【セブン&アイHDのビジネスモデル】スーパーの利益率わずか1%でも儲かるワケ。連続増配株としても魅力

セブン&アイ HD アイキャッチ (1) 国内株(配当)
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以前、小売業のキングであるイオンのビジネスモデルについてまとめてみました。

その時の記事はこちら

イオンは、小売業での利益はほとんどゼロでも、イオン銀行やイオンカードなどの金融やイオンモールなどの不動産事業で稼いでいることが分かりました。

イオンの連結営業収益は8兆5,100億円(2019年2月期)と、小売業界ではダントツの売上を誇ります。

2位のセブン&アイ・HDは、6兆7,400億円(2019年2月期)ですので、約2兆円もの差があるわけですが、じゃあ2位のセブン&アイHDはどうやって稼いでいるのと思い、見てみました。

同じ小売業でも、違うビジネスモデルで稼いでいることが分かりました。

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セブン&アイHDの株主還元

セブン&アイHDは、純粋持ち株会社であり、その下に様々な会社をぶら下げていますね。

セブン&アイ・ホールディングスが正式名称ですが、便宜上、本記事ではセブン&アイHDにしています。株価コードは3382です。

セブン&アイHDという会社

会社の体系図はこんな感じです。

セブン&アイHD 2019年2月期有価証券報告書より

セブン&アイHD 2019年2月期有価証券報告書より

主だったものを列挙すると、

  • 国内コンビニエンスストア(セブンイレブン)
  • 海外コンビニエンスストア
  • スーパーストア事業(イトーヨーカドーなど)
  • 百貨店事業(そごう、西武など)
  • 金融関連事業(セブン銀行、セブンカードなど)
  • 専門店事業(LOFT、赤ちゃん本舗、タワーレコード、Francfrancなど)
  • その他(チケットぴあなど)

です。

ジン
ジン

タワレコってセブン&アイHDのグループだったんだ・・・

配当金推移

配当金は右肩上がりで増えており、配当性向40%以上となっています。

セブン&アイHD 配当金 2019年2月期決算説明資料より

セブン&アイHD 配当金 2019年2月期決算説明資料より

意外と言ってはなんですが、しっかりと安定した配当を出しています。

イオンは配当性向が100%を超えているような状況でしたが、セブン&アイHDは、利益の範囲内で定期的に増配を実施していますね。

現金を稼ぐ力を見る営業キャッシュフローマージンも8%程度と安定して推移しています。

セブン&アイHD 営業CF推移

セブン&アイHD 営業CF推移

キャッシュを稼ぐ力が安定している会社ですね。

株主優待

セブン&アイHDは、株主優待を実施していません。

ジン
ジン

意外・・・・

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セブン&アイHDのビジネスモデル

それでは、小売業ナンバー2のセブン&アイHDの稼ぎはどこなのか、見てみましょう。

営業収益(売上)

売上推移ですが、12年2月期の5兆円弱から20年2月期(予)には、約7兆円にまで伸びています。

2兆円も増えやしているわけです。

セブン&アイHD 売上推移

それでは、セブン&アイHDのセグメント別の売上を見てみます。

2019年2月期のものですが、

  • 海外コンビニエンスストア 41%
  • スーパーストア 28%
  • 国内コンビニエンスストア 14%

と、コンビニが国内・海外合わせて55%と過半を超えています。

セブン&アイHD 売上

国内コンビニエンスストアが主力かと思いきや、海外コンビニエンスストアが売り上げの要だったんですね。

営業利益率推移&セグメント利益

営業利益率の推移を見てみましょう。

イオンの営業利益率が2%程度であることを考えると、6%と高いですね。

セブン&アイHD 営業利益推移

また、年々利益率が上昇している点も投資先としては魅力的に映る部分です。

営業利益自体も上昇傾向と非常に良いですね。

セグメント別に見てみると、セブン&アイHDに対する見方がガラリと変わりました。

  • 国内コンビニエンスストア 58%(構成比)
  • 海外コンビニエンスストア 22%(構成比)
  • 金融関連 12%(構成比)

