テンバガー(株価が10倍)になるような銘柄は、意外に身近な企業に多いものです。
ユニクロを国内外に展開するファーストリテイリングや家具大手のニトリ、JINSPCで有名なJINSHDなどだれもが知っている消費者に近い銘柄のなかに、キラリと光る銘柄があるものです。
国内最大手のコンタクトレンズメーカーのメニコン(7780)は、コンタクトを使っている方は当然ながら、使っていない方でも知っている方が多いのではないでしょうか。
私もコンタクトは使っていませんが、メニコンというブランドは知っていました。
メニコンは、1951年に日本初の角膜コンタクトレンズを展開した会社ですね。
成長株として魅力的な銘柄です。
メニコンの株価は絶好調
メニコンの株価を見てみましょう。
上場来高値を更新しており、まだまだ伸びそうな勢いですね。
メニコンのライバル会社は、シードやHOYAだと思いますが、シードと比較してみました。
指標面では、メニコンのほうが高いですがが、期待の表れかもしれません。
配当利回りは、0.6%程度と高配当ではありません。
コード | 7780 | 7743 |
名称 | (株)メニコン | (株)シード |
取引値 | 4730 | 1105 |
配当利回り | 0.6% | 1.1% |
配当性向 | 22.0% | 30.1% |
DOE | 1.9% | 2.8% |
1株配当 | 28 | 12 |
PER | 37.24 | 27.66 |
PBR | 3.59 | 2.52 |
ミックス係数(PER×PBR) | 133.6 | 69.7 |
EPS | 123.2 | 40 |
BPS | 1318.5 | 438.2 |
ROE | 8.7% | 9.2% |
メニコンの売上推移
メニコンの業績推移です。
売上、利益ともに素晴らしいですね。
右肩上がりで推移しています。
成長のエンジンは、2001年に導入した定額制会員システム「メルスプラン」です。
なんと会員は約130万人にもなります。
また、全国に1693のメルスプランを取り扱うコンタクトレンズ店があり、強固な販売網を有しています。
そして、眼科にとっては、定期的にコンタクトレンズの交換に伴う眼科受診の推奨が可能で、まさにWin-Winの関係を構築しており、安定し他業績が今後も期待できますね。
利益率、ROEともに上昇傾向にあり、申し分ない状況です。
- Return On Equityの略称で和訳は自己資本利益率。企業の自己資本(株主資本)に対する当期純利益の割合。
- ROE=当期純利益÷自己資本 または ROE=EPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)。
- 「投下した資本に対し、企業がどれだけの利潤を上げられるのか」と最も重要視される財務指標
- ROA:総資産に対する利益率。当期純利益÷総資産×100
- ROIC:(投下資本利益率、Return on Invested Capital)とは、税引後営業利益を投下資本で割ることで求められる指標。
成長のエンジン
定期交換型の遠近両用のハードコンタクトレンズは、年平均17%もの高い成長率を誇っています。
定期的に交換すべきものですので、顧客が増えれば、それだけ売上・利益が増える仕組みですので、まさにストックビジネスですね。すばらしい。
そして、世界的に需要が高くなっている1DAYSコンタクトレンズでの製品ラインナップを拡充するなど力を入れています。
この分野も年平均成長率が17%もの高い成長率となっていますね。
また、現在は国内メインですが、海外展開も始めています。
海外売上高は11%程度ですが、欧州を中心に成長しています。
特にフランスでは研修センターを新設し、ドイツでロジスティクスセンターを開設し、物流機能を強化しています。
物販が良さそうですね。
キャッシュフローの推移
キャッシュフローの推移ですが、美しいの一言です。
現金を稼ぐ営業キャッシュフローは、きちんとプラスで推移しており、フリーキャッシュフローもプラスで現金が積み上がっています。
財務基盤
自己資本比率は50%を超えて推移しており、盤石です。
財務で最も見ておきたい利益剰余金は、積み上がっており、財務の健全性と業績の良さをうかがわせてくれます。
メニコンの株主還元
では、メニコンの株主還元を見てみましょう。
配当金推移
2015年6月に上場して以降、一度も減配はありません。
配当性向は22%、DOE(株主資本配当率)は1.9%と十分は配当余力を有していますね。
DOE(株主資本配当率)=配当総額÷純資産
- (配当総額÷当期利益)×(当期利益÷純資産)
配当性向×ROEで計算することができます。
配当の指標としては、単年度に稼いだ純利益に対する配当の割合を示す配当性向が一般的だ。
しかし、純利益は年度によって変動が大きく、配当性向だけを基準にすると配当金額が安定しなくなることもある。
一方、DOEの場合、ベースとなる株主資本は株主が出資した資本に、これまで蓄積した利益剰余金を加えたストックであり、比較的変動が少ない。
株主優待
また、メニコンは株主優待も実施しています。
毎年3月31日現在のメニコン株主名簿に記載または記録されたメニコン株式1単元(100株)以上の株式を保有されている株主が対象です。
3000円相当の商品をカタログから選べますね。
また、メルスプラン入会にあたっての特典も優待でもらえます。
JCBギフトカードが1万円分などですね。
メルスプラン新規ご入会特典
メルスプラン新規ご入会時に特典をお受けいただける、メルスプラン優待はがきをお送りします。(株主様おひとりにつき1枚のみ)
メルスプランご入会特典として、以下2パターンから1点ご選択いただきます。
I. 株主様ご入会:10,000円分JCBギフトカード
II. 株主様のご紹介でご入会
・株主様:5,000円分 JCBギフトカード
・ご入会者様:5,000円分 JCBギフトカード
公式 メニコンの株主優待
株主優待があるのはやはりいですね。
【2021年3月の権利確定日】
- 3月末日が権利確定日の権利付き最終日は3月29日(月)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、3月30日(火)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
メニコンは成長力高い銘柄
メニコンは指標面では高いですが、成長性を加味した場合にその割安さを測ることができるPEGレシオは1.5倍と高くありません。
長期で保有していくことで、十分報われる銘柄ではないでしょうか。
株価が成長する銘柄は、私たちの身近なところで、生活に欠かせないようなサービスを展開している会社が多いものです。
メニコンはまだ上場して浅い(2015年上場)会社ですが、コンタクトレンズという分野で圧倒的なポジションを築いており、長く保有したい銘柄ですね。
ではでは。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
少額でも投資する良い方法があります。
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