Wi-Fiサービスを展開するファイバーゲート(9450)は、6月決算企業であり、株主優待も実施しています。
6月優待銘柄としてもピックアップしました。
事業は大きく2つあり、
- レジデンスWi-Fi事業(マンション向け全戸一括接続サービス)
- フリーWi-Fi事業(観光・商業施設、インバウンド)を展開
を展開しています。
ストックビジネスを展開しており、今後も成長期待のある銘柄と思い、保有しています。株主優待も拡充され、魅力度が上がっています。
ファイバーゲートの業績推移
ファイバーゲートは2018年3月に上場した、まだ新しい会社です。
業績の推移ですが、年率30%以上で成長しており、営業利益率15%を超えており、高収益企業です。
Wi-Fiサービスを展開している会社ですので、契約戸数が増えていけば、ランニング収入が積み上がるストックビジネスモデル。
安定した成長が期待できますね。
売上の75%は、賃貸マンションオーナー向けのレジデンスWi-Fi(全戸一括)サービスです。
商業施設向け、インバウンド向けのWi-Fiサービスも展開しています。
ファイバーゲートのシェア
マンション全戸一括のWi-Fiを手掛けていますので、一度導入されれば解約されることはあまりないと考えられ、売上が積み上がっていきますね。
現在の全国シェアは、9.7%(20年6月期3Q)となっており、まだまだシェア増加の可能性を秘めていると考えます。
やや古いデータですが、ファイバーゲートは全国5位のシェアと言えます。
赤枠は上場している企業です。
ファイバーゲートの株主還元
ファイバーゲートは、まだ成長過程の会社ですので、株主還元には積極的ではありません。
事業に資金を投下し、企業の成長が最大の株主還元と言えますね。
配当金推移
無配方針でしたが、通期予想の利益超過分は配当金として還元する方針に変更されています。
20年6月期は上方修正を行い、初配当を発表しています。
配当金はまだ微々たるものですが、配当金を増やしていくことを期待したいですね。
株主優待
株主優待は、クオカードをもらうことができます。
20年6月期でクオカード優待は廃止され、株主優待ポイントになります。
毎年、保有株数に応じて6月と12月の権利日でポイントがもらえるので、
年2回の株主優待の実施
となりますね。
ポイントは2年間有効で繰越可能、1年以上継続保有で10%ポイントアップします。
株主優待は、クオカードから優待ポイントに変わるため、魅力度が上がりますね。
【2021年6月の権利確定日】
- 6月末日が権利確定日の権利付き最終日は6月28日(月)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、6月30日(水)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
【2021年12月の権利確定日】
- 12月末日が権利確定日の権利付き最終日は12月28日(火)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、12月29日(水)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
その他の指標面
ファイバーゲートの業績、配当以外の指標も見ておきます。
ROE
- Return On Equityの略称で和訳は自己資本利益率。企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合。
- ROE=当期純利益÷自己資本 または ROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。
- 「投下した資本に対し、企業がどれだけの利潤を上げられるのか」と最も重要視される財務指標
- ROA:総資産に対する利益率。当期純利益÷総資産×100
- ROIC:(投下資本利益率、Return on Invested Capital)とは、税引後営業利益を投下資本で割ることで求められる指標。
ROEは30%前後と非常に高く、効率的な経営がなされていますね。
キャッシュフロー
投資先行型のビジネスモデルですので、フリーキャッシュフローはマイナスです。
ただ、フリーキャッシュフローがプラスになる見込みであり、規模の拡大により、プラス転換していきそうですね。
財務面
自己資本比率は37%となっており、有利子負債もやや多いですが、ビジネスモデル上、投資先行型ですので、この点は仕方がないところです。
見てきたように、業績は好調であり、営業CFが積み上がるモデルですので、特段の心配はないでしょう。
成長路線
中期での成長では、レジデンスWi-Fiが順調に伸びる予想ですね。
19年6月期のほぼ2倍以上の契約戸数(22年6月期)となれば、業績もさらに上向きそうです。
3番目の柱
レジデンスWi-Fiが特に強みを持つファイバーゲートですが、ローカル5GはHome IoTなどの新たな分野への対応も進めています。
ローカル5Gは、国策ですし、踏み込んでいければかなり面白そうです。
Home IoTは、我が家はまだ導入していませんが、今後は当たり前のものになってくるでしょうし、レジデンスWi-Fi導入マンション・アパートへの展開でグッと伸びるかもしれません。
どんなビジネスモデルを考えているのか楽しみです。
テレワーク導入支援も新たに手掛けていますが、サイバーセキュリティ対策としてDDS社と業務提携をしています。
株価指標
株価はコロナショック後大きく上げていますね。
指標面では、PER、PBRともに割高とも言えますが、成長力高くPEGレシオは0.7倍程度と低く、割高とはいえないと判断しています。
9450 ファイバーゲートの株式指標 | |
株価 | 1,519円(R2.6.25)最新の株価はこちら |
PER(予) | 40.83 |
PBR(実) | 7.52 |
ミックス係数 | 307.06 |
配当利回り(予) | 0.2% |
配当性向(予) | 9.4% |
増配率(3期平均) | #DIV/0! |
営業利益率(予) | 16.6% |
ROE(実) | 28.0% |
ROA(実) | 10.6% |
営業CFマージン(実) | 24.7% |
自己資本比率 | 37.3% |
D/Eレシオ | 1.20 |
ネットD/Eレシオ | 0.67 |
PSR(時価総額÷売上高) | 4.14 |
ファイバーゲートのまとめ
ファイバーゲートは成長も楽しみな企業です。
優待マックスとなる900株を目指してコツコツと株数を増やしていこうと考えています。
ローカル5G にどのように踏み込んでくるかも注目しています。
6月決算銘柄として、株主優待もあるので、魅力度高いですね。
ではでは。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
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