将来の収入の不安定さを考えると、資産運用は不可欠だと思っています。
投資信託による積立投資は、資産を拡大させるのに向いています。
配当金狙いの投資は、資産拡大というよりも毎年のインカムゲインが大きくなるというメリットがあります。
どちらもそれなりの金額になるには時間もかかりますが、長い目を見て続けていくことが大事ですね。
我が家は両方実践していますが、配当金投資のほうに注力しています。
2019年は税引前約100万円(税引後約80万円)の配当金を予定しています。
毎年のインカムゲインが安定することで、セミリタイアという選択肢を取っていきたいからです。
この先も続けていく投資手法ですが、結構行き当たりばったりで投資してきたこともあって、ここらで考え方も整理しておこうと思います。
高配当株への投資方針
大それたものではないですが、現時点の考えを自分の備忘録としてまとめておこうと思う。
目標は
投資するには目標が大事です。
色々とその時々の家庭環境や仕事環境で気持ちもブレていきましたが、今の目標は、安定した家計キャッシュフローを作り、安定した生活を送り、セミリタイアすることです。
やはり、安定した収入源がないと労働環境を大きく変えることはできません。
第一目標は、住宅ローンの返済額の年間配当金90万円(税引き後)です。
そのための投資先の基準
現在、配当金をもらっている保有株は15銘柄であり、その税引き前利回りは4%ほどです。
税引き後の配当利回りは3%程度ですね。あと1%上げたいところです。
配当金を出さない銘柄は5銘柄ほどあります。1銘柄は処分し、順次高配当株へ振り替え予定。
【高配当株の投資方針】
- 複利効果重視で、配当再投資による配当金増加をめざす
- 原則、配当利回り 3.5%以上(4%以上が望ましい)
- 割安な株 PER 15倍以下(もしくはPEGレシオ 1倍以下)
- 配当性向 50%以下
- 営業費用売上倍率(売上÷営業費用)=1.15倍以上
- 営業利益率 15%以上
- 営業キャッシュフローが安定して推移
- 営業キャッシュフローマージン 15%以上(営業CF÷売上高)
- EPSが毎年上昇している
- 自己資本比率 50%以上
- 増配銘柄 連続増配年数 5年以上
- 過去10年の間に減配なし
- 安定したビジネスモデル
参考記事 減配リスクを減らす5つのポイント
オススメ 配当再投資で報われる銘柄を選ぶ方法。
すべてが当てはまる銘柄はないので、いくつか当てはまれば投資を実行しているのが最近です。
投資の専門家の高配当株への投資原則はこちらの記事でまとめています。
関連記事をどうぞ。
財務諸表のうち、特に営業キャッシュフローは重要視しています。
企業が倒産するのは、お金がなくなったときです。黒字が出ていても、目の前の支払いができなければ倒産します。
例えば、スカイマークは、自己資本比率50%でしたが、キャッシュがなくなり倒産しました。
営業キャッシュフローが安定してプラスであれば、稼ぐ力が強い会社と言えますね。
一番避けたいのは、株価が無価値になることです(倒産、経験あり)。
次に、配当金投資は株価の上下はさほど気にしないとは言え、大きく毀損するのは避けたいです。
株価が50%以上も下がるのは避けたいです(経験あり)。
このため、配当金投資ではより安全に家計のキャッシュフローを生む投資と考えています。
こちらの本が分かりやすく、参考になります。
日本株の保有銘柄(一部)では、次のようになっていますね。
我が家は、たばこ株と通信株の比率がめちゃ高いです。
証券コード | 企業名 | 時価総額 | 営業利益率% | 営業CFマージン%以 | 自己資本比率% | PER | 配当利回り% | 配当性向% | 株価 | 決算期 | |
8591 | オリックス | 2,333十億円 | 11.7 | 19.1 | 23.0 | – | 3.75 | 27.9 | 1,876 | 2018年 | 3月期 |
2914 | 日本たばこ産業 | 5,914十億円 | 26.2 | 19.6 | 52.0 | 15 | 4.73 | 71.4 | 3,631 | 2017年 | 12月期 |
