安定配当株への投資を中心に株式投資をしています。
不労所得である配当金を増やして、セミリタイアするのが夢ですがまだまだ遠いですね。
安定配当株に投資することで、給料以外の収入源を作れることが魅力です。
三菱ガス化学が2020年3月期の業績を下方修正し、株価が暴落したので、配当利回りが5%を大幅に超えるようになっています。
当初想定から24%もの減益を発表しています。
- 売上高 ▲331億円(▲13.2%)
- 純利益 ▲81億円(▲24.4%)
三菱ガス化学の株主還元や業績推移についてまとめています。
三菱ガス化学の株主還元
配当金狙いの投資するうえで、避けなければならないのは「減配」です。
将来のことは分かりませんが、過去10年程度で減配していない銘柄をメルクマークにしています。
減配していないということは、それだけ株主還元に意識のある会社であり、かつ、安定した業績を持つビジネスモデルの企業とも言えますね。
配当金・配当性向
約10年で配当金を4倍にまで増やしてくれています。
毎年増配というわけではありませんが、配当を着実に増やしていますね。
2013年3月期は、最終赤字であったため、配当性向0%に表示されています。
配当性向にはかなり余裕がありましたが、20年3月期は業績下方修正に伴い、配当性向が急上昇しています。
やや警戒レベルですね。
株主還元は、経営の最優先課題と位置付けられており、自社株買いにも積極的です。
増配率の推移
増配率の推移を見ておくと、毎年増配というわけではありませんが、配当金を増やすときはドンと増やしてくれますね。
20年3月期は減配だけはしないでほしいものです。
配当利回り推移
株価の下落により、突如として高配当株として名乗りを上げてきました。
約2年ぶりの安値をつけていますので、投資しやすい水準です(株価約12万円)。
配当利回りはかなり魅力的な水準ですね。
業績推移
業績の推移も見ておきましょう。
売上高推移
成長株でないことは間違いないですが、安定した売上高推移です。
何をしている会社なのか難しいなというのが印象ですが、
- 基礎化学品(メタノール等)
- ファインケミカル(メタキシレンジアミン等)
- 資源エネルギー開発(天然ガスや地熱エネルギー等)
- エレクトロニクス向け機能製品(超純過酸化水素やBT系製品等)
- 各種工業用プラスチックス(ポリカーボネートや発泡体等)
- 食品包装向け製品(脱酸素剤「エージレス®」やMXナイロン等)
- ライフサイエンス(抗体医薬、発酵食品等)
等を取り扱っているようです。
普段、私たちの生活にも使われているものですが、商品のように手にしたり、食べたりしているものではないので馴染みがないですね。
世界シェアナンバーワンの製品も数多く保有しているようで、なくてはならない会社と言えますね。
営業利益推移
18年3月期をピークに下り坂に突入しています。
業績と連動しているかのように株価も下がっていますね。
EPS推移
1株当たりの純利益(EPS)が私たち株主に還元されるための原資ですので、EPSのチェックは必ずしておきたいですね。
こちらも18年3月期をピークに下げ基調になっています。
営業キャッシュフローマージン
現金を稼ぐ力を見る指標である営業キャッシュフローマージンの推移です。
こちらもやや陰りが見えています。
キャッシュフローの推移ですが、フリーキャッシュフローもマイナスになっていますね。
現金・現金等価物は、18年3月期→19年3月期で90,304百万円から80,379百万円に約100億円減少しています。
12%も減少していますのでやや気になりますね。
財務基盤は、自己資本比率62.6%と盤石です。
株価と株式指標
株価はやや売られ過ぎのように思いますが、どうでしょうか。
売られ過ぎ指標を見るRSIは20を割り込んでいる状態です。
- 株価 1204円(時価総額2790億円)
- PER 10.1倍
- PBR 0.51倍
- 配当利回り 5.81%
- 配当性向 59.6%(2020年3月期予想)
- 自己資本比率 62.6%(2019年3月期)
- 営業キャッシュフローマージン 9.9%(2019年3月期)
- ROE 11.34%(2019年3月期)
- 営業利益率 5.2%(2020年3月期予想)
- 10期連続減配なし
三菱ガス化学は安定高配当として魅力だが
三菱ガス化学は、過去10年減配なく、安定配当株ですね。
配当利回りは6%近くになっており、高配当としての魅力があります。
- 業績 △
- 安全性 ○
- 配当金 ○
- 増配率 △
といったところでしょうか。
このところ、業績悪化に伴う株価下落で、割安になっています。
ただ、個人的には業績の悪化が激しいこと、事業が複雑で理解しにくいことなどから、高配当利回りと割安な株価は魅力的ですが、投資対象にするのは難しいと感じました。
安定配当は魅力的ですが、業績の安定さも欲しいところです。
ではでは。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
株式投資では、ある程度の資金が必要ですが、何事も「小さく始めること」が大事です。
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