KDDI子会社の沖縄セルラー(9436)が20年3月期決算を発表しました。
コロナショックで大幅に下げたところで、ようやく念願の株主になれましたので、今回の決算も注目していました。
結論から言うと、
増収増益!!
配当金を上方修正!!
今期も増配予定で20年連続増配に!!
という感じで、最高の決算だったのではないかと思います。
ざっくりと決算を振り返っておきます。
11期連続増収・9期連続増益
まずは、業績の推移ですが、20年3月期は当初予想を超える決算を出してくれています。
百万円 | 売上高 | 売上高(前期比) | 営業利益 | 営業利益(前期比) | 経常利益 | 経常利益(前期比) | 当期利益 | 当期利益(前期比) |
Mar-18 | 65,176 | 3.40% | 12,449 | 6.40% | 12,511 | 6.40% | 8,645 | 8.10% |
Mar-19 | 67,013 | 2.80% | 12,949 | 4.00% | 13,113 | 4.80% | 9,326 | 7.90% |
Mar-20 | 68,051 | 1.55% | 13,966 | 7.85% | 14,074 | 7.33% | 9,874 | 5.88% |
2021/03予 | 70,000 | 2.86% | 14,000 | 0.24% | 14,080 | 0.04% | 9,900 | 0.26% |
来期も増収・増益予想です。
20年3月期は法改正で色々と携帯電話事業者には逆風だったわけですが、沖縄セルラーは力強く乗り越えてくれていますね。
携帯電話契約の純増数も17,600契約(修正予想13,000契約)と大幅に増えています。
一人当たりの単価(総合ARPA)も、6826円⇒7045円とアップしています。
解約率はわずか0.59%ですから、盤石の経営と言えます。
20期連続の増配!
ついに大台の20期連続の増配です。ほぼ間違いなく達成してくれるでしょう。
20期以上連続の増配は、花王(31)や小林製薬(21)、リコーリース(25)、SPK(22)、ユー・エス・エス(22)、三菱UFJリース)(21)の6社しかありません。
沖縄セルラーも仲間入りですね。
20年で配当金は35倍にもなっています。
20年3月期は配当を上方修正し、自己株式の取得(上限20億円・60万株)も発表しています。
株主還元すごすぎ!
配当利回りは約4%程度となっています。
過去の推移で見ると、配当利回り4%付近は、買い時と言えそうですね。
配当性向の推移
1株当たりの利益に対して、配当金をどれだけ出しているかを見る「配当性向」は重要な指標です。
高配当であってお、配当性向が高いと増配余地が小さいです(100%を超える銘柄は避けるのが無難です)。
経営目標である配当性向40%増を超えています。
十分は増配余力を有しており、安定増配銘柄として保有できますね。
EPS・BPSの推移
財務基盤も強固で、BPS(1株当たり純資産)も毎年のように積み上げています。
自己資本比率は80%を超えていますので、安心できる銘柄です。
キャッシュフローの推移
キャッシュフローの推移を見ておきます。
フリーキャッシュフローは毎年のようにプラスで推移しています。
現金を稼ぐ力も強いですね。
営業キャッシュフローマージン(営業キャッシュフロー÷売上高)も高いレベルで維持しており、現預金も安定しています。
沖縄セルラーの株価推移・株式指標
株価の推移を見ておきます。
昨年夏に一度買いのタイミングがあったのですが、買えず仕舞い。
再び4000円台を超えてきていてあきらめていたのですが、コロナショックで3000円近くまで下りてきてくれたので、すかさず購入しました。
株価は4000円近くまで上がっていますが、業績好調で、指標面も割高ではないですね(むしろ、割安)。
9436 沖縄セルラー電話の株式指標 | |
株価 | 3,930円(R2.4.24) 最新の株価はこちら |
PER(予) | 10.84 |
PBR(実) | 1.24 |
ミックス係数 | 13.45 |
配当利回り(予) | 3.9% |
配当性向(予) | 42.5% |
増配率(3期平均) | 9.6% |
営業利益率(予) | 20.0% |
ROE(実) | 11.4% |
ROA(実) | 9.4% |
ROIC(実) | 11.6% |
営業CFマージン(実) | 18.3% |
自己資本比率(%) | 81.0% |
D/Eレシオ | 0.0 |
PERとPBRの推移です。
PBR1倍付近になれば、すかさず買いではないでしょうか。
ほかの携帯電話事業者の指標面での比較です。
沖縄セルラーは、最も割安であると考えられます。
KDDIと沖縄セルラーは、配当性向の面でも増配余力が高く、永久に保有したい銘柄ですね。NTTドコモも保有しています。売る予定はありません。
株主優待
株主優待は、KDDIと同じです。
au PAY マーケット商品カタログギフトが3000円相当(5年以上保有で5000円相当)が100株保有からもらえます。
9436 沖縄セルラー電話の総合利回り | |
配当利回り | 3.9% |
優待利回り | 0.8%⇒長期保有1.3% |
総合利回り | 4.7%⇒長期保有5.2% |
※優待利回り 3000円で試算 5年以上で5000円相当 |
沖縄セルラーは安心して保有できる銘柄
コロナの影響も小さいと思われますので、沖縄セルラーは引き続き保有です。というか保有してからほとんど株価を見ていないくらい安心して持っている銘柄です。
配当金収入を増やすには、
- 株数を増やすか
- 保有株の増配か
この2つしかありません。
増配銘柄を長期で保有すると勝手に配当利回りも上がってくれますので、のんびりと保有して、配当金と株主優待を楽しみたいと思える銘柄かと思います。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
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