株主投資の魅力のひとつに、株主優待があります。
株式投資には、
- 値上がり益が狙える(反対に損をする場合もある)
- 配当金がもらえる(無配当の銘柄もある)
- 株主優待がもらえる(優待を実施ていない銘柄もある)
の3つのメリットがあります。
割安なときに、長期保有のメリットを活かしていくために、株主優待があると保有するモチベーションに繋がったりしますね。
また、優待の内容によっては、生活コストの削減につながるものもあるので、のんびりと保有するのもメリットになります。
8月権利確定日の優待銘柄のなかでも、業績が良く、優待内容も良い銘柄を3つほど選んでみました。
【2022年8月の権利確定日】
- 8月末日が権利確定日の権利付き最終日は8月26日(金)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、8月29日(月)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日) - ※20日が権利日の銘柄は権利付き最終日は8月16日(火)
8月権利の株主優待
8月権利確定銘柄は、小売業が多いですね。
そのなかでも、欲しいと思う銘柄です。
まずは一覧ですね。
銘柄 | 証券コード | 現在値 (¥) | 配当 (¥) | 配当(%) | 配当性向(%) | 優待 (¥) | 優待(%) | 総合(%) | PER | EPS |
(株)ビックカメラ | 3048 | 1,051 | 20 | 1.90% | 19.76% | 1,000 | 0.95% | 2.85% | 10.4 | 101.2 |
(株)コジマ | 7513 | 457 | 10 | 2.19% | 13.85% | 1,000 | 2.19% | 4.38% | 6.3 | 72.2 |
日本BS放送(株) | 9414 | 1,073 | 20 | 1.86% | 25.45% | 1,000 | 0.93% | 2.80% | 13.7 | 78.6 |
イオン(株) | 8267 | 1,880 | 36 | 1.92% | 121.21% | 0.00% | 1.92% | 63.3 | 29.7 | |
(株)コメダホールディングス | 3543 | 1,961 | 51 | 2.60% | 44.00% | 1,000 | 0.51% | 3.11% | 16.9 | 115.9 |
(株)吉野家ホールディングス | 9861 | 2,186 | 10 | 0.46% | 1250.00% | 3,000 | 1.37% | 1.83% | 2732.5 | 0.8 |
J.フロント リテイリング(株) | 3086 | 1,198 | 36 | 3.01% | 33.64% | 0.00% | 3.01% | 11.2 | 107 |
大丸松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングは、新規で保有した投資家のみが対象です。
ビックカメラ(3048)
家電量販店大手。
ビックカメラは、1000円の買い物優待券をもらうことができます。
継続保有で優待利回りも上がるのも魅力です。
(8月のみ)
1000円の買い物優待券
※1年以上2年未満継続保有(株主名簿に連続3回以上5回未満記載)の株主には1枚、2年以上継続保有(連続5回以上記載)は2枚追加
高価格商品の伸びや、消費税増税前の駆け込み需要が要因ですね。
ウインドウズ7の保守サポート終了に伴うパソコンの買い替え需要などもあり、業績に期待できます。
株価は、売られ過ぎ水準を見ることができるRSI20付近に来ましたので、買い時かもしれません。
コジマ(7513)
ビックカメラ傘下のコジマです。
優待内容は、ビックカメラと同じですが、コジマのほうが株価が低いので、優待利回りはこちらのほうがいいですね。
ただ、ビックカメラのように長期優遇はありません。
1000円の買い物優待券
※自社店舗・通販で合計1,000円(税込)以上の商品購入に利用可(一部限定品除く)
※「ビックカメラ」、「ソフマップ」、「ビックカメラアウトレット」の各店舗(通販を除く)でも利用可
ビックカメラ同様、1年チャートでRSI20付近まで株価が下りてきましたので、優待狙いで保有してもいい水準です。
日本BS放送(9414)
ビックカメラ傘下の日本BS放送。
優待内容もビックカメラグループで利用できる点、また、1年継続保有で利回りが2倍になるのも魅力です。
1000円の買い物優待券
※ビックカメラグループで利用可
