配当金狙いの投資をしています。
2019年3月も配当金を受領しました。
毎月、配当金を受け取るため、銘柄の分散をしています。
3月の配当金を受け取った銘柄は次の2銘柄です。
- 日本たばこ産業(JT,2914)
- ロイヤルダッチシェル(RDS-b)
- プロスペクト・キャピタル(PSEC)
RDS-bとPSECは少額ですが新規投資をしました。
まだまだ保有銘柄は少ない状況ですが、銘柄数は追いかけていません。
今月は、初の20万円超え(税引き後)を達成しました。
2019年3月の配当金
税引き後の毎月の配当金推移です。
JTを4000株保有していますので、配当金がJTだけで20万円を超えました。
3月と9月のボーナスですね。
来月からは一桁台となります。
JTは今後も保有を続け、毎年100株以上追加購入する方針です。
我が家のなかでも、最重要配当株として位置付けています。
ポートフォリオに偏りがあることは、重々承知ではありますが、今後も高い水準で安定した配当を持続してくれる銘柄であると考えています。
集計したときは111ドルでしたが、今は円高に振れ109ドル台なので若干目減りしています。
年間ベースだと、すでに35万円を受け取っています。
配当金の受取目標は、住宅ローン年90万円相当が目標ですが、5か月分の住宅ローン返済分相当を不労所得で得ることができていますね。
3か月の移動平均で見てみると、月10万円を超えています。
これが通年で毎月、超えていけるように、ひたすら再投資をするだけです。
JT株を購入している理由
会社員であるため、6月と12月にボーナスという臨時収入があります。
多く株を購入できますが、半年に1回というのはいささかそのタームは長すぎます。
3月と9月にも多くの臨時収入が入れば、再投資する機会が増えていくため、12月決算であるJTはとても良い存在です。
というのは、後から思いついた理由ですw
JT株を大量保有しているのは、
- たばこ事業という安定した事業展開(500年以上の歴史を持つたばこがなくなるとは想定しづらい)
- 大株主が国(財務省)である。約33%保有(法律で決まっている)。
- 連続増配株である(16期連続予定)
- 高配当株である(5%以上)
- 日本株である(税金が20%で済む)
- 円貨で配当金を受け取れる
などがあります。
大株主が国であるため、倒産する確率は極めて小さいと考えます(そもそも赤字になるような事業をしていない)。
JTのリスク(巨額ののれん)
JTのリスクを挙げるとすると巨額ののれんがあることです。
JTは、縮小する国内たばこ市場を補うため、海外のたばこ会社を買収しまくっています。
JTのM&Aの履歴です。
買収年 | 買収会社 | 買収額 |
---|---|---|
1992 | マンチェスタータバコ(イギリス) | |
1999 | RJRナビスコ(アメリカ) | 9,240億円 米国外タバコ事業 |
2007 | ギャラハー(イギリス) | 1兆7,310億円 |
2011 | ハガー(スーダン) | 350億円 |
2013 | ナラハ(エジプト) | 非公表 |
2015 | フラクソ(ブラジル) | 非公表 |
2015 | アリヤン(イラン) | 非公表 買収当時イラン第5位のメーカー |
2016 | ラ・タバカレラ(ドミニカ共和国) | 約20億円で株式50% |
2016 | レイノルズ・アメリカン(アメリカ) | 約6,000億円 米国外のたばこ事業 |
2017 | マイティー(フィリピン) | 約1,100億円 |
2017 | カリヤディビア・マハディカなど2社(インドネシア) | 約1,100億円 |
2017 | ナショナル・タバコ・エンタープライズ(エチオピア) | 約490億円で、出資比率70% |
2018 | ドンスコイ・タバック(ロシア) | 約1,900億円 |
2018 | アキジグループ(バングラディッシュ) | 約1,645億円 バングラデシュのたばこ市場シェア2位 |
1992年の英マンチェスタータバコの買収から始まり、1999年のRJRナビスコ米国外事業、2007年の英ギャラハーと巨額買収をこなし、世界第3位のたばこ会社に君臨しています。
JTのM&A
JTのM&Aの中心人物である副社長であった新貝氏の著書を読み、彼のM&Aに対する考え、買収したときのことをYouTubeで聞きました。
こちらの記事からも彼の考えを知ることができます。
それを踏まえ、のれんは巨額ですが、巨額減損をするようなM&Aをしていないのではないかと思っています。
そもそもたばこ事業ですので、安定した事業ですし。
JTはM&Aを経験していくことで、自らそのノウハウを有しています。
