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30代のリアルな貯金・収入はどのくらい?貯めている世帯は年収以上

統計 お金 rawpixel-589084-unsplash統計
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30代は何かとお金がかかる時期です。

お金に興味を持つ時期とも言えます。やはり、家族を持つ、マイホーム選び、あるいは、独身で行くのかなど、いろいろとライフプランを考える時期ですからね。

恥ずかしながら、私もお金のことを真剣に考えだしたのが結婚をしてからです。と言っても、まだ貯金をするくらいしか考えていませんでした。

将来のライフプランを考えだしたのは、最近と言ってもいいかもしれません。

私と同年代となる30代はどのくらい貯金して、どのくらいの収入があるのでしょうか。

金融資産は、金融広報調査委員会の調査と給料は国税庁「民間給与実態調査」(平成28年)を見てみました。

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30代の金融資産

金融資産の有無

30代の金融資産を保有しているのは、全体の66.3%となっています。

家計の金融行動に関する世論調査16 年齢

資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査]2017より作成

30代に限らず、各年代に言えることですが、約30%は金融資産を保有していない世帯となっていますね。

30代の年収別 金融資産(平均値・中央値)

平均値は、金融資産を多く持つ人がいれば引き上げられる傾向になるため、より実態を表すのは中央値だと言われます。

30代の年収別の金融資産を見てみると、次のようになっていました。

家計の金融行動に関する世論調査18 30代貯金

資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査]2017より作成

年収300~500万円の世帯が数としては多いですが、

【年収300~500万円の世帯】

  • 平均値 394万円
  • 中央値 150万円

となっています。

30代 年収300万円未満

年収別に見ていきましょう。

年収300万円未満は、実に46%が金融資産を保有していません。

かなり厳しい状況が伺えます。

家計の金融行動に関する世論調査19 30代貯金 年収300

資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査]2017より作成

金融資産を保有する場合でも、最も多いのが「100万円未満」ですね。

30代 年収500万円未満

次に、年収500万円未満です。

こちらも金融資産を保有していない割合が38.5%と高くなっています。

家計の金融行動に関する世論調査20 30代貯金 年収500

資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査]2017より作成

ただ、金融資産を保有する世帯では、その金融資産保有額が最も多いのが、

  • 「500万円~700万円未満」(9.6%)

となっており、年収以上の金融資産を保有していることが分かります。

30代 年収750万円未満

年収が500万円を超えると、金融資産を保有していない割合がグッと減ります。16.9%と6世帯に1世帯の割合となっています。

家計の金融行動に関する世論調査21 30代貯金 年収750

資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査]2017より作成

金融資産を保有する世帯では、その金融資産保有額が最も多いのが、

  • 「700万円~1,000万円未満」(13.1%)

となっており、先ほどの年収区分と同様に、年収相当の金融資産を保有していますね。

30代 年収1,000万円未満

最後に、年収1,000万円未満の割合です。

気になるのが、金融資産を保有していない割合が22.9%とやや上がっています。

年収が700万円超えと高属性の場合、支出が多くなり、意外とお金が貯まらないとも言われますが、まさにそれを表しているような数字ですね。

家計の金融行動に関する世論調査22 30代貯金 年収1000

資料:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」[二人以上世帯調査]2017より作成

金融資産を保有する世帯では、その金融資産保有額が最も多いのが、

  • 「500万円~700万円未満」(17.1%)

となっており、お金がなかなか貯まっていないことが表れています。

一方、金融資産が1,000万円以上の世帯が20%もいます。

2,000万円以上になると、8.6%とおよそ10世帯に1世帯がかなりの金融資産を保有していますね。

なお、年収1,000万円以上のデータもありますが、サンプル数が少ないので割愛します。

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30代の年収

国税庁「民間給与実態調査」では、毎年、給与額を調査しています。

そのデータを見てみると、年代別は次のようになっています。

統計 民間給与実態調査 国税庁H28 平均給与

国税庁「民間給与実態調査」(平成28年)事業所規模別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額より作成

30代を抜粋すると、次のようになっています。

(単位:千円)30~34歳35~39歳
4,5675,117
3,1472,999
4,0344,328

30~34歳では、男女合計では、年収403.4万円となっていますね。

35~39歳では、男女合計では、年収432.8万円と上昇しています。

さきほどの金融広報中央調査委員会のデータと照らし合わせると、「年収300~500万円未満」の区分になりますね。

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金融資産を貯めている世帯は、年収以上を貯めている

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金融資産を保有していない世帯は、年収が上がるにつれて少なくなっています。

ただ、年収750万円以上の属性が高くなっていくと、逆に金融資産を保有していない割合が増えていました。

また、金融資産保有額も少なくなっています。

収入が増えたとしても、それ以上に支出していれば、お金は貯まらないという原則を忘れてはいけませんね。

収入がアップしていも、私たちの所得税は累進課税で上がっていきます。

課税される所得金額税率控除額
195万円以下5%0円
195万円を超え 330万円以下10%97,500円
330万円を超え 695万円以下20%427,500円
695万円を超え 900万円以下23%636,000円
900万円を超え 1,800万円以下33%1,536,000円
1,800万円を超え4,000万円以下40%2,796,000円
4,000万円超45%4,796,000円
[平成29年4月1日現在法令等]

手取りベースでの伸びは、さほどないのが給料です。

人生100年時代とも言われますので、収入の伸び以上に支出しないようにすること。これは、ホントに大事なことだなと改めて思いました。

貯めている世帯は、年収以上の金融資産を保有しています。

まずは、めざすは年収以上ですね。

また、30代は定年まで20年~30年の時間があります。

その時間を活かして、コツコツと積立投資などの資産形成にも取り組んでいくべき世代だと考えます。

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以上、30代のお財布事情を見てみました。

ではでは。

30代の年収1,000万円以上を見ています。

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