株価の下落がなかなか止まらないですが、持たざるリスクも考えてしまいます。
下落した後は必ず反発があるので(それがコロナショックのときのようにすぐなのか、リーマンショックのときのように数年後なのかは分かりませんが)、ポジションを落とし過ぎると後々のリターンに影響を及ぼしてしまいます。
基本的には下げ相場のときは、財務が弱い、規模が小さすぎるなどの銘柄は避けつつ、強い株への投資をしておきたいですね。
成長株投資では損切りは必須だと考えています(直近ではホープやグレイステクノロジーの例もありますので)。
一方、強い株への投資の場合は、少し目線を先に向けて、多少の下げでは損切りしないことも大事かなと思います。
銘柄によるので、自分の判断が大事なことは言うまでもないですが。
勝ち組銘柄の3条件
できれば、最低でも3年程度先でも(緩やかにでも)成長をしてそうな銘柄に投資をしたいですね。
短期でのリターンを狙う難しさもありますので、大きなうねりの流れを着目したいと思います。
- 世界の経済発展に寄与している企業
- 参入障壁を持つ企業
- 時代の変化に対応できる企業
欲を言えば、10年でも20年でも保有し続けられる企業で、配当が増えるような銘柄に投資をしたいという思いがあります。
過去には実際にそうした銘柄も数多く存在していますので、そうした銘柄の仕込み時と考えたいですね。
とはいえ、フルポジは避けておきたい状況です。
少額投資を活用するのも一手ですね。
5947 リンナイ
リンナイはだれもが知っているメーカーの一つだと思いますが、ガスコンロや給湯器など熱エネルギー機器メーカーですね。
日本での売上が6割近くありますが、約4割は海外で売り上げを上げているグローバルメーカーです。
まさに、世界の経済発展に寄与している企業と言えますね。
また、同社は株主還元にも積極的な企業であり、
20期連続で増配
を続ける超優良企業です。
これだけ増配を続けながらも、配当性向はわずか27%程度と低く、利益成長が素晴らしいことを物語っています。
財務面でも非常に強固であり、自己資本比率は約70%、ネットDEレシオは0倍以下と安心して保有できる銘柄の一つと言えますね。
暮らしに欠かせない商品は売れ続けますので、まさに私たちの生活に欠かせないメーカーです。
1414 ショーボンド
ショーボンドを知っている方は、なかなか通な人ですね。
同社は橋梁などの社会インフラの補修を専門に手掛けている会社です。
橋梁のメンテナンスは国内トップの会社であり、主な受注先は国土交通省、西日本高速道路、中日本高速道路となっています。
同社は補修専門で橋梁や高速道路を手掛けてきており、その実績やノウハウは随一。
まさに参入障壁の高い企業と言えます。
株主還元も充実しており、
14期連続で増配
を続けている増配銘柄です。
財務面でも建設会社とはいえ、造らない建設会社であり、無借金経営。
自己資本比率は82%と極めて高く、強固な安全性を備えています。
利益率も高く、国策関連銘柄として安定成長が期待できる銘柄ですね。
3844 コムチュア
コムチュアは、企業のDX支援を手掛けている会社です。
同社は変化の激しいIT業界において、時代の変化に対応し利益を上げ続けてきている企業です。
インターネット黎明期から様々な事業支援を手掛けてきており、最近ではクラウド支援なども手掛けていますね。
会社発表はありませんが、NFTなどの分野にも活躍してくれるでしょう。
同社は、
17期連続増配+四半期配当銘柄
とかなりすごい企業です。
業績面でももちろんすばらしく高ROE銘柄として、注目したい企業ですね。
PERは40倍と成長を織り込んでいる水準かと思いますので、相場が下げた時は買いのチャンスかもしれません。
自己資本比率75%と強固な財務を有しており、財務面での心配はほぼないと言っていいでしょう。
強い株への投資をするチャンスを掴みたい
私はまだいずれも保有できていないですが、絶えずチェックしている銘柄です。
今年の株価下落はかなりきつい印象ですが、相場が悪い時ほど、強い株への投資チャンスが生まれると考えています。
ノーポジは精神的にもきついので、保有し続けられるような銘柄を持ちたいものですね。
強い株の3つの条件をもう一度載せておきます。
- 世界の経済発展に寄与している企業
- 参入障壁を持つ企業
- 時代の変化に対応できる企業
今回取り上げた3銘柄は、当てはまる銘柄であり、また、いずれも強固な財務を有していますので、慌てて売る必要のない銘柄と言えそうですね。
さて、こうした強い銘柄への投資の考え方、投資のタイミング、どんな銘柄があるのかを詳しく書かれているのがこちらの本です。
今回の記事はこの本をかなり参考にしています。
ものすごくよかった本ですので、ぜひ読んでみてください。
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