※1年以上継続保有(株主名簿に連続3回以上記載)した8月株主には1,000円相当を追加
自己資本比率89.2%と鉄板財務です。
株価は今年に入ってから微動だにしていない感じですね。
イオン(8267)
イオンの優待も人気が高いですね。
20年2月期は記念配当もあり増配予定です。
100株で3%OFFのオーナーズカード
※新規株主に対して案内書を送付し、カード発行
※半期100万円を限度とする買物金額に対し、保有株数に応じた割合で返金
株価は下げ基調です。
今期は減益決算が予想されていますので、株価も軟調です。
コメダホールディングス(3543)
コメダ珈琲のコメダホールディングスですね。
売上高営業利益率が25%を超える高収益企業です。
いまは上場廃止になりましたが、ライバルでもあるスターバックスの営業利益率は10%程度(これでも高収益!)だったことを思うと、コメダの収益力の高さはスゴいです。
シロノワールは好きなので、優待も魅力的です。
1,000円相当の自社電子マネー
株価も節目の2000円を割れてきましたので、なかなかいいタイミングかもしれません。
吉野家ホールディングス(9861)
吉野家の優待は、魅力度が高いですね。
業績はやや悪いんですが、吉野家はたまに利用するので欲しい優待です。
飲食券(300円)×10枚
※飲食券10枚を自社の定めた期限までに返送した場合、自社グループ会社製品詰合せセットと交換可
増益期待で株価は上昇傾向です。
優待狙いだけではちょっと手掛けづらい状況です。
J.フロントリテイリング(3086)
最後に大丸松坂屋を運営するJ.フロントリテイリングです。
9期連続増配と増配株としても魅力です。
配当利回りも3%程度あるので、高配当ですね。
8月は新規株主のみ、優待がもらえるので、保有してみました。
「大丸」・「松坂屋」買物優待カード(10%割引) 買物限度額 年間25万円
「パルコ」買物優待券(100円割引)25枚
※8月末の新規株主
株価もそこそこにいい感じで下がってきています。
不動産事業への転換も図っている点も魅力です。
いつ買えばいいのか
買うタイミングというのは非常に難しいですね。
優待狙いであっても、高値で買ってしまえば、優待利回りは下がりますし、株価下落という痛手を負いかねません。
先日、市場が暴落しましたが、そうした暴落時に買うのがベストですが、なかなかまだまだ下がるんじゃないかと思って買えません。
どうしても、感情的な部分が勝るときですからね。
絶対的な指標ではありませんが、「売られ過ぎ」を見る指標に、RSIというものがあります。
1年チャートを見て、RSIが20くらいになれば、なかなか良いタイミングで買えるのではないでしょうか。
例えば、SBI証券 だとチャートで次のようにRSI指標を見ることができます。
RSI指標は重視して、買う際に参考にしています。
オシレーターでテクニカルを語ると「結果論でしょ」と揶揄されることが多いので、大っぴらには主張しないんですが、SBIの1年チャートでRSI20で「買い」、35〜40 orダマシなら「売り」を繰り返せば利益はそこそことれる。RSIってシンプルなオシレーターですが、一番有用だと思っている。 pic.twitter.com/Gjz6VhD96y
— インヴェスドクター (@Invesdoctor) August 7, 2019
投資を楽しむ「優待」にも着目してみよう
冒頭にも書きましたが、株式投資のメリットです。
- 値上がり益が狙える(反対に損をする場合もある)
- 配当金がもらえる(無配当の銘柄もある)
- 株主優待がもらえる(優待を実施ていない銘柄もある)
難しいのは値上がり益ですが、配当と優待をもらいつつ、のんびり保有していくのは再現性が高く、精神衛生上も良いと感じています。
私は、配当金をもらいつつ、優待もたまにもらいながら、生活コストの削減につながっています。
将来の資産形成にもつながる株式投資ですが、配当や優待ももらいつつ、資産形成するのも良いですね。
【2022年8月の権利確定日】
- 8月末日が権利確定日の権利付き最終日は8月26日(金)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、8月29日(月)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日) - ※20日が権利日の銘柄は権利付き最終日は8月16日(火)
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