定期積立も同じ)
- 信託報酬:年1.0584%(税込、税抜0.98%)※
- ※買付から5年以上の場合▲0.2%(0.8584%)
- ※買付から10年以上▲0.4%(0.6584%)
- 信託財産留保額:0.0%
直販投信では買付手数料を取らないノーロードファンドが多く、ひふみ投信ももちろん、ノーロードファンドです。
買付手数料は必要ありません。
投資信託で買付手数料をとる投信は基本的にスルーすべきですね。
迷ったら直販投信
「預貯金だとお金が増えない。少しでも増やしていきたい」
「子どもが大きくなった時の学費の足しにしたい」
など、将来への危機意識や生活防衛のためにも、投資信託は有用な手段ですね。
楽天証券の調査によると、投資している女性も多いみたいです。
「投資には興味あるけど、調べる時間がない!」
「何がいいかよくわからない!」
そうしたときには、セゾン投信やひふみ投信など独立系の運用会社の方針を読むといいですね。その投資方針が、自分に合っていれば、GOです。
ちなみに、ひふみ投信は、ひふみプラスと言って、証券会社などからも購入できるファンドを作っています。内容は、ひふみ投信と同じなので、パフォーマンスも一緒です。わざわざひふみ投信の口座を作るのが面倒くさいって方には、便利ですね。
プロに運用を任せられる
続けていくことが、投資では大事。そのために、分かりやすくて楽じゃないと無理ですよね。だって、面倒くさかったら、ログインすらするのも手間になりますからね。
投信は、その運用はプロに任せられるのも魅力ですが、運用方針が共感できる直販投信のほうが好きな存在です。
販売手数料は無料(いわゆるノーロードファンド)ですし、積立投資にも最適です。買うたびに手数料を支払っていたら、かなりもったいないですからね。
Pickup! コツコツ積立が大きな力となる。ひふみ投信とセゾン投信の魅力
短期では考えない
投資を始めると、「上がったか下がったか」気になるものですが、気にせず、のんびりと投資を継続していくことが大事ですよね。途中下車しないことです。
セゾン投信やひふみ投信は、投資方針が分かりやすくて、好んで投資しています。
ニュース!
格付け投資情報センター(R&I)は、『R&I NISA スクリーニング(2017)』を発表。
商品設計の分かりやすさ、リスクや手数料が高すぎないなどの観点から、156本の投信を選びました。
参考 『R&I NISA スクリーニング』2017 年版
この中には、セゾン投信(セゾンバンガード、資産形成達人ファンドの両方)や、ひふみ投信(ひふみプラスも)選ばれていました。
やはり、人気のある商品には、ちゃんとした理由がありますね。
ひふみプラスの販売は、岡三オンライン証券、楽天証券、カブドットコム証券、マネックス証券など、各種証券会社でも取り扱っていますね。
すでに証券会社の口座を持っていれば、あるいは、証券会社の口座を開設する人は、便利に投資できますね。
私は、投資信託はインデックス投信か直販投信がいいと思って、投資をしています。
次々新しく出てくる商品に移るよりも、そのほうがいいと思うからですね。
ではでは。
※投資は自己責任でお願いします。
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