9437 | NTTドコモ | 10,691十億円 | 20.4 | 31.7 | 73.0 | 15.4 | 3.54 | 50.8 | 2,716 | 2018年 | 3月期 |
9433 | KDDI | 7,907十億円 | 19.1 | 21.1 | 57.0 | 12.8 | 2.95 | 40.7 | 2,716 | 2018年 | 4月期 |
7148 | FPG | 121十億円 | 63.7 | 14.4 | 29.0 | 11.8 | 3.40 | 43.1 | 1,249 | 2017年 | 9月期 |
安定した配当金収入を投資原資に
この配当金は、投資で言えば土台部分、基礎部分です。
イメージです。
基礎部分ができれば、株価上昇の値上がり益も狙っていきたいと考えています。
配当金という投資原資を活かして、配当金再投資。
基本は、同じ銘柄を買いますが、一部は値上がり益を狙った投資もしていきたいですね。
今は基礎づくりに注力しているところですが、多額の元本も必要なので、時間がかかりますね。
気持ちは明日にでもお金持ちになることですが、短期の値上がり益を狙おうとすると失敗してしまいます。最近では仮想通貨がいい例です。
そのため、長期で勝つ見込みの高いインカムゲイン狙いに軸足を移し、継続することで、目標となるセミリタイアを実現したい。
高配当株に当面は注力
投資ブログをされている方は、資産1億円以上という方もざらにいます。
自分の運用を見てみると、ときに嫉妬し、悲観し、下を向きたくなることもあります。
ただ、投資の環境(給料、資産、家族、運など)が人それぞればらばらなので、自分が良いと思う方法をただ突き進み、心地よい投資環境を作るのがベストだと思っています。
他人を羨んでも、同じ運用ができるわけではないですよね。例えば、バフェットを羨んでも同じように運用できるわけではないのです。
配当金狙いの銘柄は、入金力が必要なので、時間がかかります。
まずは配当金で住宅ローン返済相当額を達成し、値上がり益のある銘柄にも投資をして、元本を増やしていきたい。
株高の今は、魅力ある銘柄探しの時間です。
興味のある銘柄です。
証券コード | 企業名 | 時価総額 | 営業利益率% | 営業CFマージン%以 | 自己資本比率% | PER | 配当利回り% | 配当性向% | 株価 | 決算期 | |
5108 | ブリヂストン | 3,570十億円 | 11.5 | 11.5 | 59.0 | 11.6 | 3.42 | 42.3 | 5,238 | 2017年 | 12月期 |
8766 | 東京海上HD | 3,988十億円 | – | 17.0 | 16.0 | 12.5 | 3.00 | 42.1 | 4,735 | 2018年 | 3月期 |
8058 | 三菱商事 | 4,917十億円 | 6.3 | 9.8 | 33.0 | 8.2 | 3.56 | 31.2 | 2,862 | 2018年 | 3月期 |
8031 | 三井物産 | 3,283十億円 | 5.2 | 11.3 | 35.0 | 7.8 | 3.83 | 30.1 | 1,822 | 2018年 | 3月期 |
8035 | 東京エレクトロン | 3,065十億円 | 24.9 | 16.5 | 63.0 | 11.4 | 3.36 | 50.4 | 20,015 | 2018年 | 3月期 |
2174 | GCA | 35十億円 | 3.7 | 17.0 | 66.0 | – | 3.9 | 1563 | 1,129 | 2017年 | 12月期 |
配当金目的の投資は、株価や決算に一喜一憂することなく、四半期あるいは半期ごとに入金される配当金が嬉しいですね。
この嬉しさに早く気づき、投資してこればよかったです。
配当金再投資は、再現性の高い投資手法です。
株価の値上がり狙いはなかなか難しいですが、配当金は確実にキャッシュを我が家に運んでくれます。
今からでも遅くはないので、このインカムゲインを太くしていく投資を実践していきます。
あなたにとって心地よい投資はどんなものですか。
ではでは。
証券口座の開設では、手数料の安いDMM株がおすすめです。
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