セブン&アイHD セグメント利益

利益額の実に60%近くが国内コンビニエンスストア、つまり、セブンイレブンで稼いでいることが分かりました。

セブンイレブンの利益は半端ないですね。

個人的には、コンビニ大手3社では、セブンイレブンが最も店員の対応が悪いので、一番嫌いなコンビニですが・・・。

先日、沖縄でセブンイレブン初出店が話題になりましたが、連日大賑わいのようです。

セブンイレブンパワーすごいですね。

利益の半分以上は、セブンイレブンで稼いでいることが分かります。

セグメント利益率

では、セグメント別の利益率を見てみましょう。

売上の半分以上は、海外と国内のコンビニエンスストアでした。

スーパーでは利益率1%とほとんど利益がないですね。

百貨店に至っては利益率1%以下!

ジン
ジン

みんなそごうか西武に行こう!w

利益率が半端なく高いのは、

  • 国内コンビニエンスストア(セブンイレブン) 25.8%
  • 金融関連 24.6%

セブン&アイHD セグメント利益率

利益額の多かった、

セブンイレブンと金融関連(セブンカード、セブン銀行など)の利益率も高かった

ことが分かります。

セブンイレブンが中核

セブンイレブンの24時間運営が厳しい、あるいは、ドミナント戦略でオーナーが疲弊しているなどで一時ニュースになっていました。

もっと柔軟に働きやすいようにすればいいのに、24時間にこだわらないのに・・・と思っていたんですが、

セブンイレブンは利益額・利益率ともに、セブン&アイHDの中核

なわけなので、ここで稼げないとほかで稼げないので、簡単に折れない事情があったと思われます。

また、セブン経済圏をめざしていますね。

セブン&アイHD グループ 2019年2月期決算説明資料より

セブン&アイHD グループ 2019年2月期決算説明資料より

セブンペイは大コケしましたが、

nanacoが貯まるセブンカードやセブン銀行の収益力の高い事業とセブンイレブンで稼ぐビジネスモデルです。

イオン同様、金融事業は稼ぎがいいですね。

小売業では、丸井グループもクレジットカードが主力事業です。

参考 丸井グループのビジネスモデル

セブン&アイHDは、ネット事業も力を入れており、nanacoも貯まる・使えるなので案外使い勝手が良いです。

私は赤ちゃん本舗をよく利用します。

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セブン&アイHDのビジネスモデルは「コンビニ」

セブン&アイHDのビジネスモデルは、集客力の高い「コンビニ」を中心に、nanacoポイントでセブン経済圏に取り込み、利益率の高いコンビニのリピート、金融で稼ぐモデル

ということが言えますね。

また、nanacoを中心にセブン経済圏を作り、イトーヨーカドーなどスーパー、そごう・西武の百貨店、LOFTなどの専門店への集客でグロスの利益額を増やす戦略とも言えそうです。

セブン&アイHDと、上場子会社のセブン銀行についてまとめておきます。

リンク先は、各会社のIRページに飛びます。

銘柄証券コード現在値 (¥)営業利益率(%)配当 (¥)配当(%)配当性向(%)
(株)セブン&アイ・ホールディングス33823,6496.2%952.60%41.4%
(株)セブン銀行841027226.7%114.04%48.5%
2019年8月26日の株価で計算

セブン銀行の利益率すごいですね。

配当利回りも魅力的です。連続増配株です。

イオンと違い、集客力のあるコンビニが利益率も高いのもセブン&アイHDの強みですが、コンビニは逆風が吹いているので、今後の成長戦略は方向転換がいるかもしれません。

スーパーや百貨店は利益率1%程度なので、そこでお金落とす方がお得かも(コンビニは高い!)。

以上、セブン&アイHDのビジネスモデルについて見てみました。

ではでは。

イオンも見てね。

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