オリックス(8591)が2019年3月期の決算を発表しましたね。
我が家も株数は少ないですが、オリックス株を保有しています。
決算発表では、
- 5期連続の最高益を更新
- 10期連続の増益を達成
- 9期連続の増配
好調な業績でした。
配当利回りは5%近くあり、配当株として保有しているので、増配してくれることで配当金が増えますね。
5期連続の最高益!
株主に帰属する当期純利益は、3,237億円と前期比3.4%増加し、5期連続の最高益を更新しています。
当期純利益は過去最高益だったわけですが、
営業収益、営業利益、税前純利益と軒並み前年比では、大きくマイナスとなっています。
株主に帰属する当期純利益だけがプラスなのは、大京の子会社化に関連して繰り延べ税金負債を取り崩して、法人税の負担を減らしたためです。
会計上は良かったですが、本業はやや苦戦している決算が読み取れます。
不動産の売上減少などが響いていますが、
- 法人金融サービス事業部門 セグメント利益 前期比▲48%
- メンテナンスリース(自動車リース、カーシェア、レンタカーなど) セグメント利益 前期比▲3%
- 不動産事業部門 セグメント利益 前年比+20%
- 事業投資部門 セグメント利益 前年比▲55%
- リテール事業部門(生命保険など) セグメント利益 前年比 +13%
- 海外事業 セグメント利益 前年比+18%
航空機リースなどの海外事業が最も収益貢献が大きいので、その事業部門が好調なのは良いことですね。
オリックスの株主還元
2019年3月期で
9年連続増配!
10年で配当金は10倍!!
にもなっています。
積極的な株主還元、そして、驚異の増配率は株主にとって大きなメリットです。
オリックスの株主還元方針
当社は、事業活動で得られた利益を主に内部留保として確保し、事業基盤の強化や成長のための投資に活用することにより株主価値の増大に努めてまいります。同時に、業績を反映した安定的かつ継続的な配当を実施いたします。
また、自己株式取得につきましては、必要な内部留保の水準を考慮しつつ、経営環境の変化、株価の動向、財務状況および目標とする経営指標等を勘案のうえ、弾力的・機動的に対処してまいります。
これらの基本方針のもと、配当性向は前期比3%増の30.0%とし、1株当たりの年間配当金につきましては、前期の66.00円から当期は76.00円(中間配当金は支払済みの30.00円、期末配当金は46.00円)といたします。
次期(2020年3月期)につきましても、利益成長に向けた積極的な投資機会の獲得と安定的かつ継続的な配当との最適なバランスを重視しながら、配当性向は30%を維持し、1株当たりの中間配当金の予想額は、35.00円といたします。なお、次期の1株当たりの期末配当金は未定です。
2020年3月期の業績予想も出していませんので、配当予想も通期では出していません。
中間配当については5円増配の1株35円を発表しています。
通期でも増配が期待されますね。
配当性向は30%をわずかに超えます。
20年3月期は残念ながら、増配ストップですが、実質累進配当をとっています。
これだけ毎年高い増配をしてくれると嬉しいですね。
日本経済新聞の情報通りに配当が増えれば言うことなしですね。
現金を稼ぐ力は強い
現金を稼ぐ力を見る営業キャッシュフローマージンは、24.1%と稼ぐ力がとても強いですね。
現金を稼ぐ力が強いと配当原資も安定して作れますので、増配が期待できます。
オリックスは9年連続増配で配当金を10倍に
オリックスはリーマンショックのときには70%以上も減配をしています。
そのときからは稼ぐ力も変わってきていますが、景気後退期は減配があるかもしれません。
しかし、配当性向30%を維持しながらも、15%程度の高い増配率を維持しているのはすごいですね。
永久保有銘柄ですが、株価は不思議と万円割安です。
株主優待も魅力的ですし、長期投資に100株保有するだけでも報われる銘柄と言えます。
以上、オリックス(8591)の2019年3月期決算でした。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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