特にRJRナビスコは、1980年代後半に買収提案を受けるものの「高すぎる」と買収を見送り、1998年に買収に踏み切ったという経緯があります。
やみくもに規模を追ってきたわけではなく、業績に貢献するのかを冷静に見極め、M&Aを実行してきています。
JTホルダーであれば、一読しておきたい本です。
JTののれん額
約2兆円もののれんがあります。
JTIHグループののれん及び商標権の大部分は、1999年のRJRナビスコ社の米国以外のたばこ事業の取得、2007年のGallaher社の取得により発生したもの
JTを世界第3位のたばこめーかーに押し上げた巨額買収です。
RJRナビスコもギャラハーも買収までに数年もの準備期間を経て、買収に至っています。
毎年、のれんの減損テストをしています(JTは、IFRS(国際会計基準)を採用しており、減損が発生したときのみPLに反映されます)。
主要なものの帳簿価額は、
- 国内たばこ資金生成 単位265,891百万円(前年度:265,891百万円)
- 海外たばこ資金生成 単位1,717,156百万円(前年度:1,599,950百万円)
- 加工食品資金生成 単位25,368百万円(前年度:25,368百万円)
となっています。
十分な使用価値を生んでいるため、帳簿価格を大きく下回り、減損になるというリスクは低いように思います。
日本郵政が豪トール社の巨額減損をしたように、「買収ありき」の買収ではないんだと思います。
JTの株価
JTの株価は、2018年以降下落基調です。
3000円を割り込んでおり、配当利回りは5%を超えています。
2700円を割り込めば再び購入したいという思いです。
キャプチャ時より株価は下がっていますね。
JTの最新株価はこちら(Yahoo!ファイナンス)
ロイヤルダッチシェルは70年減配なし
ロイヤルダッチシェル(RDS-B)は、2019年に入り新規投資をしました。
米国株は、現地課税もあるため、税金が約30%ほどかかるので、国内株(約20%課税)と比較して不利です。
資本が小さいため、少しでも手残りを増やし、配当再投資をしていきたい。
そう考えると、ADR銘柄は、現地課税がないため、魅力的です。
ロイヤルダッチシェルは石油メジャーの一角であり、過去70年減配したことがありません。
また、ドルベースでの配当金を重視しています。
エネルギー株はたばこ同様、今後もなくなることはないでしょう。
配当利回りが6%を超えたあたりで購入しました。魅力的な利回りです。
ロイヤルダッチシェルは四半期配当を実施しています。
2019年 | 配当落ち日 | 支払日 |
18年第4四半期 | 2月14日 | 3月25日 |
19年第1四半期 | 5月16日 | 6月24日 |
19年第2四半期 | 8月15日 | 9月23日 |
19年第3四半期 | 11月14日 | 12月18日 |
NISAで購入し、売買手数料をゼロにして、コツコツと投資をしています(SBI証券 を利用)。
【PSEC】プロスペクト・キャピタル
BDC銘柄として、プロスペクト・キャピタルを購入してみました。
楽天証券で購入できます。SBI証券、マネックス証券では取扱いがありません。BDCとはBusiness Development Companyの略称で、米国において1940年投資会社法(Investment Company Act of 1940)を根拠法として設立された中堅企業や新興企業等の事業開発を金融面及び経営面からサポートする投資会社のこと
利益の90%以上を配当に回すことで、法人税が免除されます。
REITとおなじですね。
配当利回りは10%を超えており、株価はヨコヨコです。
金融危機時は大きく下げます。
株価上昇を放棄することになりますが、安定インカムとして少しですが保有しておこうと思っています。
配当金再投資で、更なる配当金獲得へ
配当金を目的とした投資の魅力は、安定した収入が得られるため、投資を長く続けられることです。
そして、その配当金を原資に新たに株を購入できるので、元本が増加し、配当金も増え、トータルリターンで負けにくくなります。
長期で配当再投資を続けることが大切です。
私は、インカム投資を続けます。
JTは5000株を目標に再投資を続けます。
6月末までの権利確定日までに100株は追加投資を予定しています。
そうすれば、9月に受け取れる配当金が増えます。
それをまた再投資します。
この繰り返し。
インカム投資は負けにくい。
それを体感したいと思います。
複数の証券会社を使っているときの便利なツールがありますよ。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
【LINE証券のメリット】
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