3月決算企業の決算ラッシュが終わりましたね。
あまりにも膨大な数(2000社以上)でしたので、全てをチェックするのはもちろん難しいのですが、決算を見て、「おっ!これは!」という銘柄を3銘柄ピックアップしてみます。
いずれも、今期増配率が20%以上の株主還元を充実させた銘柄です。
配当金をドン!と増やしている銘柄は、それだけ業績が好調な証拠ですので、注目に値しますね。
増配率20%以上の3銘柄をまとめてみました。
増配率がすごかった銘柄
3465 ケイアイスター不動産
ケイアイスター不動産は、1月にも取り上げた銘柄です。あのとき速攻で買うべきでした。。
気になる銘柄はとりあえず保有すべきですね。反省。
決算前に打診買いはしたのですが、もっと仕込めばよかったです(現金なかった)。
ケイアイスター不動産は、戸建て住宅を手掛ける会社で、セミオーダー分譲住宅が強み。
分譲住宅に力を入れている会社で、北関東で強みを持っています。
配当金は、
なんと1株61円(増配率43.9%)
の大幅増配を発表しました。
100株保有でも6,100円も配当金が増えますね。
配当利回りは3%台から一気に5.5%にまで上がりました。
業績面も好調で大幅増収・増益を発表しています。
輸入木材が高騰するウッドショックが言われていますが、21年12月末までの分はすでに仕入れ確保済のようですね。
売上、経常利益ともに成長率がすごいですね。
同社は、他社が参入しにくい1区画などの小ロットの区画でも建てていきますので、土地の仕入れ業者からすると同社を選んでいく良い循環ができています。
また、AIを導入して購入するかどうかをすぐに返事をするようなデータベースを構築しているのも強みですね。
また、分譲住宅とはいえ、セミオーダーで建てることができ、差別化できる点は購入者からすると良いですね。
アプリで図面オーダーができることも導入予定で、また、アプリ開発によるストックビジネスも期待です。
まだ、全国に空白地が多くありますので、同社の成長が楽しみですね。
現状の指標面では、激安だと思います。
懸念は財務面の悪さですが、在庫回転率も高く、低金利が続くことが想定される中、それほど懸念されることはないのかなと考えています。
株価と指標面です。
2352 エイジア
続いて、大企業・中堅企業向けにマーケティング促進のEメール配信を中心としたCRMアプリケーションを手掛けるエイジアに着目してみました。
CRMは顧客管理をする経営手法のこと。
同社は、メール市場パッケージでトップシェアを誇っています。
配当金についても積極的です。
12期連続の増配
に加えて、
1株5円・前期比20%の増配
を打ち出しています。
配当性向30%を目安に継続的な増配を打ちだしており、それを12期続けていることはすごいですね。
私は増配銘柄の一覧を作っていますが(約190社)、私が調べる限り、3月決算企業で12期連続増配を続けている銘柄は、35社しかありません。
その1社ですからすごい会社です。
業績面でも、12期連続増収と素晴らしいですね。
利益率も高くてすごい会社です。
クラウド化が進んでおり、同社のサービスを導入している会社の解約率は0.1%と極めて低いです。
同社は、株主優待も導入しています。
3月及び9月の年2回で、株主優待ポイントを導入していますね。
200株以上 | 1,000ポイント |
---|---|
300株以上 | 1,500ポイント |
400株以上 | 2,500ポイント |
500株以上 | 3,500ポイント |
700株以上 | 5,000ポイント |
【2021年3月の権利確定日】
- 3月末日が権利確定日の権利付き最終日は3月29日(月)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、3月30日(火)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
【2022年9月の権利確定日】
- 9月末日が権利確定日の権利付き最終日は9月28日(水)(この日までに株保有が必要)
権利落ち日は、9月30日(金)(この日以降に株を売っても優待がもらえる日)
株価と指標面です。
2130 メンバーズ
同社は、企業向けのデジタルマーケティング支援、例えば、Webサイトの構築、UXデザイン、データ分析などを提供している会社です。
配当金についても、
9期連続の増配
を続けており、
増配率34.3%
と高い増配を発表しています。
過去の増配率を見てみても、
20%以上の増配が続いており、
凄まじい会社
ですね。
また、同社は株主資本配当率であるDOEを還元方針にしています。
DOEは、配当性向と異なり、株主資本が算出根拠ですので、減配しにくい銘柄です。
(配当性向×ROEでも算出可)
DOE(株主資本配当率)=配当総額÷純資産
- (配当総額÷当期利益)×(当期利益÷純資産)
配当性向×ROEで計算することができます。
配当の指標としては、単年度に稼いだ純利益に対する配当の割合を示す配当性向が一般的だ。
しかし、純利益は年度によって変動が大きく、配当性向だけを基準にすると配当金額が安定しなくなることもある。
一方、DOEの場合、ベースとなる株主資本は株主が出資した資本に、これまで蓄積した利益剰余金を加えたストックであり、比較的変動が少ない。
業績面も見ておきましょう。
美しい右肩上がり+利益率の改善です。
株主優待はありませんが、こうした銘柄は長く保有したい銘柄と言えますね。
インバウンド関連の支援も手掛けている会社なので、アフターコロナ銘柄としても注目しています。
DX銘柄としても見ておきたいところ。
時価総額はまだ300億円台と成長余地ありですね。
大増配が続く銘柄!
今回の決算発表の中から、増配率が20%を超えるすごい会社に着目してみました。
ほかにもありましたので、取り上げたいと思っています。
まずは、3社をピックアップしてみましたが、いずれもすごい会社ですね。
この3社のなかではケイアイスター不動産のみ保有しています。
特に増配が続いている銘柄ですので、その業績の良さ、ビジネスモデルの良さ、もっと詳しく見る価値は十分にあると言えますね。
3社の増配率です。
銘柄 | 売上高 (前期比) | 営業利益 (前期比) | 当期利益 (前期比) | 今期増配率 |
2130 メンバーズ | 25.8% | 42.7% | 33.8% | 34.3% |
3465 ケイアイスター不 | 18.8% | 22.6% | 31.3% | 43.9% |
2352 エイジア | 33.7% | 46.0% | 52.7% | 20.0% |
気になる銘柄は、私は少額でも買いに行きます。
株主になることで、やはりその会社の関心が変わってきますからね。
将来のお金の不安を小さくしていくためには、資産運用は欠かせません。
資産運用の代表的なツールが「株式投資」。
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