リーマンショックから10年が経過する2018年。節目の年とも言えますね。
人生100年時代とも言われ、人口減少や手取り所得の減少などを考えると、自分たちでお金を増やしていく取組は欠かせません。
我が家も積立投資を始めていますが、過去10年間の積立投資の結果を見ると、続けることの大事さを身に沁みます。
株価が上がったり、下がったりするのに慣れていないと下がったときに慌てて売りに出したりする方もいます。
しかし、積立投資をしていれば、慌てる必要はまったくなく、淡々と積み上げていくことが大事ですね。
過去10年間の積立投資を続けていればどうなったか
モーニングスターというサイトでは、投資信託に関するデータを取り扱っており、必須のサイトと言えます。
便利な存在ですね。
公式 モーニングスター
モーニングスターでは、積立金額に応じて、その結果を見ることができます。
まずはアクセスしてみましょう。
何を選んだか分からない・・・となるので、非課税投資である「つみたてNISA」で購入できるファンドがおすすめです。
インデックスファンドを中心にローコストのファンドが多いですからね。
ただ、まだ設定されたばかりの投資信託も多く、過去10年のリターンを見ることができません。
そこで、10年前に設定されたセゾン投信を見てみましょう。
ここでは、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを選んでみます。
「積立購入シミュレーション」を選択することで積立投資の結果を見ることができます。便利ですね。
最初の設定は過去5年になっているので、10年にしてみます。
積立金額も自由に設定できます。
毎月5万円、年間60万円を10年間積み立てた場合を見てみましょう。
ここでシミュレーション結果が出てきます。
過去10年間、毎月5万円をセゾン・バンガード・グローバルバランスファンドで積立投資を続けた場合、
元本は600万円に積みあがっています。
そして、評価益は866.2万円と266万円も増えていたことになります。
過去のリターンが将来のリターンを約束するものではありませんが、積立投資を続けていくことが大事だと分かります。
10年前にセゾン投信を始めていたのに、途中で止めてしまったのが悔やまれます。
過去10年間の積立投資の結果を見てみる
我が家も積立投資をしていますが、まだ10年もしていません。
今、積立しているファンドで見比べてみました(楽天全米株式インデックスを除く)。
- ひふみ投信
- セゾン資産形成の達人ファンド
- SBI 中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ(愛称:jrevive)(SBI証券)
- 楽天全米株式インデックス(VTI)(楽天証券)
過去10年間、毎月5万円積立を続けた場合、元本は600万円にもなります。
この10年間はリーマンショック後、好調な相場でしたので、いずれも増えていますね。
ひふみ投信は2008年10月から始まったファンドで、若干ですが、まだ10年に足りないのでファンド設定時からのパフォーマンスです。
インデックスファンドである日経平均に連動するファンドでも、約2倍になっていますね。
2008年3月~2018年3月末までの実績です。
ファンド | 元本 (万円) | 評価額(万円) | 利益 (万円) | 評価益(%) |
ニッセイ 日経225インデックスファンド | 600 | 1133.92 | +533.92 | 189.0% |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | 600 | 866.22 | +266.22 | 144.4% |
セゾン資産形成の達人ファンド | 600 | 1284.91 | +684.91 | 214.2% |
ひふみ投信 | 570 | 1636.47 | +1066.47 | 287.1% |
SBIジェイリバイブ | 600 | 2859.36 | +2259.36 | 476.6% |
VT | 600 | 842.1 | +242.1 | 140.4% |
VTI | 600 | 873.1 | +273.1 | 145.5% |
VT:バンガード・トータル・ワールド・ストックETF 2017年末現在設定来リターン6.56%で試算
VTI:バンガード®・トータル・ストック・マーケットETF 2017年末現在設定来リターン7.16%で試算
ひふみ投信は、約3倍近くなっており、1,000万円以上の含み益が出ている計算です。
SBIジェイリバイブに至っては、約5倍近くに増えており、2,000万円以上の含み益が出ている計算です。すごいですね!10年前にジェイリバイブ知らなかったわ。
くり返しになりますが、過去の実績が将来の結果を約束してくれるものではありませんが、参考にはなりますね。
毎月5万円を10年間、ただひたすら続けていくというのは難しいかもしれません。
けれど、続けていく先に光があることは歴史が証明してくれています。
相場は上がり続けることもなければ、下がり続けることもありません。上がったり、下がったりを繰り返しながら、徐々に上がっていきます。
積立投資は、そうした市場の拡大を取り組んでくれる投資手法だな、と改めて思いました。
見てみる ≫ ひふみ投信
積立投資を設定する方法
では、積立投資をするにはどうしたらいいか?
まずは、証券会社やひふみ投信など直販と呼ばれるファンドの口座を開設します。
ひふみ投信は、証券会社などでも買える”ひふみプラス”というものがあり、名称は違えど、運用は同じなので、まずは証券会社の口座を開設しておくと無難です。
楽天証券で積立する方法
楽天証券の魅力は、
- 積立投資で楽天スーパーポイントが貯まること
- 楽天スーパーポイントを使って投資信託を買えること
楽天ユーザーとの親和性が高く、嬉しい制度です。
また、証券会社では唯一、セゾン投信を購入することができます。
初めての積立投資の場合、つみたてNISAが利用できるファンドが金融庁がセレクトしたファンドですので、コストを抑えて投資することができます。
つみたてNISAを利用していなくても、設定できます。
楽天証券のなかでは、ひふみプラスが1番人気ですね。
ここでは、バンガード社のインデックスファンドに投資する楽天・全米株式インデックスファンドを選んでみます。
積立注文をクリックすれば、積立注文の設定条件を決めて、注文すればあとは毎月自動的に積立することができます。
100円からでも投資できるので、まず慣れるという意味でしてみてもいいかも。
SBI証券で積立する方法
SBI証券は積立設定日を自由にできること、また、積立投資でポイントが貯まります。
積立投信を選ぶと、ファンドを選ぶことができます。
SBI証券のほうがワンステップ少ないですね。
また、銀行からの自動入金でも積立投資ができます。
SBI証券は住信SBIネット銀行との相性が抜群なので、両方持っておくと資金移動など利便性が高まります。いずれも、金額で積み立てるのか、口数で積み立てるのかを選べますが、金額で積立する方法をおすすめします。
毎月同じ金額を積立をすることで、高いときは少なく買い、安いときには多く買えるドルコスト平均法が使えますからね。
次の10年はどうなるだろう
投資すれば必ず儲かるわけではありません。
それでも、コツコツと積立投資を続けるとリターンが安定するというのが過去の実績です。
過去10年は、人生のなかでも資産を増やす絶好の機会だったとも言えますね。
先の10年はどうなるか誰にも分かりません。
けれども、より豊かになりたいという人の気持ちはいつの時代も変わらないと思います。
ゆっくりとでも成長していく市場にお金を投じ、分散投資を心掛けながら、積立投資を続けていくつもりです。
最近よく思うのは、積立投資は、投資の管理の手間もなく、時間を創出できるのも魅力の一つだと感じるようになっています。
以上、この10年間を積立投資をした場合のお話でした。
ではでは。
≫ 投資信託を選ぶ際に参考にしたい指標。つみたてNISAやiDeCoでも活用しよう。
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