四季報を読むと、普段知らない銘柄に出会えるのがメリットとも言えますね。
保有株のチェックはもちろんですが、紙でペラペラとめくることで思わぬ銘柄と出会えることも少なくありません。
投資したい銘柄は常にストックしておくことが大事だと考えているので、四季報は欠かせない存在です。
と、四季報をまじめに活用し始めたのはまだ1年も経っていないので、四季報初心者ではありますが、毎号読むのが楽しくなってきています。
備忘録的に、4銘柄をピックアップしてみました。
四季報で見つけた気になる4銘柄
最初にお断りですが、買いを推奨するものではありません。
株価が上がるかどうかは私には分かりませんが、これからも成長が続くのではないかと考える銘柄をピックアップしてみました。
- 売上高の伸びが20%以上
売上が良く伸びている会社に注目しています。
2929 ファーマフーズ
まず、ファーマフーズという銘柄をピックアップしてみました。
機能性素材・健康食品開発している会社で、2006年6月に上場しています。
同社は化粧品などの通販事業の売上が約80%、機能性素材事業が約16%となっており、通販事業が主力の銘柄です。
化粧品、サプリメント、育毛剤などが売れているようです。
売上高の伸びがやばいですね。すさまじい伸びを見せています。
主力の通販事業ですが、定期顧客、つまり、リピート顧客がすさまじい伸びを見せています。
20年7月期は24万件と前年比で2倍にも増えていますね。
驚くべきことですが、20年9月9日時点には40万件を突破しています。
このペースで行くと、年内には50万件を余裕で超えてきそうです。
四季報・20年秋号によると、
売上高は、21年7月期23,357百万円(会社予想)から22年7月期は28,500百万円と22%増収が予想されています。
過去5年の平均増収率が47%とすさまじいので、見劣りはしますが、まだまだ成長が続きそうですね。
成長ドライバーは、この通販事業なのですが、膝関節用サプリメント「タマゴサミン」は、高齢人口が増加するなか、利用していく人は増えるのではないでしょうか。
3663 アートスパークHD
アートスパークは、クリエイターサポートはクリエイターの創作活動をトータルに支援するツール・サービス提供、電子書籍配信・モバイル向けコンテンツなど、車載向けソフトを展開している会社です。
売上高は20年12月期5,826百万円が会社予想ですが、四季報予想では6,400百万円となっています。
上期決算では、前年比、売上高は18.7%増、経常利益は58.9%増と大きな伸びとなっています。上方修正の可能性が高いですね。
グラフィックコンテンツを提供する子会社のセルシスが中核です。
車載向けソフトは、大きな損失を出していますが、同社の車載向けソフト導入社は世界で5000万台以上に導入されています。
株価は大きく上げていますが、ビッグチェンジの予感もありますね。
3915 テラスカイ
テラスカイは、米セールスフォース社の商品サービスを主体にソリューション事業(クラウドを活用した最適なシステム開発支援と受託開発などをしている会社です。
セールスフォースやAWSの導入実績は、4500件を超えています。
菅総理誕生で、デジタル関連銘柄は注目度がさらにあがっています。
売上高は、21年2月期会社予想は10,728百万円となっていますが、四季報予想は11,500百万円となっていますね。
セールスフォース自体もコロナ禍でものすごい業績を上げていますが、テラスカイも業績は好調ですね。
以前、保有していましたが、まだまだ伸びそうなので、再度インを考えている銘柄です。
7082 ジモティー
ジモティーは、地元の掲示板情報を運営している会社です。
掲示板に不用品などを掲載することで売ったり買ったりすることができますね。
メルカリに似ているようにも思いますが、メルカリはユーザーから手数料を取るのに比べて、ジモティーは手数料は取らず、広告料で稼ぐビジネスモデルです。
コロナ禍でグンと伸びたみたいようですが、PV数は月8億PV、投稿数は90万を超えます。
8億PVですよ、8億PV。
すごいですね。
Google、Yahoo!などの検索エンジンに依存している部分はあるので、Google側のアップデート等による影響は受ける可能性はありますね。
地元情報として自治体との連携なども進めており、成長を感じられますね。
私はジモティーは使ったことはないですが、使っている方にとってはなじみがあるのではないでしょうか。
昔はクックパッド、今はメルカリなど身近なサービスを展開する会社はグッと伸びるときがありますので、要チェック銘柄と考えています。
四季報を読んでみよう
四季報を読むと、いろんな銘柄に出会うことができます。
普段知らない会社に出会えるのがメリットでもありますね。
四季報を読む際には、
- チャートは右肩上がりか(右肩下がりの銘柄は外す)
- 売上高は伸びているか
- 営業利益は伸びているか
- EPSは伸びているか
- 自己資本比率は30%を超えているか
- 営業キャッシュフローはプラスか
などをチェックするようにしています。
また、会社予想と四季報予想が乖離している場合も多々ありますね。
四季報記者が独自に仕入れた情報により、大きな増収、増益を出している「会社比強気」銘柄は注目ですね。
また、見出しに「独自増額」のある銘柄も注目です。
四季報は一目で会社の様々な情報を多角的に見ることができる優れものなので、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。
ではでは。
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